MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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DOUBLE PLAY! 22:59

「DOUBLE PLAY!」というレコードを入手した。
ご存じない方は、このジャケットを見てどんな音楽を想像するだろう。
健康的なお色気をたたえたお姉様は、一体何を私たちに伝えようとしているのか。
このレコードがリリースされたのはおよそ50年前、1958年である。
その時といまとの時間的空間的隔たりはあまりに大きく、そして深い。
1958年といえば、アメリカがまさに「アメリカ」であった時代ではないか。
アメリカが最も輝いていた時代の息吹がこのレコードに入っているのではないか。

日本でも昭和40年代くらいには、お色気系ジャケットのレコードがたくさんリリースされていた。
それらは、メーカーの思惑に乗せられて(?)ステレオセットを買ってみたものの、多くのお父さんはどんなレコードを買ったら良いかが分からなかった。
単なるヒット曲を買うのもなんだし、クラシックでは難しいし、何かレコードを買いたいのだがさてどうしよう?
そんなニーズに応えたのが、お色気ジャケットのレコードだったということのようだ。
しかし、あのようなジャケットは、家族の集うリヴィングに置くのは不向きに思われる。
とすると、買ったもののひっそり隠し置かれ忘れられていったのではないか。
多分結局あまり聴かれなかったんだろうな。
それらの多くは、ポップスやラテンのヒット曲をアレンジしたイージーリスニングが収録されていたようだ。

で、このレコードはどんな内容なのか?
タイトルの「DOUBLE PLAY!」の由来は、アンドレ・プレヴィンとラス・フリーマンというジャズ・ピアニストの共演であることに由来している。
スウィンギーにしてダイナミックに、エレガントかつリリカルに弾きまくることを信条とするプレヴィンに対して、唄の伴奏に最大の魅力を発揮するいわば地味なフリーマンが組んだのである。
予想通り、アンドレ・プレヴィンの伴奏をラス・フリーマンがしているというアルバムであった(笑)
てっきり2人だけのアルバムかと思っていたが、ドラムが入っていたので驚いた。
トリオということならば、ラス・フリーマンより、ベースを入れた方が良かったのではないか、と思うのは私だけだろうか…。
もっとも、それだといつも通りってことになってしまう。
それをなんとかしたかったんだろうけど。

そして、ジャケットに燦然と輝く「STEREO」の文字は、コンテンポラリー・レコードのサブレーベル、ステレオ・レコーズからのリリースを表している。
私はこのステレオ・レコーズを集めている。
この間の紹介から随分経ってしまったが、こうしてこつこつ地道にやっている。
ステレオ・レコーズはトータルで30枚しかリリースされていないごくごくマイナーなレーベルである。
モダンなジャズから、トラディショナルなジャズまでをカヴァーしたラインナップは、ロイ・デュナンによる素晴らしい録音も相まってとても魅力的だ。
30枚のうち、そろそろ集めやすいレコードは揃いつつあり、残るは高額系か、値段は高くないがメガレア系が残っている。
高額系レコードはというのは、実はお金さえ払えば手に入れるのがさほど難しくない。
つまり、人気盤なので売れるから店に入荷する確立が高いのである。
しかし、日本で聴く人いないんじゃないかというような不人気にしてレアなレコードは、高価でないがほとんど店頭に並ぶことがないのだ。
それゆえ、コンプリートは無理かも、と弱気になるっているのである。
まあ、こつこつとお店に足を運んで地道に探すしかない。
もちろんこれこそがコレクションの楽しみなのであり、このまどろっこしさを楽しめるのがコレクターなのである。
簡単に集まらないからこそ楽しい、みたいな(笑)

そしてやっと見つけた「DOUBLE PLAY!」が、シュリンク付きだ! なんて喜ぶのである。






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ちっちゃなレコードをでっかい音で聴く 22:58
CHARLIE PARKER
チャーリー・パーカーは厄介だ。
ジャズの教科書には必ずその名が登場する偉大なアルトサックスプレイヤーだ。
名前からしてもう、あまりに偉大すぎるではないか。
こんだけ絶賛されてるんだから素晴らしいに違いないと、みんなが思っている。
けど、あんまり聴かれてないようにも思う。
どうなんだろう?

モダン・ジャズを聴きはじめた大学生の頃手にしたLP「バード・シンボルズ」は、よく分からなかった。
パーカーのサックスは「モダン」どころか古くさく思われた。
ちょっとこもったような録音の悪さが、古くささに拍車をかけていた。

実際、ちょっとがっかりした。

チャーリー・パーカーってこんな程度なんだ、と思った。
一方で、チャーリー・パーカーを良いと思えない自分の耳は間違っているのではないか、という後ろめたい気持ちもあった。
ただ、チャーリー・パーカーってどう?と周りに聞いみても一様に分かってないようなので、安心した。

なんだ、みんなそんなに好きじゃないんだ、と。

さて、時はそれから20年経った。
個人的にはあっという間だったけど、20年といえばそれなりの年月だ。
一人の青年が運命の女性と出会い結婚し居を構え2児を授かり幸せな家庭を持つには十分な時間である(笑)
20年前、パーカーなんて大した事無いよ、などと言っていた自分を顧みて大いに反省するには十分過ぎる時間が経ったということだ。
そして、こんな素敵なクレフ・レコードのEPなんてものが手元にあったりする。

そう、チャーリー・パーカーは素晴らしいのだ。

自由で大らかでのびのびとしている。
何しろ、生音がでかそうなのが良いではないか。
彼の演奏を気の利いた言葉で表現するなんてことはとても出来ない。
ここはひとつ「NOW'S THE TIME」をお試しあれ。

是非とも、大きな音で!





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カワイイ 22:51

かつて、私のボキャブラリーに「カワイイ」という言葉は無かった。
しかし今はある。
今の私は、ペンギンの描かれたレコードジャケットを見て「カワイイ」と思う。
かつてならただ、「良い」あるいは「カッコいい」と思ったことだろう。

私の人生では「カワイイ」をかたくなに拒んできたといって過言ではない。
女性が「カワイイ♡」と言っているのを聞くのもあまり好きではなかったし、ましてや男が「カワイイ」なんて言うなどもってのほかだった。
なぜ、私は「カワイイ」が駄目だったのだろうか。
「カワイイ」で定義される世界と、「カワイイ」で語られ共有される世界観が、私にとっては格好悪く思われた。
「カワイイ」で表現される世界の背景色は「ピンク」ではないか。
私は、そのようなピンクの世界に暮らすことを積極的に拒んでいた。
一体私は、この世界がどうあるべきだと考えていたのだろう。
それは、格好良くあるべきだ、と思っていたのだった。

「カワイイ」で表現される世界を私のまわりに持ち込んだのは妻だった。
「あの服カワイイ」というような、ごく普通に女性が使う「カワイイ」であった。
最初は過敏に反応したことだろう。
しかい幸い、妻の言う「カワイイ」は、ピンクの背景の「カワイイ」ではなかった。
「あれが好き」という程度のことを「カワイイ」という表現だということが分かった。
このようにして私のまわりに「カワイイ」は入り込んできたのだ。

そしてちび達の誕生が「カワイイ」の領域を家庭全体に広げていった。
ちび達は「カワイイ」。
私にとっても、疑う余地無くカワイイ。
ちび達にまつわるさまざまなモノ、服やおもちゃなどもすべて「カワイイ」。
カワイイは日常のあらゆる分野を凄い勢いで塗り替えてしまった。
そうして、「カワイイ」は定着していった。

「カワイイ」がどうこうなんてめんどくさいそんなことどうでもいいや、という歳になったとも言える。
若いうちは、何でも無いことに、こだわったり反抗したりするものだ。
今でもゆずれないこだわりはいくつもあるが、どうでも良いようなこだわりは無くなってゆくばかりのようだ。
反抗にいたってはもはや忘却の彼方だろう。
こんな風に人は歳を重ねてゆくのだね。

このペンギンジャケットのレコードを最初に買ったのは20代中頃だった。
12インチに収められた再発盤だった。
シェリー・マンらしい「マイ・フェア・レディ」のような、ひたすらスウィンギーな内容を期待して買った。
しかし、少々実験的な内容に面食らい、そのまま棚の奥へ直行だった。
「"THE THREE" & "THE TWO"」というタイトルの意味を買ってみてはじめて分かった。
これは、A面が三人、B面は二人で演奏されている。
どちらのサイドともベースプレイヤが参加していないのだった。
A面は、Shelly Manne (ds)、Shorty Rogers (tp)、Jimmy Giuffre (cl,ts,bs)という三人。
B面は、Shelly Manne (ds)、Russ Freeman (p)という二人。
後に、シェリー・マンがインパルスから「234」という名盤を出しているが、これは同じコンセプトな訳だ。
20代中頃の私は「234」という名盤のことも知らなかった。

今回レコード屋さんでみつけた「カワイイ」ペンギンジャケットは、ひとまわり小さな10インチ盤だった。
タイトルも「THE THREE」となっていた。
「THE TWO」の10インチ盤が存在するのか。
どんなジャケットなのか。
私は知らない。

「THE THREE」である、Shelly Manne (ds)、Shorty Rogers (tp)、Jimmy Giuffre (cl,ts,bs)という三人の演奏を久しぶりに聴いた。
10数年前には馴染めなかった少々実験的な演奏も、これが案外良いのだ。
このレコードはリリースされた時からずっとこの演奏が入っていた。
レコードは変わらなくとも、聴く人によって、聴く人の状態によって捉え方は異なる。
こんな風に私は歳を重ねてゆくのだ。


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| RECORDS - JAZZ | comments(4) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
バザーでレコードを買う 08:40

先週、ちび達の通う小学校でバザーが開かれた。
家でお昼を食べた後、のんびり妻と訪れた。
体育館にテーブルが配置され、家庭から持ち寄られた食器、家庭用品、衣類などが並べられている。
そろそろバザーの終わりも近いということで叩き売りが始まっていた。
良い品は午前中のうちに売れてしまったのだろう、売れ残り中心ののんびりした品揃えであった。

一通り見て帰ろうとした先に、床に段ボールにいくつか置かれ、本が詰まっているではないか。
近づくとそのうちの一箱にレコードが入ってる。
LPとシングルがあわせて四五十枚か。
まさかレコードがあるとはね、と妻が笑って言う。
もしかしてとは思ってたけど、と私。

小学校のバザーにレコードがあってもあまり期待は出来ないよ、と言いつつ見ないでは帰れないのが私だ。
しかし、すごい勢いでレコードをチェックしているところを同級生の父兄に見られたら恥ずかしい、とも思いつつ、膝を折ってさくさくっと段ボールの中のレコードを見る。
横を「あらレコード懐かしい」なんて言う御婦人が通り過ぎる。
もちろんこれがレコードに対する普通の反応ではある。

そこにあったレコードは、懐メロや演歌系といった私にはどうでもいいモノがほとんどだったが、2枚だけ抜いてみた。
1枚は写真のリー・コニッツのヴァーヴ盤「モーション」である。
帰って無造作にジャケットに貼られた「¥100」の値札を剥がしたら四角く抜けてしまった…。
ま、バザーだからしょうがない。
もう1枚は、グラハム・パーカーの何かで(タイトルは忘れた)、中身を確認したら演歌のレコードが入っていた。
あぶないあぶないと箱に戻した。

妻が買った皿などとともに会計を済ませる。
帰りの道すがら、バザーにレコードがあるなんてね、と話しながらふと、ほかにどんなレコードがあったのかを考え、ごっそり誰かが抜いてたりして、と思ったら想像が暴走し困った。
つまり、リー・コニッツの「モーション」なんていう分かったレコードを持っていた人が出したということは、ほかにもそれなりのタイトルがあったかもしれない訳で、バザーでレコードチェックする人は少ないとしても、見る人が見ていたら1枚100円だしまとめて買っていこう、ということになってしまったのではないか。
とすると、一体どんなレコードがあったのだろう。
まさか、モダン・ジャズのオリジナル盤があった可能性は低いとしても、無かったとは誰にも言い切れない。
いやまさかまさかロックやソウルやジャズのアメリカ盤がザックザクだったなんてあり得ない、と思いたいが可能性は可能性として決して否定出来ないのである。
ああ午前中から見とけば良かった、なんて後悔してもあとの祭り。
私が悔しがる横で、妻はただあきれて笑うのみである。

帰って聴いたリー・コニッツの「モーション」がまたとびきり格好いいじゃないか。
リー・コニッツ(as)が、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ソニー・ダラス(b)という黒人リズム隊に真っ向勝負で対峙したピアノレストリオ。
気合いと緊張感みなぎる好盤である。
ほかにどんなレコードがあったのかなァ。
はあ。








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RELAX AND ENJOY IT! 09:01

私はいろいろなことに想い悩んできた。
他人にすればどうでもよいであろうささいなことを気にやむことが多かった。
自意識過剰、あるいはコンプレックスってやつだ。
考えてどうなることでもないことをあれやこれやと抱えていた。
30歳くらいまではかなり息苦しい日々を過ごしていた、と今になって思う。
しかし人生も中年の域に入ったこの頃では、そんな自分の性格にもなんとかお折り合いが付けられるようになってきている。
実際、かなり楽に日々を過ごすことが出来るようになっている。
もちろん「コンプレックス」ということに限って言えばであって、新たな悩みは尽きないのだけれど。

ささいなことにあまり捕われなくなっている自分に気付いた時に、年を取るのも悪くない、そう思えるようになった。
「オヤジ」と言われるいう歳になることに、軽い恐怖のような気持ちがあった。
が、歳をとることを許してしまえばそれだけでまたずいぶん楽になることに気付いた。
歳に抗うことをやめて「ま、いっか」と身をゆだねてしまえばいいのだ。

先日入手したこのレコードを聴くのも、オヤジ化した自分に喜びを感じる瞬間である。
年を取るのも悪くない、のである。

  GERRY WIGGINS / RELAX AND ENJOY IT! (CONTEMPORARY M3595)

実に地味なピアノトリオである。
噛み締めるほどに味が出て来る。
リラックスした、ジャズの楽しさに満ちたレコードである。
1962年、ロサンジェルスのコンテンポラリースタジオでロイ・デュナンによって録音されたサウンドは、繊細で柔らかで温かい。
演奏といい、サウンドといい、コンテンポラリーレコードここにあり!という素晴らしさである。
ブルー・ノートこそがジャズ、ヴァン・ゲルダーこそがジャズサウンド、とお考えのハードバップ原理主義者には決してお薦めしないが、昼間にビールなど飲みながらリラッスするには最適な1枚ではないか。
「RELAX」って大書きのジャケットがまた素晴らしくてね(笑)
このレコードを聴きながら、自意識の呪縛から解放されているのを実感する日々なのである。



このレコードとは直接関係ありませんが、Benny Carter と Harry "Sweets" Edison のバックで GERRY WIGGINS がピアノを弾いています。どうぞ。






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