MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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テイク・ファイヴ 10:59

ジャズのはじまりはたぶんテイク・ファイヴだった。
その曲は、テレビからいきなり流れてきた。
「なにこれ、カッコいい!」

その頃私は中学生だった。
すでにロックに夢中になっていた。
つまずくような印象的なリズムと不思議に異国風なメロディが突然流れだした。
アリナミンかなにかのCMにテイク・ファイヴが使われていた。

「なつかしいなあ」
父がぽつりと言った。
尋ねると、デイブ・ブルーベックさ、と父は言った。
「これがモダンさ。モダン・ジャズだよ」

私にとって、これがジャズについてのもっとも古い記憶である。
さっそく図書館でテイク・ファイヴの入ったカセットテープを借りて聞いた。
そのオムニバスアルバムをダビングして何度も聴いた。
てっきり、この曲のメロディを演奏しているのがデイブ・ブルーベックだと思っていたが、その間違いを知るのはずっと後のことだ。

そういえば当時父はこうも言っていた。
「この曲のこのメロディを、くちぶえで吹ければたいしたもんだ」と。
リズムとるのもけっこう難しいんだよ、と。
試してみると、確かにぜんぜん吹けなかった。

いまなら少しくらいは、それらしくくちぶえをふけるようになった。


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メッチャ、サラリーマン 09:45

朝、出勤前にコンビニへ寄ったときだった。
店の前には、朝まで遊んでいた派手ないでたちの若者が車座になっていた。
周りにはカップラーメンや弁当の容器が散らかっていた。
彼らは一様にテンションが高く、明らかに深夜の盛り上がりを引きずっていた。
入り口を半分ふさぐように居座る彼らを迂回しなければならないのが面倒だった。
横を通る際、ひとりと目が合った。
彼はとなりの仲間の腕を引っ張りながらこう言った。

「おいおいあの人、メッチャ、サラリーマンじゃん!」

イヤホンをしていた私は、聞こえないふりをしてコンビニへ入った。
飲み物の棚にむかう私の頭の中を「メッチャ、サラリーマン」という言葉がぐるぐると回っていた。
店内の鏡に映る自分の姿を眺めてみる。
「メッチャ、サラリーマン」
なるほど、悪くない。

髪型に関するエントリーを書いたことがある。
私はその記事で、女性の髪形ではボブが大好きである、と書いた。
それは今も変わらないのだけれど、自分もボブにしている、という部分には変化があった。
今年の春頃に切った。
「mono-monoさんてけっこう髪形変えますよね」
一般的な男性は他人の髪型について何か言ったりしないし、一定の年齢を超えると自分の髪型にも無頓着になる人が多いように思われる。
私は、同僚にもそんなことをいわれるくらいけっこう髪形を変えるのである。
今の髪型は、サイドの内側を刈り上げたいわゆる「ツーブロック」。
それをぴっちり三七に分けている。

その髪型に、黒のブロータイプの眼鏡をかけてきちっとスーツを着れば、なかなかにクラシックないでたちとなる。
いつの時代の人だろう、と言ったら少し大げさだが、そんなスタイルを目指している。
そのような見た目の私と目が合った若者の口をついたのがこの言葉である。

「おいおいあの人、メッチャ、サラリーマンじゃん!」

この言葉の真意は不明ではあるが、私としては、ねらいが的確に伝わったものと理解したい。
タイムマシンに乗ってあらわれた昔のサラリーマンみたいじゃん、とでもいうような。

私にとっては最上級の褒め言葉である(笑)。



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コーヒーをブラックで 08:15

私は「大人への憧れ」に突き動かされてきた。
大人への憧れは、十代の頃、音楽への興味からはじまった。
憧れのミュージシャンが目標となった。
あんな大人になりたい、そんなことを考えるようになった。
歳を重ねるごとに聴く音楽の幅も広がり、憧れの大人像も多様になった。
しかし今もなお、「大人への憧れ」に私の日常は支えられている。
四十を越えてもなお、大人に憧れているのだ。

十代の頃、音楽といえばロックだった。
ほとんどが洋楽だった。
海外ミュージシャンは圧倒的に格好良くみえた。
金髪、革ジャン、ジーンズにごついブーツ。
周囲に憧れの対象となるような大人はなかなかいなかった。
一方で、地方都市に暮らす少年の知っている世界はとても狭かった。
通っている学校とその周辺、そこに関係する少しばかりの人たちくらいの世界だった。
ロックを聴いている先生というそれだけで尊敬する、そんな世界だった。

ロックそれ自体はもちろんのこと、ロックを聴くためのレコード、物としての「レコード」、レコードを聴くという行為、それらも痺れるほど格好良く見えた。
月に1枚、せいぜい2枚のレコードを買うのがやっとだった。
レコードを買って、レコード袋をさげて帰る道のりは、欲しかったレコードを手にいれた嬉しさとともに、レコードを持って歩いているという行為自体に酔っていた。
ショーウィンドウに映る、レコードを持っている自分の姿を横目で確認しては、こみ上げる笑みをかみ殺していた。
音楽はただそれ自体で存在しているのではなかった。
音楽とそれにまつわる世界すべて、つまりそれはライフスタイル、つまり生き方を表していた。
興味は音楽以外へも広がっていった。

ライフスタイル。
それは例えば、タバコであった。
パッケージから1本のタバコを抜き出して口にくわえ火をつけフウと吐き出す。
流れるように一連の動作で行われる、タバコを吸うという行為。
タバコがありライターがありそれを扱う人がいる光景。
ドラマや映画の喫煙シーンに釘付けになったものだ。
初めてのタバコは小学生の頃、父親のすい差しをふかしてみるところからだった。
その後は高学生の頃、人気のない自動販売機でタバコを買って、人気のないことを確かめておそるおそる火をつけた。
頭がしびれてくらくらした。
コンビになんてない時代、ライターはどうやって手にいれたんだろう。
その後は、鏡の前でタバコの吸い方を研究したり、マッチで格好良く火をつける練習をしてみたり、新品のジッポライターをこなれた風合いに見せるため細かい番手のサンドペーパーで磨いてみたりしたものだった。
ずっと前にタバコはやめてしまったけれど、あの頃たばこに憧れた気持ちは今でも思い出すことができる。

私が憧れた大人のライフスタイルはつまり、そんなディテールの積み重ねだった。
レコードを聴き、タバコを吸い、コーヒーをブラックで飲むとか、そんないちいちが格好良く見えた。
私はそんな憧れを積み上げて成長してきたのだ。
そして私は今でも大人に憧れている。
一人で居酒屋の暖簾をくぐる、とかね。

私が憧れの大人になるにはまだまだ時間がかかるようだ。


テレビ東京の深夜番組「孤独のグルメSeason2」がはじまった。
あれは大人っぽくて大好き(笑)。


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歳のことは考えたくないのだけれど 09:20

この夏、私は43歳になった。
自分史上最年長記録更新中(笑)。
当たり前だがそのことに驚く。
おじさんだなあ、と思う一方で、おじさんになってたまるか、と強く意識している。

おじさん、とは何だろう。
抗うことをあきらめてしまった状態、だろうか。
何に抗うのか?
それは、いろいろなことに対して、と言っておこう。

自分の気持ちでは28歳くらいで止まっている。
つまり、意識の中では肉体も精神も28歳ということだ。
しかしそうもいかない。
日々は確実に進んでいく。
ちび達が気が付くと大きくなっているのだから、私も着実に歳をとっている。

歳を聞かれると、たいがい「(その歳には)見えませんね」と言われる。
「若いっすね」と驚く人もいる。
まんざらでもない。
というか嬉しい。
すっごく。
さらに言うと、驚かれることを期待している。
自分でもはっきりと「若くありたい」と思っている。
見た目も、そしてもちろん中身も。
不自然な若作りをするつもりはもちろんない。
ごくふつうのあり方としての若さを保ちたい。

一方で、若くありたい、という自分の意識に自分の「老い」を実感している。
「老い」といったら大げさだが、若いうちには若くありたいなんて思わないのだから、自分が歳をとったことをひしひしと感じる。
しかし馴染んでいくしか方法はないのだ。
自分の歳を自分で認めていくしかないのだ。
「とおちゃん大丈夫、いけてる(笑)」という娘の言葉が最大の励みである。

コンビなどでお酒を買うとレジで年齢確認のアラートが鳴る。
しかし店員は私に対して年齢確認をしない。
私の姿からは、年齢確認の必要がないということだ。
当たり前なのだが、少しさみしい(笑)。


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私の大好きな渋谷駅 23:09

東急東横線渋谷駅は東急東横線の始発駅であり、終着駅である。
東急東横線下り線は、渋谷駅から出発する。
東急東横線上り線は、渋谷駅が終点である。
横浜方面から来た電車が渋谷駅に着くと、乗ってきた乗客を降ろす。
そして、新たな乗客を乗せて横浜を目指す。
東急東横線はそれを繰り返す。
特急も急行も普通も、最終的に渋谷駅に到着し折り返す。

東急東横線渋谷駅の正面改札から入ったときの眺めは素晴らしい。
その眺めはヨーロッパの主要駅のようだ。
細長いホームがいくつも前へ前へと伸びていく。
それを私はとても美しいと思う。
タイミングよく乗降客が途切れた時間に改札にはいることがある。
ホームには人がほとんどいない。
それはとても幸運な時間だ。

視界の左右いっぱいに駅が広がっている。
天井はそれほど高くないが、とても広い空間だ。
プラットフォームがいくつも視界の左右につらなっている。
その空間の上を、プラットフォームに対して直角にかまぼこ型の屋根がずっと先まで繰り返されていく。
そして渋谷駅には7つのプラットフォームがある。
4つが乗車用であり、3つが降車専用である。
私はこの眺めが好きだ。
東急東横線渋谷駅が好きだ。

気が付けばもう20年くらい東急東横線を使っている。
この沿線に住むことになったのは最初の仕事場が六本木だったからだ。
六本木は地下鉄日比谷線である。
日比谷線と東横線は相互に乗り入れ運転をしている。
だから東横線沿線に家を探したのだ。
なにしろ日比谷線沿線は家賃が高すぎた。
一方、東横線には、学芸大駅や都立大駅という駅がある。
大学はとっくに移転した後なのだが、周辺はもともとは学生の街だった。
学生用のアパートの名残はその頃にはまだあって、安く借りることが出来た。
風呂無しアパートや銭湯だって、まだまだたくさんあった。
それらはその後、あっという間になくなってしまった。
20年とはそんな時間なのである。

東急東横線の渋谷駅は、来年リニューアルすることになっている。
副都心線との相互乗り入れのため、駅は地下に移される。
渋谷駅の手前、代官山駅を過ぎると線路の両側は工事のために覆われている。
工事は着々と進んでいるようだ。
つまり、地上の渋谷駅は近い将来姿を消してしまう。

夏の東急東横線渋谷駅は過酷に暑い。
駅の一方は外へと開いているが、一方はビルに塞がれている。
そのためおそらく、空気が流ず暑い空気が抜けないのだろう。
駅を覆うかまぼこ屋根は日差しにじりじりと焼かれ、停車中の電車は車内の暑い空気をプラットフォームへと吐き出す。
そのためホームは気が遠くなるほど気温が上がる。
プラットフォームで電車の到着を待つのはとてもつらい時間だ。
でも、この暑さを体験できるのもこの夏が最後になる。

毎日のように渋谷駅を使いながら、この景色が見られなくなってしまうことを私は想う。
この風景をあと何回見れるだろう、と少し切ない気持ちになる。
カウントダウンは毎日確実に進んでいる。



しばらくブログの更新が途切れたのは、多忙とインターネットの不通が重なって、インターネットの復旧手続が遅れたことによります。
えっとこれ誰にいってるのかな?(笑)


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