MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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THE WHOLE BURBANK CATALOG 10:29

ジャケ買いです。

中古レコード店でこのレコードを引き上げて、ときめきました。
ジャケットをみてピントきた方は、雑誌「ホール・アース・カタログ」の表紙を思い浮かべたことでしょう。
ジャケットデザイン、レコードタイトルのタイポグラフィはあきらかに、「ホール・アース・カタログ」という60年代の雑誌からの引用です。
2枚組ジャケットの見開きにはブックレットがついています。
おそらくこのブックレットも「ホール・アース・カタログ」のレイアウトデザインを踏襲しているのではないでしょうか。

レコードの内容は、ようするに当時のワーナーレコードサンプラーです。
収録アーティストがなかなか面白いのです。

Jerry Garcia、Allen Toussaint、Faces、 T. Rex、Captain Beefheart、Todd Rundgren、America、Ry Cooder、Bonnie Raitt、Ramblin' Jack Elliott、Arlo Guthrie など

いかがでしょうか。
売れ筋とは言い難いラインナップ、つまりはレコード会社の姿勢を反映したサンプラーなんです。
発売された74年は、ロックがロックだった最後の時期なのかもしれません。
これらの収録曲がラジオDJ風のおしゃべりやラジオドラマでつながっています。

なんども聴くレコードではないかもしれません(笑)
とりあえず、ジャケットを棚に飾って楽しんでおります。

本家「ホール・アース・カタログ」は、こちらからご覧頂けます。
Stay Hungry. Stay Foolish.
だそうです。
ピース!


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おやすみの日 16:06

平日の昼間、ディスクユニオンへ行った。
ジェイムス・テイラーのレコードとアイダのCDを買った。
ジェイムス・テイラーのスウィート・ベイビー・ジェイムスは、ずっと国内盤で愛聴してきた大好きなレコードだ。
買ったのは、シュリンク付き、歌詞カード付きのアメリカ初回盤。
スウィート・ベイビー・ジェイムスは決して珍しいレコードではない。
いつでも買えるからそのうち買おう、と今日まで思い続けていた。
アイダの「マイ・フェア、マイ・ダーク EP」もそうだ。
そのうち買おうと思っていた。
このCDは中古だとおもったら未開封の新品だった。
ラッキー。

家に帰り、スウィート・ベイビー・ジェイムスのレコード盤を丁寧に磨いた。
かつての所有者はタバコを吸う人だったらしい。
モノ・クリーナーのA液でワイパーを取り替えながら数回磨いてもまだ茶色くなるほどだった。
きれいになるまで繰り返し、B液で仕上げ乾燥させて、聴いた。

  Blossoms smile some sunshine down on my
  Lately I've been lonesome blossom
  It's been much to long aday
  It seems my dreams have frozen
  Melt my cares away
    JAMES TYLOR "BLOSSOM"

なんて素敵な小品だろう。


このあとは、明るいうちからひとりで、お気に入りのもつ焼き屋でいっぱいやろう。
会社帰りの人たちで混む前にさっと引き上げよう。
そのあとは?

そんなことを考えながら、休みの日の宵の口をのんびり過ごそうじゃないか。




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レコードジャケットの溝(笑) 08:33

自分にとっての当たり前が、必ずしも他人の当たり前ではない。
「そんなこと分かっている」と思っていても、正しく認識できていない場合が実は多い。
自分にとっての当たり前が、世間でも当たり前だとうっかり勘違いしてしまっていることが案外あるのだ。

たとえば、ボブ・ディラン。

66年にリリースされた名盤「ブロンド・オン・ブロンド」のタイトルは、イーディ・セジウィック(の髪の毛の色)に由来しているなんてことは世間ではまったく知られていないことを私は知っている。
しかし「ブロンド・オン・ブロンド」というアルバムがいまどき一般的にはあまり聴かれていないし、ほとんど知られてもいない、ということを私は忘れがちである。
そもそもボブ・ディランの知名度は私が思っているよりずっと低いようである。
名前だけであれ、ボブ・ディランを知っている若者は、よほどの音楽好きか、親がよほどのロック好きなのであろう。
たとえば、わが家みたいな(笑)。

話は変わるが、鈴木茂のソロアルバム「バンドワゴン」を買った。
妻はこのレコードのことをまったく知らなかった。
私からすると超有名盤であるが、妻にすれば「鈴木茂ってはっぴいえんどのギタリストなんだへえ」程度である。
「しかしすごいジャケットねえ」とそんな反応である。
私の当たり前は、妻の当たり前ではない。

これはおそらくオリジナル盤のレコードである。
驚くほど音の良いレコードであった。
クリーンな低音に、にやにやしてしまうレコードなのだ。
作詞はすべて松本隆。
はぴいえんど直系の日本語ロック+ジャズロック、ファンク、つまりクロスオーバーなのである。
鈴木茂は単身アメリカに渡り、現地でミュージシャンを自ら手配してこのアルバムを制作したという。

私はこれまでこのアルバムを聴いたことがなかった。
今回入手してはじめて聴いた。
そういうと、「バンドワゴンを聴いたことなかったなんてそんな」と思う人もいることだろう。
しかし、あなたの当たり前は私の当たり前ではない(笑)。

このアルバムをなぜ聴いたことがなかったか、と問われれば理由は単純明快である。
ジャケットが好みでなかったから買う気がしなかったのである。
発売当時(1974年昭和49年)はイケテたのかも知れないが、これはちょっと…。
強い印象のサングラス、傷んだ髪の毛、全体の色調。
このジャケットから聴こえてきそうなのは、ヤンキーミュージックとしての「ロケンロール」。
ジャケットだけでこのレコードを買う人が期待する音楽と、実際に収録されている音楽の差には広〜い溝がありそうである。



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宝探し 11:09

私が「レコード屋へ行った」というとき、たいがいはLPのみをチェックしている。
CDをチェックすることはあっても基本的にシングル盤はチェックしない。
ディスク・ユニオンといったチェーン店ではシングル盤コーナーはのぞきもしない。
なぜか。
それらの店の棚に並ぶのは、評価のはっきりしたシングル盤がそれにふさわしい値段で並んでいるからだ。
つまり、おもしろみに欠けるのだ。
そこにあるのは、ためしにこれ買ってみようか、という品揃えでも値段でもない。

その点、昔ながらの中古屋さん風情を残す店のシングル盤コーナーは楽しい。
リサイクルショップのレコードコーナーも楽しい。
床にドーンとおかれた箱一杯のシングル盤などみつけようものならわくわく感は最高潮だ。
宝探しのはじまりだ。

段ボールから、がしっとシングル盤を一束つかんで、ぱらぱら、ぱたぱた確認していく。
ひと掴み、またひと掴みと取り出して自分の横に積んでいく。
最初は丁寧に1枚ずつ見る。
しかし、そうそう面白い盤があるわけもなく、チェックするスピードが上がっていく。
次から次へめくっていく。
それにつれ見方は雑になっていく。
どうせそんなに気になるレコードはないんだからと、演歌的色合いのは数枚ずすつばしていく。
カラフルなジャケットがあれば手をとめチェック。
なんだこれ持ってるよ、とか、いらないよ、というものばかりでも、この先何が飛び出すか分からない、というモチベーションだけで手を動かし続けるのだ。
疲れてきて、目もしょぼしょぼしてきても、一通りチェックするまではやめられない。
店からすれば迷惑な客なのかもしれない、とも思う。
なのでせめて、1枚でも見つけて買おうと思うし、見た後の状態がグチャグチャにならないようきちんと箱に戻す。

今回の発掘品(出土品)は写真のブツである。
60年代、USコロンビアのシングル盤だ。
真っ赤なセンターレーベルは、LPの通称「二つ目」というデザインに対応している。

特筆すべきは、スリーヴである。
言ってしまえばたんなる紙袋である。
日本の常識からすればありえない簡素さだ。
しかしこれが素晴らしい。
美しい。
紫がかったグレーに白抜きの「COLUMBIA」の文字。
そして、ちいさく配置されたトレードマーク。
目玉に足のはえたようなデザインは、愛嬌がありながらもとてもクールで都会的だ。

このスリーヴに真っ赤なセンターレーベルが入ったさまがとても良いのだ。
その姿を鑑賞するためにこれを買ったといって良い。
そのうえ、格好良い音楽が聴けるのだ。
これ以上何を期待したら良いだろう?

  THE CHAMBERS BROTHERS
  TIME HAS COME TODAY c/w PEOPLE GET READY
  (COLUMBIA RECORDS 4-44414)


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今年最初のお買い物(トニー・ジョー・ホワイト編) 12:28

ジェイムス・テイラーの「スウィート・ベイビー・ジェイムズ」が針飛びするキズ盤だった。
国内盤LPとCDで楽しんできたが、格安だったオリジナルアメリカ盤を買ったのだ。
そのレコードを持ってレコード屋さんに行った。
店員に事情を話した。
対応が微妙にぶっきらぼうで、私は少し居心地が悪かった。
気に入らなかったレコードをわざと傷つけて返品する人がいるのかもしれない。
だから、というわけではないが、返金ではなく交換をお願いした。

レコード棚をぐるっとチェックして、このトニージョーのアルバムを見つけた。
「スウィート・ベイビー・ジェイムズ」と同様、トニー・アッシャーのプロデュースということに気付いてひとり悦に入る。
今こそが買い時だ、と。
「スウィート・ベイビー・ジェイムズ」との差額を払って店を後にした。
しかしあの店員はカンジ悪いよ。

その夜、妻がこのレコードを目に留めた。
「それ、すごいジャケットねえ」
「え」
「どうしてその写真を選んで、そのトリミングにしたのかしら。信じられないわ(笑)」

  TONY JOE WHITE ( Warner Bros. Records 1900)

私はなんともない顔写真と思っていたが、妻には強いインパクトを与えたようだ。
しかし言われてみれば、こんなアップである必要はどこにもない。
ルックスを売りにするような顔でもないし、音楽でもない。

「あなたちょっとジャケット持ってみてくれる?」と妻。
「え」
「顔の前にジャケットをこう持つのよ」

何を言い出すかと思ったが、ようするにこの顔ジャケットを私の体にぴたっと合わせようというのである。
「もうちょっと右、体の向きをそうそう開いて。そう、いいカンジいいカンジ」
すると娘がこっちに寄ってきた。
「顔でかくて笑えるわ。チョ〜きもいし(笑)」

私には自分がどんな風になっているか良く分からないが、おおよその察しはつく。
妻と娘は手を叩いて笑っている。
つまりはそういうことなのだ。
二人は大喜びであるが、私はなんだかトニージョーに申し訳ないというか、いたたまれない気持ちになってしまった。

そのあと、家族でこのレコードを鑑賞した。
チョ〜カッコいい、ということで皆の意見は一致した。
「これってソウル、よね?」と妻。
「そうソウル・ミュージック、白人のリズム&ブルースだね」と私。
とにかく、黒くてワルそうなアルバムである。
一曲目のタイルは「They Caught the Devik and Put Him in Jail in Eudora, Arkansas」という。
なんだか分かんないが最高だ。

「ジャケットのデザインはともかく」と妻。
「だよね」と娘。
そのとき息子が何をしていたのか、思い出せない。





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