MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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この世に一冊しかない本 この世に一枚しかないレコード 10:22
川上弘美 サイン本
書籍は、単行本だろうと、文庫本だろうと、同じ作品であれば本の形態によって内容が変化することはない。
作家が表現した内容は原稿段階からなんら損なわれることなくそのまま本になる。
全ページコピーをとったものを読んでも、本の体裁が失われていても、読む人が受け取る情報は変わらない。
本を何度読んでも、破れたり物理的に擦り切れて文字が読めなくなったりしない限り、ずっと同じ内容である。
決して劣化しない。
1冊を何度でも読めるという、コストパフォーマンスの高さには驚くべきものがある。
本は何度でも楽しめる。

音楽の場合、少し事情が違う。
レコード、CD、あるいはデータなどにより作品として曲数や収録時間は同じでも、耳に届く「音」は異なる。
ビートルズの音楽がローリングストーンズになったりは決してしないが、収録メディアによって音の印象がずいぶん違ってくる。
音というより音質といったほうがよいか。

収録メディアによる音質の相違だけではない。
再生機器によっても音質はちがってくる。
同じCDを再生しても、パソコン、ミニコンポ、オーディオ装置で音質がちがってしまうのだ。
オーディオ装置の場合、CDプレイヤとアンプをつなぐケーブルによっても状況が変わる。
再生機器の電源のとりかたによっても音質はちがう、などといいだしてしまうと状況はさらにやっかいなことになる。

ここでいう音質の違いは一般的には誤差の範囲かもしれない。
一度聴き比べてみれば誰にでも分かる音の違いではあるが、そこまで求めないのが一般であろう。
しかし、ある種の人にとってそれらの違いはとてつもない差異なのである。
つまり、録音現場でのオリジナルから私たちの耳に届くまでの間にさまざまなハードルが横たわっている、ということだ。
レコードの場合、「聴くほどに擦り切れる」という風評があるが、きちんとした装置で再生する限りそのようなことは無いようだ。
ただし、SPの場合などはその限りではない。

書籍にしても、レコードやCDにしても、基本的には工業製品であるからすべての出来は均質であり、店頭に新品で並ぶものはすべて同じモノである。
手にして、読んだり聴いたり繰り返すうちに、折れたりちいさなキズがついたりする。
人から人の手に渡っていくこともある。
所有し、年月を経て、単なる工業製品だったものが、自分だけのかけがえのない「モノ」になっていく。
私は、この世に一冊しかない本とこの世に一枚しかないレコードをたくさん持っている。




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18:43

「愛」って難しい。
難しいというより、恥ずかしい、といっても過言ではない。
これは、他人である異性に対しての「愛」のこと。
家族への愛は、別にぜんぜん恥ずかしいなんて思わないけれど。

愛している人に愛してるっていうのはわざとらしくないか、と思ってしまう。

「愛」という言葉の概念自体が外国語からの翻訳のような気がする。
つまり、私たち日本人の中にもともと「愛」は無いのではないか。
もちろんそれに近い感情があったのは間違いないけれど。

例えば「アイデンティティ」みたいに。







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古書店にて 10:07

「なんだろう、あやしげな、ひび?」

古書店のおばちゃんは、私が差し出した本を手に取ってタイトルを読みあげた。
おばちゃんはカウンター越し、不思議そうにそう言った。
わざわざ声にまで出して。
お金を渡すと、裏表紙の値段を確認しながら、再び読み上げた。

「なんだろうあやしげなひび。ふうん」

おばちゃんにその本は、そうとうなインパクトを与えたらしい。
「で、いくらだっけ? ああそうそう200円のおつりね」だって。
今確認したばかりの値段すら意識から飛んでしまうくらい衝撃的なタイトルなのね(笑)。

「なんだろうあやしげな日々」の著者は、南陀楼綾繁と書いて、ナンダロウアヤシゲと読む。
彼のことを、知っている人は良く知っていて、知らない人はまったく知らないことだろう。
知っている人と知らない人の割合は、後者が圧倒することだろう。
南陀楼綾繁氏がなにしている人かといえば、ウィキペディアにはこう書かれている。


島根県出雲市出身の編集者、文筆家、蒐集家。本名は河上進。古書評論を得意とする。また、古書や本に関するイベント等を盛んに主催している。『季刊・本とコンピュータ』(トランスアート)誌の編集長をへて、現在はフリーの編集者。谷中、根津、千駄木の中心を通る「不忍通り」やそれに並行して走る小さな道には、個性的な新刊書店、古書店が多数存在していたことから、2005年「不忍ブックストリート」というプロジェクトを立ち上げ、現在、実行委員会・会員(他の会員は、往来堂書店、 古書ほうろう、オヨヨ書林、内澤旬子)。またそれと連動して、ブログ等で知合った市井の本好きたちが「ダンボール1箱」だけの本を持ち売り、古本として売るイベント「一箱古本市」も主催。


このペンネームの由来は、国立国会図書館に調べものにいき、昭和3年に刊行された「狂歌人名事典」の中でみつけたそうだ。
「いかめしく漢字が並んでいるのに、読み方を知ると脱力するというトコロが気に入って」この名前にしたのだそう。
南陀楼綾繁と書いて、ナンダロウアヤシゲ。
なるほど。

この本には、サインとともに著者をキャラクター化した「モクローくん」が直筆で描かれている。
このモクローくんを描いたのは、イラストルポライターの内澤旬子さん。
当時の奥様である。
いろいろ貴重な1冊である。

この本に引用されているこんな文章が印象に残った。
「幻の本」に出会った瞬間の心持ちである。


「有った! とうとう見付けた! 声にならない叫び! 金縛りとか、瘧(おこり)の症状とはこんな状態をいうのではないかと思った。突如体中に震えが来て、手を伸ばそうにも腕が動かない。震える手で支払いを済ませ、本を抱えて店を出たが、未だ足許がフラフラして、しゃがみ込んでしまいたいような気持ち」


こんな瞬間を私はまだ知らない。





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タモリと私 06:44

タモリと私は誕生日が同じです。
小学校のころ、同じ誕生日の芸能人を調べたところ、それを知りました。
当時タモリと誕生日が同じなのはぜんぜん嬉しいことではなかったです。
むしろ、まいったな、という感じでした。
ポマードてかてかで真ん中分けの妙な芸人と同じ誕生日だなんて友達にはとても言えませんでした。
「ボクはあのアイドルと同じ誕生日なんだ」などと友達が言ってるのを聞いて羨ましく思ったものです。

美大受験のためのデッサン塾で知り合った友達がタモリで盛り上がっていて、美大を目指すような人は変わってるな、と思ったものでした。

その後、20代後半になって興味が出てきました。
ジャス喫茶ベーシーのマスターが書いた本にさらりと登場していたり、植草甚一のレコードコレクションをごっそり引き取ったことを知ったり、オーディオや料理が趣味だったりといったエピソードを知ったことが大きいです。
その後、タモリ倶楽部の面白さをしり、ミュージックステーションで他の歌番組には出ないミュージシャンを見てはさすがと思い、ぶらタモリは実にタモさんらしい企画だなあなどと感心するようになりました。
そう、ちょっとしたファンになっていたのです。

かつてタモリの家の近くに住んでいたことがありました。
ご近所どうしだったという訳です。
顔を合わせたことはありませんでしたが。
ちいさかった娘を自転車に乗せて保育園へと送るとき、タモリの家の前を通っていました。
それは濃紺のタイル張りの素敵な家なのです。
意外とこじんまりしているなあと思っていたら、あるとき隣家もつながっていることに気が付きました。
なるほどさすがはタモさんちだ、と納得したものです。

私にはお宅にお邪魔してみたい有名人が何人かいます。
タモリを筆頭に、山下達郎、小西康陽、なぎら健壱といった方々です。
もちろん無理でしょうけれど。

いま「タモリ論」が話題です。
書店で「サイン本」にひかれて買ってしまいました。
サインとは、当然タモリのサインではありません。
初刷りだと思って奥付をみたらすでに5刷でビックリしました。





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夏に備える Part.2 09:18

6月も後半である。
いよいよ梅雨らしい日々である。
「しとしとじめじめの季節」といえば印象は悪いがのんびりと部屋で過ごす休日もいいものだ。
窓越しの雨、お気に入りの音楽とコーヒー。
そんな休日も悪くない。

「梅雨きたりなば、夏とおからじ」である。
そう、夏はそこまで近づいているのだ。
こんなときこそ、積み上げたままになっている本の山から「これは」というやつを抜き出して読んでみよう。

「8月の路上に捨てる」伊藤たかみ

容赦なくギラギラと照りつける太陽。
真夏の路上の暑さ。
セミの鳴き声。
真っ黒に日に焼けた少年少女が走って通り過ぎる。
笑顔に大きな歯がまぶしい。
真っ青な空の遠くに入道雲。
雑草の目立つ公園。
夕立ち、雨やどり。

そんな夏を、私は思い出している。
「8月の路上に捨てる」のストーリーとは、おそらくまったく違う夏だろうけれど。





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