気が付けば4月。
気が付けば娘は中学生で息子は5年生。
気が付けば東京の桜はすでに散っていた。
気が付けばコートもセーターも必要のない暖かさ。
あっという間に一日が過ぎていく。
流れていく。
そんな中でもぼちぼちレコード屋にも古本屋にも行っている。
このカバー付きの本にサインを見つけたときは、心の中でガッツポーズだよね。
例えばこの本にはこんなことが書いてある。
天使が私の背広をみている。
背広の襟をみている。
やがて、何かがわかったらしく、その顔が輝く。
これ、大事なの?
と、社章を指して云った。