MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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ナッシュビルへ 09:18

このレコードを手に取るきっかけは、ジャケットの雰囲気が好ましかったからだ。
白の余白を大きくとり、小さく控えめに配置されたポートレイト。
そこには、目を伏せた年上の女性。
毛皮のストールや髪型から女性の「品」が感じられる。
往年のヨーロッパ映画のワンシーンのようだ。

「Nashville by Carr」というタイトルとそのフォント。
「ナッシュビル」という言葉にもいろいろな想像力がかき立てられる。
レコードジャケットを手に取ると、ザラ紙でできていた。
手に感じるしっとりとしたテクスチャが心地よい。

  Nashville By Carr / Vikki Carr (Liberty LST-11001)

私のヴィキー・カーの知識は、非常につたないものだった。
かつての人気歌手といった程度だった。
つまり、名前は聴いたことがあるくらいだった。
もちろん、このレコードのことなどまったく知らなかった。

タイトルの「ナッシュビル」というところからも分かる通り、カントリーアルバムである。
洗練されたストリングの入った、たいそう心地の良いレコードだった。
バカラックの「雨に濡れても」、ニルソンの歌唱で有名な「エブリバディズ・トーキン」が収録されている。
参加ミュージシャンは、私の知っているところでは、ピート・ドレイク、チャーリー・マッコイといった方々。
なにより、ヴィッキー・カーの適度にクールな唄声が最高なのだ。

私はこのレコードに出会えたことをとても嬉しく思う。
予備知識なく、まったく偶然手にしたのだ。

買って帰ってのち、ネットでレビューを見て一定の評価がされていることを知った。
自分の眼力と耳が認められたようで、案外嬉しい。
知る人ぞ知る隠れた名盤、といったところか。

フフフ。






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「ダイジョウブです」 10:50

ケータイ電話屋さんの店頭で、キャンペーンガールがテュッシュを配っていた。
そこを酔っぱらった兄ちゃんたちが通りがかって声をかけた。

「ねえちゃんカワイイねェ」
「電話番号教えてよ」
「(メール)アドレスだけでもいいからさァ」

キャンペーンガールは軽く受け流した。

「ダイジョウブでェす」

それは平日の夕方であった。
日の暮れる前から赤ら顔でカンチューハイを手に商店街を歩く兄ちゃんたちがキャンペーンガールに声を掛けるとは、実になんというか、漫画的というか、郊外的に弛緩した光景であった。

そしてキャンペーンガールは、「ダイジョウブでェす」と酔っぱらいをかわした。
たいしたスキルである。
そして「大丈夫」が拒否の表現になることが面白い。
これが今どきの日本語表現である。

うちのチビ達もダイジョウブという。

(ご飯のとき)
「もう少しどうだい?」
「ダイジョウブ」

(買い物いくとき)
「何か買ってこようか?」
「ダイジョウブ」

前者は、お腹いっぱいなのでもういりません大丈夫です、のダイジョウブである。
後者は、いま買うべき必要なものはないので大丈夫です、のダイジョウブである。

この表現の背景は、「結構」というような断定的な断りやダイレクトな拒否の表現を避けるため、ダイジョウブと言うようになったのではないだろうか。
ささいなことではあるが、人と人の間に生じる摩擦を避けるため生まれた表現なのではないか。
そうか、そんな風にわれわれは気を遣っているのである。
面白いなあ。
でも、そんなことにまで気を遣うのってめんどうくさいなあ。
と、ときどき思う。

先頃、アップルコンピューターがアイフォーンの新機種の発売をアナウンスした。
それを見て妻は、カラフルなアイフォーンがカワイイという。
カワイイとはつまり、欲しいということだ。
私はいまだにシンプルなケータイである。
通話とメール程度のガラケーである。
電話ですらほとんど使わない私は、スマートフォンを欲しいとはあまり思わない。
電車などで使う際に、若干ダサイと感じるためスマートフォンにしてもいいかなァ程度である。

「私が新しいアイフォーン買ったら古いのあげようか」と妻は言う。
チビ達は「おとっちゃんスマホ使いこなせないんじゃない?(笑)」と言う。
こんにゃろうばかにしやがって(笑)

スマホ? ダイジョウブでェす。


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THE WHOLE BURBANK CATALOG 10:29

ジャケ買いです。

中古レコード店でこのレコードを引き上げて、ときめきました。
ジャケットをみてピントきた方は、雑誌「ホール・アース・カタログ」の表紙を思い浮かべたことでしょう。
ジャケットデザイン、レコードタイトルのタイポグラフィはあきらかに、「ホール・アース・カタログ」という60年代の雑誌からの引用です。
2枚組ジャケットの見開きにはブックレットがついています。
おそらくこのブックレットも「ホール・アース・カタログ」のレイアウトデザインを踏襲しているのではないでしょうか。

レコードの内容は、ようするに当時のワーナーレコードサンプラーです。
収録アーティストがなかなか面白いのです。

Jerry Garcia、Allen Toussaint、Faces、 T. Rex、Captain Beefheart、Todd Rundgren、America、Ry Cooder、Bonnie Raitt、Ramblin' Jack Elliott、Arlo Guthrie など

いかがでしょうか。
売れ筋とは言い難いラインナップ、つまりはレコード会社の姿勢を反映したサンプラーなんです。
発売された74年は、ロックがロックだった最後の時期なのかもしれません。
これらの収録曲がラジオDJ風のおしゃべりやラジオドラマでつながっています。

なんども聴くレコードではないかもしれません(笑)
とりあえず、ジャケットを棚に飾って楽しんでおります。

本家「ホール・アース・カタログ」は、こちらからご覧頂けます。
Stay Hungry. Stay Foolish.
だそうです。
ピース!


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