MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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ムーンドッグマチネーと私 23:15

リヴォン・ヘルム逝去のニュースを聞いてから、リヴォン・ヘルムやザ・バンドのレコードを聴いたり、ラストワルツのDVDを借りてきたり、YouTubeで映像を検索したり、ラジオの追悼特集を聴いたりしていた。
つまりここのところ、リヴォン・ヘルムやザ・バンドの音楽にずっと浸っているということだ。
そうなるとレコード屋へ行っても、リヴォン・ヘルムやザ・バンドのコーナーをチェックすることになる。
そこで探していたレコードを見つけたりするのである。

MOONDOG MATINEE / THE BAND (SW-11214)

ザ・バンドの6作目にしてカヴァー集であるこのレコードは、持っていることは持っていた。
しかし、このレコードの初回盤にはジャケットを包むポスターが付属している。
これがずっと気になっていた。
とはいえ、むきになって探すほど欲しいということもない。
なのでずっと後回しになっていた。
手に入れて「嬉しい!」ということも、あまり無いなあ(笑)。
ではなぜわざわざ買ったのか?
完成しないまま放っておいたパズルを思い出したようにとりあえず仕上げた、というような感覚である。
やれやれこれでようやく終わった、というような。

そして「ムーンドッグマチネー」のCDにはボーナストラック多数なのも知っている。
このCDもそのうち欲しいと思いつつ今日にいたっている。








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世にも素晴らしい「老人と海」 10:35

昨日は五反田の南部古書会館へ行った。
アートブックバザールという古書イベントをチェックするためだ。
家から五反田へは自転車で約二十分。
ゴールデンウィークの初日はこうでなくっちゃ、という良い天気。
自転車を走らせていると暑いくらいだった。

今回のアートブックバザールで見つけたのが写真の「老人と海」。
新潮文庫版。
なんの変哲も無い文庫本に見えることだろう。
あるいは少し変わったところにお気づきかもしれない。

文庫本なのに箱に入っていたのである。
そして本体は本革で製本されている!
おそらくは装丁が趣味の方の蔵書だったのだろう。
とても丁寧に本革で製本されている。
製本部分だけ見れば大変に美しい。
しかし革の上にもとの文庫本のカバーや表紙が貼付けられている。
意匠のもっていきかた次第ではもっと美しくなったことだろう。
もとの文庫の装丁をいかそうとした気持ちは分からないでもない。
しかしこの見た目の仕上がりは面白くはあっても、素敵とは言い難い。

そのためだろう床置きの段ボールに革製本された文庫本がどっさり詰め込まれ一冊二百円だった。
しかもラインナップは20年くらい前のベストセラーやミステリー。
これでは値段がつかないのも当然であろう。

いくら立派な皮で丁寧に装丁されていても全体にとっても残念なカンジが漂う。
私としてはこの装丁の素晴らしさから一冊何か欲しいと思った。
がさごそと箱をあさってこのヘミングウェイを一冊探し出した。
世にも素晴らしい「老人と海」である。

この本の持ち主はきっと装丁を楽しんだにすぎず、売るためとか価値を高めようとしたのではないのだろう。
その純粋な想いが素晴らしいではないか。





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ザ・バンドと私 09:16

ザ・バンドのことを最初に知ったのは、中学生の時だった。
友だちの、高校生のお兄さんが「THE BAND」とかかれたトートバッグを持っていた。
「THE BAND」とは変わった名前だなあ、と思った。
自分が聴く音楽だとは思えなかった。
時は80年代中頃、農夫みたいな服を着たひげ面のオヤジたちがとてつもなく流行遅れに見える、そういう時代だった。
その頃の私といえば、ヘヴィメタルやパンク、つまりハードなロックにしか興味がなかった。

ザ・バンドを聴くようになったのはずっとあとだ。
20代後半、あるいは30代に入っていただろうか。
彼らの1st「ビッグ・ピンク」のレコードは持っていたけれど、ロックの教科書に載るくらいの名盤だから買ったにすぎない。
「ビッグ・ピンク」は買ったものの、「ザ・ウェイト」くらいしかきちんと聴いていなかった。
その「ザ・ウェイト」にしても「イージー・ライダーのサントラに入ってる良い曲」という認識だった。

2ndアルバム「ザ・バンド」を手にしなければ、ザ・バンドに夢中になる事は無かっただろう。
そのレコードにしても、安かったからたまたま手にしたにすぎない。
出会いのタイミングはとても重要だ。
その時、私がザ・バンドを受け入れられる程度に音楽的耳が成長していた、つまり機は熟していた、ということだ。
ヒゲだらけのむさいオヤジがどーんと写っている焦げ茶のレコードジャケットデザインも悪くなかった。
90年代以降の流行では、レイドバックした彼らファッションも自然に受け入れられるような時代になっていた。

ザ・バンドとボブ・ディランの関係性という知識を得た事も大きい。
ボブ・ディランはずっと聴いていたのである。
そしてザ・バンドからウッドストック周辺のシンガーソングライターたちへも興味は広がり、つぎつぎ夢中になって聴いた。
彼らの再評価の機運もまださほどではなくて、レコードも入手しやすかった。
ラッキーだった。
ザ・バンドが開いた扉の向こうには、アメリカのさまざまな音楽が聴こえてきた。
それはブルースやカントリーであった。
それら私にも馴染みのある音楽だった。
ほとんどハードなロックにしか興味がなかった中高時代にも、なぜかラジオから流れたハンク・ウィリアムスが気に入って、図書館で借りて聴いていた。
大学生のときには、好きなミュージシャンがインタビューで語っていたマディ・ウォータースやサニー・ボーイ・ウイリアムソンなどを一生懸命聴いたものだった。
それらの音楽がザ・バンドを聴きだしたことでひとつにまとまりだしたのだ。

そうか、アメリカの音楽ってそういうことだったのか!

そんな気分だった。
音楽が、ロック、ポップス、ブルース、カントリー、ジャズといった、ジャンルだけに収まらない広がりと関係性を持っていることが突然理解できたのである。
それまでの自分はなんと狭い音楽の聴き方をしていたのか、ということに気付いてしまった。
音楽の再発見だった。
それまで以上に音楽が楽しくなった。
それを教えてくれらのはザ・バンドである。
もちろんザ・バンドだけではないけれど、ザ・バンドは重要な一要素であることは間違いない。

ボブ・ディランの公式サイトに四月十九日付けでリヴォンへの追悼コメントが掲載されていたので転載させていただく。

April 19, 2012
< In response to Levon’s passing >
He was my bosom buddy friend to the end, one of the last true great spirits of my or any other generation. This is just so sad to talk about. I still can remember the first day I met him and the last day I saw him. We go back pretty far and had been through some trials together. I'm going to miss him, as I'm sure a whole lot of others will too.


写真は、おそらく私が持っているザ・バンド関連のレコードで最も貴重な一枚。
これはザ・バンドの前身グループである「ホークス」が、ロニー・ホーキンスのバックをつとめているレコードである。
ルーレット・レコードからリリースの赤盤である。
赤盤には違いないのだが、半分くらいが黒とのマーブルになっていてあまり赤盤に見えない残念なレコードのだ(笑)。
そしてどうやらこの時代(58年)のホークスには、リヴォン以外のザ・バンドメンバーはいないらしい。
そう、ロニー・ホーキンスとは、あのラストワルツにも登場しているロッカーである。

(実はこのレコード、以前にも自慢した事がある:笑)










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リヴォン・ヘルムが亡くなった 08:49

リヴォン・ヘルムが亡くなった。
リヴォン・ヘルムは、ザ・バンドのドラマーだった。
私は、インターFMから流れた訃報で彼の死を知った。
享年は71歳だった。
病院にはロビー・ロバートソンも駆けつけたそうだ。

ラジオからはずっとザ・バンドが流れている。






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ジェット機が飛んでいく 09:05

いつもより早く目が覚めた朝、
ジェット機が飛んでいく音が聴こえた
ゴーともキーンともつかない大きな音をたてて
これって普通のことだったかな、と思いながら
しばらくするとまたジェット機が飛んでいく

窓を開けて空を見上げる
手の届きそうなところ、とはいわないけれど、
確認できる大きさでわが家の上をジェット機が飛んでいく
ゴーともキーンともつかない大きな音をたてて

ちび達をよんで一緒にジェット機を見上げた
こんなことってふつうは無いよね、とお互いに確認しながら
羽田のほうへ飛んでいくジェット機を見ていた


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