MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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おねえちゃんがかぜをひいた 08:34

おねえちゃんがかぜをひいて熱をだした。
おとうとはひとりで小学校へ行く。
ひとりで登校するのは、もちろんはじめてではない。
でも甘えん坊のおとうとは、ひとりで登校するのが苦手だ。

朝、とぼとぼ学校へ向かう彼にさみしくないか聞いてみた。
うんさみしい、と彼はいった。
大丈夫かと尋ねると、あたりまえじゃんと言う。
そう、君はこの春になれば3年生だ。
いってらっしゃいというと、じゃあねという。
彼は前をむいて歩きだした。


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世界にひとつだけのイヤホン 12:23

家で音楽を聴くことで私は十分に満足していた。
携帯プレイヤを必要としていなかった、ということだ。
音楽を外に連れ出そうとは思っていなかったのだ。
私にとって「家で音楽を聴くこと」とは、「レコードを聴くこと」を意味していた。
家でレコードを聴くこと、はスピーカーから音楽を聴くこと、なのであった。
古いレコードを、古いアンプを通して、古いスピーカーから聴くこと、だった。
それが音楽を大事にする、私なりの方法だった。

3年くらい前だろうか、妻がiPodを買ってきた。
Shuffleという機種で、手のひらにすっぽりおさまるとても小さな黄緑色の装置だった。
ためしにお気に入りのCDをiPodに入れて聴いてみた。
思ったよりずっと音の良いことにまず驚いた。
付属のイヤホンで聴いても、それまで部屋でスピーカーから聴くのとはまるで違う世界が広がった。
妻はiPod Shuffleを買ったにもかかわらず、ほとんど使っていないようだった。
私が使って良いかと尋ねると、どうぞ、といわれた。
私は毎日、音楽を外で聴くようになった。

iPod Shuffleで音楽を聴くこととは、イヤホンで音楽を聴くことだ。
ピカピカ光るCDから取り込んだデータを、ピカピカのiPodでイヤホンから聴くことだ。
iPod Shuffleによって、お気に入りの音楽を家の外へ持ち出すことができるようになった。
いつも見慣れた風景に、お気に入りの音楽がオーバーラップする。
また、初めて見る風景に聴き馴染んだ音楽を添える。
音楽に新たな意味が加わるようになった。

ほどなく付属のイヤホンをやめて、少し良いイヤホンを使うようになった。
iPod Shuffleは外出に欠かせない道具となった。
私はずっと、iPod Shuffleにとくだん不満なく使ってきた。
最近になってふと、もう少し良い音で聴くことが出来たら、なんてことが頭をよぎった。
iPod Shuffleでの音質向上とはまず、イヤホンのグレードアップであろう。
いまイヤホンやヘッドフォンは百花繚乱の状態で、各社がしのぎを削っている。
もちろん私の使ってきたイヤホンは、ごく普通の機種で固定式のケーブルがついた廉価品である。

オーディオの世界でケーブル交換はいまや常識だ。
では、手持ちのイヤホンのケーブルを交換したら音はどうなるのだろう?
遊び心に火がついた。
さてモノは試しだやってみよう。
ささっと秋葉原のTOMOCAに行ってパーツを買い揃え作ってみた。

構想&制作およそ半日のカスタムイヤホンの完成である。
ステレオジャックに内部配線用のカナレの2芯シールドケーブルをハンダ付け。
それを外装チューブで束ねただけ、という世界にひとつだけのイヤホンである。

早速、試聴。
音質は良くなったか。
ウ〜ン、まあまあかな(笑)。

明らかに低音は増した。
ドラムのキックなど明らかにスピード感も量感も増している。
しかし中高音には少し力が足りないようだ。
どうしよう。
どうするもなにも、とりあえずエイジングしかないだろう。
プレイ状態でiPod Shuffleを放置して、ケーブルに電気を流し続けるのだ。
使う時間を増やして、それによって音がこなれて中高音も量感が増してくれれば良いのだが。

しかしまあ久しぶりのオーディオ工作であった。
パーツを選んで組み立てるわくわく感。
ちゃんと出来ているか、どきどきしながらの音出し。
プレイボタンを押して音楽が流れ出した時の嬉しさ。
それらすべてが楽しい!
これがなにより必要なのだ。
音が良くなればなお良いではないか(笑)。


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雪の朝 08:24

夜、雪が降りだしてちび達は落ちつかなくなった。
5分おきに窓を開けてはどれくらい雪が降っているか、積もっているかを確かめている。
二人ならんで、何度も何度も窓を開ける。
寒いからもうやめなさい、と言っても無駄である。
こちらの言うことはまったく聞かず、明日はどれくらい積もっているかなあ、とにんまりしながら言う。
楽しみで仕方がないのだ。
これじゃマラソン大会はないよね? と言う。
クリスマスにどうして雪降らなかったのかなあ、と心の底から言う。

朝、ちび達は起きると真っ先に窓を開けて、積もってる! と言う。
ちび達の表情は寝起きなのに、ピカピカに輝いている。
この雪じゃマラソン大会はないよね? と言う。
さっさと朝ごはんをすまして、いつもより少し早めに学校へ出掛ける。
雪の日は校庭に入っちゃダメなんだよねぐちゃぐちゃになっちゃうから、と残念そうに言う。
なら放課後公園で雪合戦でもすれば、と言うと少し表情が明るくなる。

雪の朝の空は真っ青で、いつもよりずっと透明だ。
う〜っと伸びをして深呼吸する。
きりっと冷たい空気が体中にいきわたるのがわかる。
気持良い。
ふ〜っと息をはきだして一日が始まる。


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私はこんなことばかり気にしている 18:57

「いままで作った中でいちばん凝った料理はなんですか?」
そう聞かれて私は考えをめぐらせた。
何だろう?
聞くほうはふと思いついた質問だとしても、聞かれた私は簡単に答えられない。
ウ〜ンと考え込んでしまう。
これは昼食時の雑談である。
真剣に考えるまでもない軽い問いかけだろう。
なのにこういうとき、私はぜんぜん頭が回らない。
えっと何だろう?
真剣に悩んでしまう。
たんなる雑談のはずなのに(笑)

こういうとき答えがパッと浮かんで即座に答えられる人がうらやましい。
質問するほうだってたぶん、カレーでもスパゲッティでも答えはなんだって良いのだ。
カレーってそんなァとか、スパゲッティって何スパ? とか突っ込んで会話がはづめばそれで良いのだ。
なのに私は答えられない。
むしろ、そもそも凝った料理とはどんな料理だろう、なんて聞きたくなる。
でもそんな言ったら面倒くさいって思われるよなあ、などという自問自答までが私の頭のなかをかけめぐる。
そう、私は洒落ていてウィットに富んだ答えをさっと言いたいのである。
おっとそうきたか、なんて思われるような答えを。
相手はまったくそんなこと期待してはいないのだろうけれど。

この質問における正しい答えはどんな料理だろうか。
正しいというより、ウケる答えというべきかもしれない。
それは凝っている料理というより、一般に家庭で作ると思われていなかったり、「男の料理」というイメージからはずれた品のような気がしてならない。
凝っているというのは、作るのに手間と時間がかかる料理のことだが、答えを聞くほうが作り方を正しく想像できない料理では凝っているかの判断は出来ない。
つまりウケが悪い。
分かりやすい凝った料理とは一体???

例えば酢豚なんてどうだろう。
材料を酢揚げしてから甘酢に和えるという十分に凝った料理だが、求められている答えとは少し違うような気もする。
料理の知名度に対して料理法があまり知られていないように思われるためだ。
酢豚はとても美味しいのだがそういう問題でもない。
では煮込み系は?
クラムチャウダーなんて、ベシャメルソースからきちんと作るならば、それなりに凝っているのだがどうだろう。
しかし、材料刻んで煮れば良いだけじゃん、などと言われそうでしゃくだ。
やめておこう。

ならば、お菓子はどうだろう。
おとうさんがお菓子をつくる、というのは意外といえば意外ではないか。
チーズケーキならレアもベイクドも作ったことあるよ、とか、チョコチップクッキーではどうか。
人によっては喜んでもらえるかもしれない。
お菓子でなければこんなのはどうか。
餃子、ピザ、手打ちうどんといった小麦粉捏ね系である。
小麦粉を捏ねて生地を作り、その生地を料理に合わせて使用すればオッケイ。
肉まんや中華まんだってできる。
これをフツ〜とか言われたら嫌だな。
そうだ、ハンバーガーだ。
ハンバーガーをバンズも焼いて作ったことがある。
これはどうだ。
この辺りで十分凝った料理ではないか。

では、いつ次があるかは分からないが、「いままで作った中でいちばん凝った料理ってなんですか?」と聞かれたら、「バンズを焼いてハンバーガーを作った」と、そう答えよう。


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キノコノコ 22:29

どうやらキノコを好きなひとは、私が思っているよりずっと多いらしい。
これは食べるキノコが好きなひとの話ではなく、モノとしてのキノコを好きなひとの話だ。
昨年、駅前で見つけたキノコ型ソフトストラップを紹介した。<こちらからどうぞ
その第2弾が出ていることを知ったのだ。
今回のキノコを娘の友だちも持っているという。
小学生をもひきつけるキノコ。
なるほど第2弾がでるわけだ。

前回のキノコ型ソフトストラップを妻が持ってきてからというもの、キノコが気になって仕方がない。
そこでキノコ本を探してみたのだが、書店には図鑑や食用キノコの見分け方をまとめた実用本ばかりなのだ。
そこにはたんたんと図版が並ぶのみ。
ぱらぱら手にとって眺めてみれば、それなりの楽しさはある。
しかし、手元においておきたくなるほどのもりあがりはない。
おりにふれて本屋でキノコ本をさがしていたら、まさにうってつけのビジュアル本を見つけることができた。
それが「きのこのほん(ピエブックス)」であった。

キノコの魅力はなんといっても姿の愛らしさだ。
形と色のバリエーションの豊富さだ。
この本には富士山周辺で自生するキノコの姿が記録されている。
森の中のキノコは、ときに可愛らしく群れ、ときに寄り添い、ときに孤独のなかシンとたたずんでいる。
ユーモラスなキノコ、おシャレなキノコ、シリアスなキノコ、明るいキノコ、暗いキノコなどさまざまな表情を見ることができる。
こんなに可愛らしいのに猛毒だったりもする。
しかし毒キノコの「毒」とは必ずしも食中毒などでいうところの毒とは限らないのだけれど。

「きのこのほん」を手にいれたのち、古書店で見つけたのが「しあわせなキノコ(思索社)」である。
伊沢正名の写真に寮美千子が短い文章をつけたかわいらしい小さな本である。
これは20年も前に出版されている。
「きのこのほん」とならべて見くらべれば、「しあわせなキノコ」がアイディアソースなのかもしれないと思わせる本である。
森のなか、キノコにぐっと寄ってみたり引いてみたり。
端正にとらえられ印刷されたキノコの写真がどうしてこうも可愛らしいのだろうか。
本のサイズも小さくて、美しく素敵な本である。

この記事を書くにあたって「しあわせなキノコ」をアマゾンで探してみたら、絶版でなんとプレミアがついていた。
手軽に勧められる本ではなかった。
残念。

となればキノコ鑑賞に「きのこのほん」を是非!






ンンン?
明日は雪か?
雪なのか???


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