MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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言葉ではとても言い表せない1年でした 08:12

言葉ではとても言い表せない1年でした。
普通に暮らしているのが、時に申し訳ないような気にもなる1年でした。
私たち家族がこうして無事年末を迎えられることが、大きな幸せなのだと感じる1年となりました。

MONOmonologueを訪れていただいたみなさまに、心から御礼を申し上げます。
来年もまた、お暇なときに覗いていただけたなら、これに勝る喜びはありません。

2012年が普通の良い年になることを祈ります。






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用の美 00:13

ちび達が一番欲しがっていたクリスマスプレゼントの携帯ゲーム機はあげませんでした。
すでに彼らはDSもWiiも持っているのです。
姉には72色入り色鉛筆、弟にはトランシーバーセットをあげました。
それらは欲しいリストの上位にあったモノだったこともあり、二人とも予想以上に喜んでくれました。
サンタからのプレゼントにがっかりしていると次の年から何ももらえなくなるよ、という私の言葉がどの程度影響しているかは何とも言えませんが。

弟は喜びすぎてトランシーバーを試していたら手から滑って落としてしまいました。
そうしたらなんと、アンテナが折れてしまった!
相当ショックを受けていましたが一生懸命耐えていました。
改めて試してみたら普通に使えたのでなんとか機嫌を取り戻すことができました。

そんなクリスマスが終わりました。
すると柳宗理さんの訃報が伝えられました。
96歳だったそうです。
大往生です。
私は、宗理さんの父である柳宗悦さんのことを幼い頃からいろいろ聞かされて育ちました。
父が民藝に心酔していたのです。
人間国宝になる、が父の当時の口癖でした。
また、宗理さんが雑誌「民藝」で連載していた、「新しい工藝」「生きている工藝」についても聞かされていました。
その連載では、宗理さんが工業デザイナーの視点で選んだ、道具としての機能とデザインに優れたプロダクツが紹介されていました。
生意気だった私はずっと父に反発していたのですが、それら父の話は不思議と印象に残っています。

その「新しい工藝」「生きている工藝」には、01年のカーサブルータス柳宗理特集号で出会いました。
再編集され、別冊子として綴じ込まれていたのです。
そこには、ジーンズやジープ、ブラウン社の製品、ウェグナーやヤコブセンの椅子、ケメックスのコーヒーいれなどが紹介されていました。
私が魅了される製品ばかり取り上げられていました。

柳宗悦さんは、「用の美」という言葉で民藝を語りました。
実用性、機能性から生まれるフォルムの美しさを語りました。
「用の美」の力強さを教えてくれました。
柳宗理さんは、工業デザイナーとして「用の美」を実践されたのです。
ご冥福をお祈りいたします。

今わが家では、柳宗理さんのデザインしたヤカンでお湯を沸かし、片手鍋で料理し、カトラリーで食べています。
気が付けば、父がそうであったように、自分の好きなモノを子供たちに語る私がいます。
私の子供たちが大きくなって、家で使ってたあれって有名な製品だったんだ、素敵なデザインだったな、と気付く日が来るのかもしれません。
そうなったら素敵だな、と思いました。
私がそうであったように。


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| ART & DESIGN | comments(0) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
賢者からの贈り物 17:43

先日仕事から家に帰ると、ちび達の様子がなんだかおかしい。
いつもなら元気よく走ってきて出迎えてくれるのに、二人ともニヤニヤしている。

フフフフ、おかえりなさ〜イ、フフフフ…。

スーツを着替えてリヴィングに行くと、娘が近づいてきて後ろ手に隠していたモノを差し出した。
「お父さんにはサンタがこないから、これ私があげる」
ハイっと手渡されたのは、赤いボールペンだった。
フリクションペンという消せるボールペンだ。
私が前の日に欲しいっていったやつじゃないか!
まいったな、ムスメ。

クリスマス本番がいよいよやってくる。
10月末のハロウィーンが終わると、テレビ界はクリスマスシフトになる。
ちび達がクリスマスについてあれこれ言い出したのはその少し前くらいからだっただろうか。
彼らが何についてあれこれ言うのか?
それはもちろんクリスマスプレゼントである。
ようするに、サンタに何がもらいたいか、ということだ。
自分は何が欲しいか、ということだ。
毎日のように子供会議を開いては、あーだこーだいっている。

ちび達も大きくなった。
気が付けば、小4女子と小2男子である。
特に姉ちゃんはサンタの信憑性を明らかに疑っている節がある。
っていうかサンタのことを去年あたりから多分信じてない。
弟が「サンタってほんとにいるのかなあ」と言うと、賢い姉ちゃんは「いるにきまっているよ。ねえお母さん」などという。
サンタを否定したらプレゼントがもらえなくなるかもしれないと恐れているのである。
弟と一緒にぬけぬけと、今年はサンタ何くれるかなあ、などと声を揃えて言うのである。
カワイイと言えばかわいいが、正直面倒くさいとも思う(笑)。

ちび達の欲しいモノは年々高価になって、今年は3DSとかPSPとかいうのである。
あげればあげたで今度はゲームソフトがどうとか飽きたとか、ずっとお金が掛かるのである。
しかもちび達が遊んでるあいだはピコピコ音がして、リヴィングにオーディオのあるわが家では音楽を聴く邪魔になって仕方がないのである。
DSとDSIとWiiがあるんだからもう十分じゃないか!
姉ちゃんは、今年のクリスマスプレゼントはもしかして欲しいモノがもらえないかもしれない、そんな危機感を抱いているらしい。
その予想は正しい(笑)。

そこで「両親に欲しいものをもらう効果的なアピールはないか」と考えたのだ。
そのあたりの洞察力は見事というほかない。
私が4年生のころには、そんな洞察力は無かったし、欲しいものがもらえるようにアピールするなんて、そんなこと絶対に思いつかなかった。
ちびなりに何とかなる範囲で良い方法は無いか知恵を絞った。
私や妻にリサーチを行った。
そして、それぞれが欲しい文房具を聞き出すことに成功した。
「これだ!」
その結果が冒頭のフリクションペンのプレゼントとなったのである。

娘よ、ありがとう。
あなたが可愛くて仕方が無いよ。
プレゼント、3DSじゃなくてごめんね。


写真は、NHKFM「小西康晴 これからの人生。」のクリスマスプレゼント。
12月放送分へリクエストすると全員にポストカードがもらえたのだが、ポストカードよりこのメッセージのほうがずっと嬉しかった。

それではみなさま、メリークリスマ〜ス!



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| KIDS ARE ALRIGHT | comments(4) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
クリスマスアルバムには気をつけて 10:19

この後におよんでもクリスマスアルバムをぜんぜん聴いていない。
せめてフィル・スペクターのは聴かなくちゃって思ってたらバラカンモーニングで毎日1曲づつかかったのでそれでいいか(笑)。
ビーチボーイズのも、実はすぐ出せるんだけどぜんぜん聴かない。
あれも、これも、あんなクリスマスアルバムも持ってたなァなどと思うけどぜんぜん聴かない。
問題だ。
一年のうちでこの季節しか聞けないんだからもったいない。
と思いつつぜんぜん聴かない。

ビル・エヴァンス「64」とかジェイムステイラー「オクトーバー・ロード」には1曲づつクリスマスソングが入ってる。
こういうアルバムを私は「隠れクリスマスアルバム」といって警戒している。
だって、他のシーズンに聴いているといきなりクリスマスソングが流れるんだもの。
恥ずかしくてボリューム絞るよ(笑)。

今年唯一まともに聴いたクリスマスアルバムは、スフィアンスティーヴンスのそれ
5枚組のボックスセット(笑)。
実は、クリスマス以外の時期でもずっと聴いてるCDなのであった。


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値段の不思議 07:46

商品には値段がついている。
値札を見て高いとか安いとか思うのは、見る人個人の基準である。
同じモノを見ても値段について隣の人が同じように感じているかは分からない。
高級品を、やけに高いと思うか、高いなりに妥当な値段だと思うか、あるいは手頃な値段と判断するかは、モノを手にする人ぞれぞれなのである。

新品として流通するモノはおおよそ値段が決まっている。
店が違っても、同じ商品なら同じような値段で並んでいる。
しかし中古品に定まった値段はない。
同じモノの値段が、ある店では数百円、ある店では数万円となることだってある。
それは売る人の基準や価値観で値段が付けられるからだ。

中古品の値段は、店主の知識と経験のすべてが集約されていると言って過言ではない。
それまで見てきたもの、手にしたものすべて、学んだことすべての結晶である。
いくらで買っていくらで売るか。
それが問題なのだ。
個性的な店には個性的な品が並ぶ。
店主の眼鏡にかなった品が買われ、店主の眼力によって値付けされている。
まず、品物の正しい判定が不可欠だ。
いつ頃作られたモノか。
状態はどうか。
本物かニセモノか。
人気は?
市場での相場価格は?
そのようなさまざまな条件が加味され値段が付けられる。
店としては客層へのマッチングも重要だろう。
貴重だからといって誰もが高値で買うとは限らないからだ。

一方、新古書店といわれる店において、値付けはまったく異なる概念で運用される。
ベテランでも今日入った新人でも、同じ値付けが出来るようシステム化されている。
眼力も経験もそこでは必要とされない。
目の前にある「モノ」を、マニュアルに従って判定すれば、買取値も売値もただちに決まる。

私は「掘り出しモノ」が好きだ。
自分の基準に対して、店の基準が著しく安く値付けしている品を「掘り出しモノ」と定義しようか。
私は、掘り出しモノとの出会いを夢見て中古屋さんに通う。
しかし、個人経営の店で「掘り出しモノ」を購入することは、時に胸が痛む買い物だ。
店主の勉強不足を感じつつ、一抹の申し訳なさもまた感じてしまう。
だましているわけじゃないけれど。

以前中古品店でこんな客を見た。
その客は店主に、ある品について自分の思う適正価格を伝えていた。
高値を指摘したのではない。
この品にこの値段は安すぎる、と値札以上の金額を払ったのだ。
値切る客は多いが、このような客は滅多にいないだろう。
店主がその客をどう思ったかは分からないが、私はなんて格好いい客だ、と驚いた。
私にはほど遠いレベルである。

チェーン展開している店では「掘り出しモノ」を見つけても胸の痛みは感じない。
むしろ、やった!とガッツポーズのひとつもしたくなる。
今回紹介のカウント・ベイシーのレコードは、まさにそんな店で見つけた掘り出し物である。
ジャケット、盤ともにコンディションはまったく申し分ない。
モノラル時代のステレオ盤だからって、500円でお釣りがくる値段って…。

たぶん何かの間違いだ(笑)。








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