MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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現在進行形の「歴史」 12:03

空気がピリっと冬らしくなってきた。
空を見上げれば、キリリとした空がある。
青の中に微妙な紫が青をより青く見せているような気がする。
昨日今日はとても穏やかに暖かい。

朝日新聞朝刊の社会面にポール・モチアンの記事を見つけた。
そうか亡くなったんだ、とは、まだ生きてたんだという私の気持ちの裏返し。
私にとってのジャズは、現在進行形の「歴史」である。
これからもレコードの中で鳴り続けている。

さて、11月が終わる。
明日から12月か。


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違和感 09:36
11月29日の朝日新聞朝刊(14版)一面の見出しに「吉田所長退任へ」とあった。
福島第一原発の吉田所長が病気療養のため入院し、所長を退任するのだという。

  東京電力によると、病気は年1回の定期診断で見つかった。
  病名や被爆線量については、個人情報のため公表できないという。

え、なんで?
個人情報?
違和感、違和感。
政治家が病名は公表できないなんてこと言ったら政治生命が終わってしまうのではないか。
スポーツ選手がこんなこと言ったら、ファンに愛想つかされるんじゃないか。
芸能人なら、人に言えない病気なんだ、とあるいは納得されるのだろうか。

もちろん、吉田所長は政治家でもスポーツ選手でも芸能人でもなく、東京電力の会社員である。
地震発生以降の働きは、まちがいなく素人の想像を絶するものだったはずだ。
激務で体もおかしくなるだろう、では済まない職場である。
個人情報?
こんな言葉で記者は納得して帰ってきたのだろうか。

こんな程度で済ませようとする東電。
それをびしっと注意しない原発大臣。
関係性を疑うよね。


JUGEMテーマ:つぶやき。
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| ESSAY | comments(4) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
史上最多ボブ(笑) 20:54

近頃、街に出てあたりを見回すと、髪型をボブにした女性がとても多いことに気が付く。
この1年くらいの間にこの髪型は流行してきているようだ。
そして今もじわじわとボブの女性が増えているように見える。
カリスマモデルと呼ばれるファッションリーダーの中にきっと、ボブを広めている人がいるのだろう。
これまでにボブがここまで流行ったことがあるのだろうか。

自分であまり意識してきたのではない。
いや、気付いていなかった。
比較的最近、妻に指摘されたのである。
「あなたがテレビなどでカワイイという女性のほとんどがボブなのよね」と。
そういわれてハタと思い当たったのである。
「私はずっとボブが好きだったんだ」ということに。
漠然とこれまでも、長い髪の女性より短い女性のほうが好きということは知っていた。
それまでまったく興味がなかったのに髪を短くしたら突然可愛く見えだした、なんてことがときどきあったので、ある程度は意識していた。
妻の指摘で、そうかそういうことだったんだ、と気が付いたのである。

例えば、木村カエラ。
ボーダフォンのCMで見かけて彼女を知ったとき、あごくらいで切りそろえた黒髪のボブであった。
いっぱつで気になる存在となった。
例えば、篠田麻里子。
AKB48のショートカットの子。
テレビでAKB48を見ない日は無い。
彼女たちがテレビに登場するとショートカットの篠田麻里子に目がいってしまう。
そうなのだ。
気が付けばショートの女性に目がいってしまうのだ。

今、街にはボブの女性があふれている。
視界にボブの女性が見えると気になって仕方が無い(笑)。
つい目がいってしまう。
これは嬉しい状況なのか?
いや、むしろ困った状況といえる。

妻もときどきボブにしてくる。
年に数度くらいだろうか。
ボブにした時は毎回、いつもより誉めている気がする。
それを狙ってのボブなのか?
まさか。
娘も最近はボブなのである。
美容室に一緒に行ってこの髪型にオーダーしたのは私である。
嫌がる娘を強引に口説き落としてこの髪型にした、なんてことはない。
娘がしたい髪型を聞いたらそれがボブだったということだ。
自分ではオーダーできないというので私が代わりに美容師に伝えたというだけのことである。

そして実は、私も今ボブにしている。
男性がボブというと奇妙に響くかもしれないが、例えばキリンジの弟なども今ボブではないか。
あごのラインより少し高めで切りそろえて耳たぶに引っ掛けているのである。
ボブは、女性での流行に対して、男性では密かなブームと言うべきか。

考えてみればわが家のボブ率は4人中3人。
なんと75%である。
実に高い割合だ。
ならば息子もボブにして「ボブズ」なんて名のロックバンドをはじめようか。

最近、iPodでずっと聴いているのは、NUMBER GIRL。
02年に解散した日本のロックバンドを今になってはまっている。
このバンドの女性ギタリストはボブがトレードマークの田渕ひさ子である。
最高に格好良い女性ギタリストである。
フェンダー・ジャズマスターをかかえた、ボブ日本代表である(笑)。








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| ESSAY | comments(6) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
KANSAS CITY 5 08:39

例えば、役所へ何かの手続をしなきゃいけないとか、やっかいな人にやっかいな何かを頼まなければいけないような、ちょっとしたプレッシャーのかかるような仕事の場合。
急いでやる必要がなかったりすると、面倒くさがって先延ばしにして、やだなあやだなあなんて思っていると、必要以上に億劫になってしまうことがある。
これって案外ストレスなのである。
頭の片隅に居座って、ずるずると時間が経って、ずいぶん先だと思っていた締め切り近くになって焦る。

しかし、重い腰を上げて、えいやっとやってみたら思いのほかスムーズに片付いてしまった。
なんだそんなことならさっさとかかっていれば良かった、と軽く後悔したりする。
同じようなことに対する精神的なハードルが一気に下がって、その後は臆する事無くさっさと片付けられるようになる。
そんなことがたまにある。
少し時間が経つと、また同じようにちょっとしたプレッシャーに対して必要以上に反応してしまう。
これの繰り返し。

今回紹介するのは、またもやカウント・ベイシーのレコードである。
またもやというからには、前回があり、その前回とは このとき のことである。
このときはつまり、パブロというレコードレーベルについて、ジャケットデザインでずいぶん損しているのではないか、という意見を申し上げた。
カウント・ベイシーの素晴らしいレコードを、あやうくヒドいジャケットデザインのせいで聞き逃すところだった、ということを書いたのだ。

COUNT BASIE : KANSAS CITY 5 (PABLO 2312-126)

基本的にはKANSAS CITY 3とおなじジャケットデザインである。
KANSAS CITY 3から、タイトルを入れ替えて、メンバー表記を入れ替えて、ポートレイト写真を入れ替えればいっちょうあがり。
それだけのデザイン。
前回は購入をためらい、悩んだあげく思い切って買ってみたのであるが、音楽も録音も素晴らしいことが分かった。
だから今回は躊躇無く購入することにしたのである。
このデザインに対する精神的なハードルが一気に下がったという訳だ。

このジャケットの構成要素は、タイトル、メンバー、ポートレイト写真の3つである。
タイトル表記やメンバー表記のフォントの選択、地模様とその配色。
個別に見ればそれほどヒドくはないが、その構成要素のひとつひとつにちょっとした洒落っ気が混入している。
その洒落っ気の積み重ねが全体としてヒドいデザインにつながっていくという負の連鎖が見受けられる。

ポートレート写真の選択については、ハテナがいくつあっても足りない。
ノーマン・グランツあるいはベイシーにとって想い出深い1枚であって欲しい。
ベイシーの視線の先には、誰か大事な人がいる、とかね。
このポートレイトに何の意味も無かったら悲しすぎるではないか。

このジャケットを見て、まったくデザイン的工夫をしなければ良いのに、と思うのはおそらく誤りであろう。
良くなるどころか一層悪くなる場合も十分にあるのだ。
素っ気なくなり過ぎて、まったく購買意欲が起きないというジャケットも多数存在している。
「シンプル・イズ・ベスト」と言うのは簡単だが、「シンプル・イズ・ベスト」を実現するためには高度な技術が求められる。
かようにデザインは難しい。

パブロのベイシーは、ジャケット以外、演奏も録音も最高に素晴らしい。
今あるジャズを作り上げたといって過言ではないミュージシャンたちの、円熟した演奏がこれでもかと楽しむことが出来る。
このレコードでも、ジョー・パスがまるでバーニー・ケッセルのように楽しくスウィングしている。
ミルト・ジャクソンが楽しくて仕方が無いとばかりにノリノリのプレイを聴かせてくれる。
スコールコンボでの「ONE O'CLOCK JUMP」における御大の軽々としたノリは、何百回演奏したであろうこの曲に新たな楽しみを見いだしていることが分かる。
なんだろう、この初々しさは!
ベテランミュージシャンの決して出しゃばりすぎない控えめなくらいの洒落っ気。
この連続が有機的に絡み合い、とても楽しいレコードになっている。
ジャケットとは大違いだ(笑)。

アマゾンを見て驚いた。
なんと、KANSAS CITYには、3、5、7だけじゃなく、6、8もある!
これは楽しみだ。
こつこつ集めていこうではないか。

そうそう、このパブロのセンターレーベルは初めてみたけれど、悪くない。
っていうか、好き。
収穫だね!(笑)








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| RECORDS - JAZZ | comments(4) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
どうしてこんなモノ買っちゃうんだろう? 10:15

東京の郊外を歩いていた。
住宅街に突然、古道具屋があらわれた。
屋号に「古美術」とついてはいるが、実質的にはリサイクルショップといっていい種類の店だった。
ぜんぜん期待できそうに無い店構えである。
しかし通りかかっては無視できず、うっかり入ってしまった。

商売の軸足をネットに移行しているのか、店にはほとんど見るものが無い。
広くもない店内はすかすかで、古いだけが取り柄のガラクタ程度の品揃えだった。
「そっちの焼き物はいかがですか」と床を指差されても、箱ばかりが立派な贈答品の類いで手に取る気にもなれない。
それらが放り込まれた柳行李のほうがいくらかほしいくらいだ。
さっさと出ようとも思ったのが、店内の棚の上のほうに、うっかり銀メッキのニッパを見つけてしまった。
きっとどこかのモノ好きが勝手にニッパーに銀メッキを施したのだろう。
値段が付いて無いので聞いてみた。
「すいません店主が留守なんで」と言いながらケータイで値段を確認している。
そうかこのおじさんは店主じゃないんだ。
「〜〜さんですか、ニッパあるじゃないですかメッキの。あれいくらでしたっけ」

待っている手持ち無沙汰できょろきょろしていたら、今度は反対の棚の下のほうにLPサイズのレコードケースがちらりと見えた。
ささっと行って中を見ると、V-discであった。
V-discとは、「1943〜1949年頃、アメリカの政府が、戦地に駐留 しているアメリカ兵の娯楽用に作った12インチのSP盤」である。
ベイシーとエリントンが1枚ずつあたったけど状態も悪くパス。
そうこうしてるとニッパの値段が分かった。
予想はしていたが、高いのでこれもパス。

他にレコードは無いかと尋ねたら「レコード関係の部品らしいんですが、これ何か分かりますか?」と手のひらサイズの小箱を出してきた。
見れば、同じ古い国産カートリッジの元箱が3個。
残念ながらカートリッジは入っていない。
立派な箱で状態も良い。
しかしこれが欲しいかと言われたら…。

奥から1箱分レコードを出してきてくれた。
親切にも「倉庫にはもっとありますからまた今度持ってきましょうか」と言ってくれる。
しかし、さすがに次いつ来るかも分からない場所でその約束はちょっと無理である。
魅力的なレコードがザクザクあるのなら別だが、ほとんど歌謡曲と演歌では倉庫にあるレコードも推して知るべしである。
しかしそんなレコードの間に、ガラードの取扱説明書を掘り出したのだ。

これは嬉しかった。
オ!ってカンジ。
50年前のレコードプレイヤの取扱説明書がこんな風にとってあったなんて嬉しくなる。
先程のカートリッジの箱にしても、きっと高級品だったし大事にされていたのだろう。
音楽自体が大切に扱われていた時代の記憶が封じ込まれた逸品である。

「何か欲しいレコードあったら言ってよ。絶対見つけてあげるから」
帰りぎわ、店のおじさんはそう言うのだった。
欲しいレコードかあ(笑)
欲しいレコードは自分で探して自分で見つけて自分で買うから嬉しいんだよ、と口元まででかけて飲み込んだ。

しかし、どうしてこんなモノ買っちゃうんだろう?(笑)
こんなモノ持ってても何になる訳でもないし、買ってもきっと積んどくだけなのに。
どうして魅了されてしまうのだろう。


(画像は、抜粋です。全ページではありません)


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