MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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シュリンク付きの極上品 22:25

The Ozark Mountain Daredevils の1stアルバムを買った。
いままでは縮小印刷されたジャケット写真を雑誌などで見るばかりだった。
店頭でフルサイズのジャケットが見れただけでハっとしてしまった。
地の市松模様はパッチワークなんだ、とかね。
しかもこれがシュリンク付きの極上品。
シュリンクに「Includes the single "IF YOU WANNA GET TO HEAVEN"」なんてシールまで付いてる。
もちろん買ったさ。
にやけてしまうほど嬉しい。
ジャケットサイズ、片観音開きの6ページからなるインサートが付いているのには驚いた。
なんという豪華仕様のデビュー盤だろう!
そしてこの1stアルバムは、イーグルスにあやかって英国で録音されているという。
プロデュースはグリン・ジョーンズ。
なるほど。
デビュー時('73)にはビッグヒットを期待されていたのである。
しかし今となっては地味ィなカントリーロックである。
大きく売れる音楽性でもないと思うのだが、今と音楽状況は随分と違っているのも確か。
今では極上完品のオリジナルアナログレコードがバーゲン箱に突っ込まれている時代である。
私的にはとってもラッキーだが、いささか寂しいカンジはいなめない。

何より彼らの音楽をまったく知らなかったので、曲が聴けて本当に嬉しい。
レコードをかけたら、いきなりウェストコーストサウンドで始まり驚いた。
イーグル的にして、ウキウキするような爽やかさである。
私はもっと田舎臭くて泥臭いカントリーやブルーグラス的な要素の強い音楽を想像していたのでビックリしてしまった。

レコードを何度か聴いて、先入観抜きでこのレコードと向き合えるようになってきた。
期待とは違う音楽だったけど、これはぜんぜん嬉しい誤算であった。
曲が進むとアルバムの雰囲気がどんどん変わる。
ロック調あり、サイケ調あり、もちろんカントリー調もある。
とても多彩なのだ。
そして全体としては「フォーク・ロック」的な1枚。
絶対聴くべし! と誰かに薦めたりはしないけれど、とても良いレコードだ。
嬉しい。






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| RECORDS | comments(4) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
親子の会話、友だちの会話 23:00

おとっちゃん、パソコン打ってるときの顔カワイイね。
娘がそう言った。
私がパソコンに向かう体勢を真似しながら。
もちろん悪気はないんだろうけど、からかわれたようで、ちょっとむかついた(笑)。

そういえば兄夫婦は、おまえのところの親子の会話って友だち同士みたいに聞こえると言っていた。
うちはそんな家族なんだ。
どうしてこうなっちゃったんだろ(笑)。






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| KIDS ARE ALRIGHT | comments(2) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
五反田で本を買うということ 10:16

南部古書会館へ行って五反田遊古会を覗いてきた。
五反田遊古会とは、ようするに古書展である。
いつもは業者向けの南部古書会館を一般に解放して行われる古書展である。
昼食を食べてからのんびりと自転車をこいで行ってきた。
中目黒の高級住宅街を抜けて目黒川沿いを走り、約20分くらいで五反田へ。
天気は快晴。
からりと乾いた少しひんやりするくらいの中を走るのが気持ち良い。
この夏、ほとんど自転車に乗っていなかった。
南部古書会館へ行くのも実に久しぶりだ。
気合い入れて午前中に行くことが多いのだが、今回は午後二時台。
初日ということもありまずまずの混雑ぶりであった。
メイン会場である二階のそれぞれ棚の前には常時数人が並んでいる。
そうなると自分のペースで本を見ることができないのがつらい。
来週開かれるアートブックバザールは是非とも午前中にいくことにしよう。

買った本は全部一階で見つけた。
一階は普段はトラック寄せというか、荷物の積み降ろしに使うスペースなのだろう。
シャッターを開けた半野外スペースに本がこれでもかと並べられている。
つまり、古本のガレージセールだ。
しかも、二階よりぐっとお安い本ばかり。
しかし、侮れない本が並ぶのは買ったラインナップを見れば明らかだ。

  下町小僧 なぎら健壱 (ちくま文庫)
  ピーターとペーターの狭間で 青山南 (本の雑誌社)
  大森界隈職人往来 小関智弘  (朝日新聞社)
  詩は友人を数える方法  長田弘 (講談社)

やるなあ、五反田遊古会。
やるなあ、これを拾った自分(笑)。
50%の確率でサイン本だなんてビックリだ。
そしてどちらも大好きな作家の大好きな作品なのである。

そういえば、二階を眺めていたときに、小川国男や野坂昭如の本がたくさん並んでいるような気がした。
書店ごと分担された棚にそれぞれ彼らの本がぽつりぽつりと並んでいる。
古書界でのゆるやかな流行なのか、あるいは単なる偶然か。
こんな風に思うことはどきどきあるけれど、答えはない。
そういえば、会計場所にあるショーケースにも小川国男のサイン本が二冊おさめられていた。
あれは一体いくらぐらいするのだろう?

私は青山南の名前の字の並びが美しくて好きである。
大学生頃たまたま数冊翻訳本を読んだこともあって、それからエッセイなども読むようになった。
そういえば、彼についてほとんど知らないなあと帰ってきてウィキって驚いた。
なんと、本名がのっていた!
青山南はペンネームだった!

そしてこちらのほうがもっとビックリしたのだが、青山南は長田弘の弟だった。
なんという偶然。
兄弟の本をそれと知らずに同時に買っていた私。
やるなあ、自分(笑)。

おっと、今気付いたけれど、長田弘の「詩は友人を数える方法」は晶文社じゃないんだ。
この装丁(平野甲賀)じゃそう思うよね(笑)。



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それでも、生きてゆく 22:38

自分ではどうしようもないことが、ときどき起きる。
今年は特に、とてつもない規模で起きる。
圧倒的で、不条理で、いかんともしがたいことが多くの人の身にふりかかる。

予知することもできない。
逃げようもない。
避けようもない。

そのときに正反対の結果がでる。
一瞬の差で、まったく異なる両極端の結果がでる。
たとえば、生きる、死ぬ、という両極端。
結果には途方もない開きがありながら、その結果を論理的に言葉で説明することは不可能だ。
ただそこに途方もない差があるばかりだ。
その違いに、人はおおかれすくななかれ、悩み苦しむ。
時間について、命について考える。
生きることについて考える。
立ち止まり、前へ進めなくなる。

しかし、どんなに大きな災難に直面しても、時間はたんたんと過ぎてゆく。
私たちは人生をたんたんと生きる。
生き残った人は、何があっても生きてゆくしかない、のだ。
それでも、生きてゆくのだ。





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買わなかったレコードの話をしよう 08:41

買わなかったレコードの話をしよう。
レコード屋に行って手に持って、欲しかったけどやむなく棚に戻す。
例えばそんな、買わなかったレコードの話をしよう。

手に取ったけど、よくよく考えて、やっぱいいかと棚に戻すレコード。
オークションで、狙ったけどついに落札できなかったレコード。
財布の中身を気にしながら、手に持った数枚のレコードの中からどれを買うのか迷うレコード。

冷静に考えればさほど欲しいわけじゃないことに気付いてしまうレコードがある。
レコード屋ではときどき「買うこと」が目的にすり替わってしまうことがある。
レコードを買いにきているのに手ぶらで帰るのは寂しい、そんな気分に負けてしまう。
家に帰って、何でこんなレコード買ったんだろう、とほとんど聴きもしないことを何度も経験している。
だからこそレコード屋では、聴きたいレコードや欲しいレコードを本気で探さなければいけないんだ。
気分に流されてはいけない。

ネットオークションでレコードを狙っても、次々と入札が入り落札できないことは良くある。
予算を超えてしまい諦めざるえないレコードがたくさんある。
熱くなって入札を繰り返し、気が付いたら予算を超えていた、なんてのはいまや良い思い出だ。
すれっからしのレコード好きは、ネットオークションの怖さを知ってしまった。
現在価格が予算を超えたら、パっと気持ちを切り替えて諦める。
ウォッチリストでどこまで値段が上がるかを眺めるだけにする。
すっかり大人なネットオークションユーザーである。
もうちょっと、もう少しだけがんばろうなんてリミッターを外してでも欲しい良いレコードなんて実はあまりない。
その場の熱くなった気分で入札していたらきりがない。
ネットオークションというのは、私でも買える値段からのスタートするからこそつらいんだ。
店でン万のあのレコードがこんな値段で!なんてね。
買えない値段に上がるのが分かってても夢見てしまうのだ。
そこでしか手に入らないレコードなんてほとんどないのに、そんな気にさえなってしまうんだ。

買わなかったレコードには、買わなかったレコードと、買えなかったレコードがある。
限りある予算の中で、なんとかやり繰りして、私はレコードを買っているから、欲しいレコードをすべて入手できるわけではない。
精一杯手を伸ばしても届かないことは良くあること。
でも高いレコードだけが買えないわけではない。
例えばレコード屋で、財布には千円しかなくて千円のレコードを2枚を手に持って悩む、なんてことがある。
これは切実な問題だ。
究極の選択を迫られる。

どっちにするんだ、自分!

これをして貧乏コレクターの蒐集の醍醐味という気がしなくもない。
ああ、悩ましい。
汗が出てきた(笑)


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