今回は、23日にアップされた
bobさんの記事「THE BAND / ROCK OF AGES」から始まるストーリーだ。
bobさんはこのライヴアルバムを「年の瀬になると頻繁にターンテーブルにのせた」という。
その訳は、2枚組の最後の面を「0時7分前位から聴き始めると、ちょうどいい具合に年越し気分が味わえる」からだそう。
ガース・ハドソンのオルガンソロが「蛍の光」を奏でる頃に年が明けるということだ。
このレコードは71〜72年の年越しにニューヨークでライヴレコーディングされたのだ。
なるほど。
知らなかった(笑)
久しぶりにこのアルバムを引っ張りだしてみる。
この年のニューヨークはどうだったのだろう、と想いを馳せてみる。
しかし寒そうだなァ。
アラン・トゥーサンがアレンジしたホーンセクションが豪華だな。
しかし、わが家では圧倒的に2ndばかり聴いてしまうのだった。
そして、年末年越しは田舎に行ってしまう。
この暮れも「ROCK OF AGES」は聴けないのだなァ。
ここから、俄然この記事はレコードコレクター色を強めるのだがご勘弁を(笑)
THE BANDのレコードといえば、Robert Ludwig氏がレコードの原盤を制作していたことで知られている。
いわゆる「ラドウィック・ホット・ミックス」である。
ようするに抜群に音が良いってことだろう。
2ndは頻繁に聴くこともあり、内周にある「sterling」と「RL」の刻印を確認していた。
今回この「ROCK OF AGES」で確認してみた。
すると、3つの面には「sterling」と「RL」の刻印があったが、Side2はなぜか「sterling」刻印のみ。
この面だけカッティングエンジニアが違うのか?
ひょっとして、4面すべてに「sterling」「RL」刻印があるとプレミアがつくとか?(笑)
どうなんでしょうか。
情報求む(笑)
なお、私のUS盤は、レコードチェンジャー仕様のためSide1の裏がSide4、Side2の裏がSide3となっている。
今となってはアナログ2枚組は聴くのが少々面倒くさい…。
何度もレコードを取り替えて、何度も裏返さなければならないんだから。
今回のbobさんの記事でCDではボブ・ディランが登場するボーナストラックが追加されていることを知った。
まいった。
買うしかないっしょ(笑)
話は変わる。
今朝の朝日新聞朝刊の8面、広告記事中に「音楽を聴く楽しみ」と題した佐野元春氏のエッセイが載っていた。
およそ次のような内容だった。
・・・
お気に入りのレコードの「音」が未知の旅へといざなってくれた。
「ブルーノート」「スタックス/ヴォルト」「アサイラム」といったお気に入りのレコードレーベルには良いアーティストが属し、良いサウンドを奏でていた。
良いサウンドには主張があり、強いメッセージがある。
良いサウンドには感情がある。
ひとびとの感情をふるわす魔法がある。
・・・
素晴らしい内容なので機会があれば原文をお読みいただきたい。
いまだにレコードなど聴いている方は必読であろう。
ポンっと膝を打つこと請け合いである。
そしてそこにはこんな文が続いていた。
1983年、僕はレコードの制作環境を東京からニューヨークに移した。
そこでレコード制作にかかわるいっさいを体験した。カッティングは数多くのヒットレコードを
手がけていたマスターディスク社のボブ・ラドウィック氏に依頼した。
あ!
昨日のアレにして、今日はこの文章だ。
びっくりである。
佐野元春氏といえば「クリスマス・タイム・イン・ブルー」である。
このレコードは残念ながら「ラディック・ホット・ミックス」ではないようだ(笑)
とはいえ一昨年のクリスマスにはここでも取り上げたほど好きな曲である。
いやなんとまあ良いクリスマスだろうか。
今年もいろいろあったけど、まあそんなことは取り敢えず置いといて(笑)
それでは、皆さん、メリー・クリスマス!
佐野元春&ホーボーキング・バンドのアルバム「THE BARN」は、ジョン・サイモンのプロデュース。
そして、ウッドストック、ベアズヴィル・スタジオで録音された。
なんとガース・ハドソンも参加してるのだった。
つながってるなァ(笑)