MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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星に願いを 17:55

この世界には、数えきれないほどの素晴らしいレコードがある。
夜空に輝く星のようにとてもではないが数えきれない。
素晴らしいレコードは日々生まれ増えてゆく。
つまり素晴らしいレコードは限りないのだ。
しかし悲しいかな、わたし達が実際手にし聴くことができるのはほんのわずかである。
ここでいう「ほんのわずか」とは比喩的表現である。
素晴らしいレコードの数に対して、入手できる数が「ほんのわずか」であるにすぎない。
つまり個人で蒐集に励めばそれなりの数になってしまうということなのだ。

私はレコードやCDを良く買う。
毎日のように、ではないが毎週のようには買う。
買って帰れば、うちのちび達が「トウチャンまた買ってるよ〜」と叫ぶ。
困ったものである。
誰が何を困るのか?
妻が、私が買うことに困るのである(笑)
私は、ちび達が叫ぶことに困るのである(笑)

私よりたくさん買う人も多いだろうが、私より買わない人も多いだろう。
それだけレコードやCDあれば十分ではないか、という意見もあるだろう。
しかし自分のライブラリに満ち足りる日が来るとは思えない(笑)
日々ウォントリストは書き換えられているのだ。

そんな私を悩ませる問題の一つが「収納」である。
レコードやCDが日々増え続ける以上、永遠について廻る問題である。
これはなんとかしなければならない。
収納スペースには当然限りがある。
ではどうしよう?

私に許された収納スペースは、幅約140センチ×高さ約200センチの棚がひとつ。
この棚は、5年程前ここに越した際、図面を引いて材木屋さんに合板を切り出してもらい自分で組んだ。
この限りある収納スペースにレコードやCDを詰め込んでゆく。
しかし実際、最初から飽和状態であった。
良く聴くレコードやCDはオーディオ機器周辺に積まれてゆく。
しかしその状態をいつまでも続ける訳にはいかない。
崩れる程に積んでは危険である。
レコードやCDを手の届くところに並べておきたいのは山々だが限界は来る。
その解決法は一つしかない。
レコードやCDを整理する、ということだ。

ではどう整理するか?
一般的にも、収納スペースを広げるとか、レコードやCDを棄てるとか、売るとか、誰かにあげるとか、やり方はさまざまあるだろう。
私の場合はひとまず、別の場所に移す、である。
これはつまり収納スペースを広げることである。
とはいえ棚を増やすことはできない。
そこで、あふれたレコードやCDを定期的に段ボールに詰めて別の場所に移す、ということでしのいでいる。
この整理方法の場合、段ボールに詰めるだけなので作業的には何の工夫も無い。
しかしどれを段ボールに詰めるかが大問題なのである。
段ボールに詰められたモノは、ほとんどの場合棚に戻ってくることは無い。
つまり決断に迫られるということなのだ。
そこで「レコード裁判」が開かれることになる。

段ボール行きがすぐに決定するくらい聴かないモノについてはそれで良い。
ボーダーラインのタイトルが困る。
これ良く聴いたな、なんてレコードはジャケットを見るとチクリと心が痛む。
もう何年も聴いてないのに、次にいつ聴くのかも分からないのに、箱に詰めてしまうには忍びない。
切ないがこれも仕方がないことなのである。

以前は引っ越などの機会をみてレコードやCDを処分していた。
棄てるモノ、売るモノ、人にあげるモノ。
もう聴くことも無いだろうと思ったからだ。
しかしどうだろう。
好きなレコードやCDはやはり好きなのだ。
一度処分したモノを買い戻すことを繰り返し、そのようなことはもうやめようと思うに至った。
なので今は箱に詰めてストックしている。
手元にあればいつか「その時」がきたときに再び聴くことができるのだから。

エ〜ほんとにまた聴くことなんてあるのォ、と妻は言うが…。
もっともな意見ではある。




写真でご覧頂いているのがわが家のCD収納スペースのすべてである。
1マス約40枚。
6マスあるのでおよそ240枚。
ここに収まらないものは段ボール行きとなる。

ちなみにこの棚は奥行きが40センチあるためCDは3列入る。
240枚の2軍と3軍が存在する??(笑)
実は段ボール行きの前、いったんここに入れられる。
しかし滅多に聴かないんだな、ここでも(笑)


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OLD No.1 10:14

男が一人、壁の前に立つ。
苦み走った表情でこちらを窺う。
口元には火をつけたばかりのタバコがぶら下がる。
背後には簡素なフレームに入った大きな絵。
描かれているのはデニムのウェスタンシャツ。
不思議な絵だ。
これはこの男が着ているシャツだろうか。
この絵はこの男が描いたのだろうか。

レコードに針を落とす。
シンプルな「唄」が流れ出す。
1曲1曲に物語がある。
どの曲にも人生が詰っている。
すべてはガイ・クラークの声。
彼の声がそう感じさせるんだ。

美しい声ではない。
しゃがれた声だ。
ざらりとして、しかし心に響く声。
語るべき物語を持った男の声だ。
声の向こうに、荒涼とした砂漠や乾いた風の吹く谷の景色が立ち上がる。
そこには働く人たちがいて、彼らの暮らしがある。
男の物語があり、女の物語がある
そして男と女の物語がある。

アルバムタイトルはシンプルに「OLD No.1」。
素晴らしい。
まいった。











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おシャレってナンダ? 23:04

会社へ行く時間は自ずと決まってくる。
何も無い朝は、いつも同じ時間の同じ車両。
特急の通過した後滑り込んでくる普通電車に乗る。
ホームには決して挨拶を交わすこともない顔なじみの人たち。
降りてくる人にも心の中で「おはようございます」なんて言ってみたりして。

会社帰りに駅前のスーパーで買い物しているときにどこかで見た顔が。
どの知り合いかと思って悩みに悩んで「あ、朝ホームで見るあの人か」なんて(笑)

ある朝、途中駅で乗り込んでくる人に目が止まった。
そういえば、あの女性は毎日のように見かけているなあ、と。
40台半ばくらいだろうか。
その女性は一見とても地味なんだ。
容姿も身だしなみも。
申し訳ない言い方だが、大昔の公務員か学校の事務員さんといったカンジ。
黒い腕カバーが似合いそうな。

その日、彼女の持つバックに目が止まった。
オヤ?
バーキンじゃないか。
もちろんエルメス製だ。
…ン?
時計はパシャじゃないか。
おやおやその靴は……プラダだろうか?
なんだか地味なスーツを着ていると思っていたが、よく見たらそうとうに凝ったカッティングではないか。
なるほど生地もかなり上質なようだ。

なんと素敵なカモフラージュではないか。
地味なおばさんにしか見えない。
それをどこまで狙っているかは何とも言えないけれど、相当な女性なのだった。
それ以降気になってしょうがない(笑)
毎日のようにバッグも時計も洋服もとっかえひっかえ。
それがいずれも地味ながらとても気が利いてるんだ。
これ見よがしやひけらかしとはまったく無縁。

こういうお洒落って相当素晴らしいと思う。
不思議なくらい地味だけど(笑)






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PLAYBOY 09:09

「プレイボーイ」という言葉には皆さんそれぞれにイメージがあるだろう。
そのイメージの強烈さゆえ、眉をひそめるご婦人もいらっしゃるのではないか。
もともとは「遊び人」や「モテ男」といった意味なのだと思う。
きっと、嫉妬や羨望、軽蔑とともに囁かれた言葉ではないか。
その後ある雑誌の名に冠せられ、いよいよ決定的なイメージを持つようになった。
皆さんご存知の雑誌、「PLAYBOY」である。

「PLAYBOY」といえば、大方の印象は「エロ雑誌」であろう。
ヌードグラビアが載っているので決して間違った認識ではないが、この雑誌の魅力はそれだけでは無い。
硬派なドキュメンタリー記事などの載った志しの高い「大人の男性のためのエンターテイメント誌」なのだ。
では、どの辺にその志しの高さが現れているかというと…。
エっと、どこだろ?(笑)

ウィキペディアによると以下の通り。

  『PLAYBOY』(プレイボーイ)は、1953年にアメリカ合衆国のヒュー・ヘフナー
  らによって創刊された成人向け娯楽雑誌である。
  (中略)
  女性のヌード写真に加えてファッション、スポーツ、セレブリティのトピックや、
  著名な作家(アーサー・C・クラークなど)による短編小説などを掲載。政治上
  の係争点についてリベラルな見解を表明することでも知られている。
  (中略)
  「プレイボーイ・インタビュー」は、その攻撃的なスタイルと取材・撮影に通常
  7時間から10時間程度かける手間をかけたプロセスが有名になっている。
  1962年9月号(9巻9号)のマイルス・デイヴィスの回から始まり、以後、
  ジョン・レノン、フィデル・カストロ、マルコムX、カート・ヴォネガット、
  サルバドール・ダリ、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、
  ジャン=ポール・サルトル、モハメド・アリ、スティーブ・ジョブズといった
  セレブリティが招かれている。
  なお、過去に起用されたインタビュアーにはアレックス・ヘイリーや
  アルビン・トフラーなどがいる。

どうです、なかなかの志しでしょ(笑)
この度、縁あって70年前後の3冊を入手した。
しかし英語を読めず、また読む気もない私にはこの志しは今イチ伝わってこないのも事実。
ぱらぱらとグラビアや広告、イラストなどを眺めるばかりである(笑)
この素敵なプレイメイトもいまではおばあちゃんなんだろうなァ、なんて感慨にひたってみたりして。

また私のようなジャズ好きには、この雑誌の人気投票によって選ばれたメンバーによる「The Playboy Jazz All-Stars」というレコードも有名だ。
なにしろこのレコード、レーナード・フェザーが企画し、コロンビア・レコードのジョージ・アヴァキアンとヴァーヴのノーマン・グランツが製作協力、マスタリング・スーパーヴァイザーはコンテンポラリー・レコードのレスター・ケーニッヒというから驚きである。
2枚組のレコードジャケットを開くとヌードグラビアが!なんてことは決して無い(笑)
ストレートアヘッドのとても良く出来たコンピレーションアルバムである。
詳しくは拙ブログの過去の記事を参照いただきたい。

  PLAYBOYのレコード、溝アリ
  PLAYBOY Vol.2、国内盤、溝アリ

ちなみに3タイトル出ているこのシリーズの「VOL.3」は未だ手に入らないどころか、見かけたことすら無い。
なにしろボックス入りの3枚組らしい。
このような男性誌によるジャズの人気投票企画では「エスクァイア」が有名であるが、PLAYBOYの創刊者ヒュー・ヘフナーは「エスクァイア」出身だそうである。
納得。

そうそう、日本において間違えていけないのは「週間プレイボーイ」と、ここでいう「PLAYBOY」はちょっと違うということだ。
もちろん「週間プレイボーイ」もいまでも大いにがんばっている成年誌だが、昨年惜しまれつつ休刊してしまった「月刊プレイボーイ」こそが「PLAYBOY」誌の日本版であった。
アメリカ直輸入の(笑)プレイメイトのグラビアと読み応えのある硬派な特集記事が魅力であった。
藤原新也の「全東洋街道」もこの「月刊プレイボーイ」での連載をまとめられたものである。
なるほど、週間プレイボーイにプレイメイトは登場しないもんね(笑)
また、PLAYBOY紙面の美しさはデザイン業界でも有名である。
あの美しいグラビアには訳があるのだ!なんて。

まあほとんどの人にはそんなことどうでも良いか(笑)


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雨、雨、雨 23:25

床の中で聞こえる雨音。
久しぶりの雨、そんな気がした。
重く湿った空気が頭にズンと重い。
そのせいか、なかなか目が覚めない。

出掛ける頃には本降り。
みるみるうちに道が川のようになってしまう。
雨粒が描いていた波紋がみるみる崩れて行く。
電車に乗る頃、車窓にたたきつけるのは土砂降りの雨、雨、雨。

駅からの道。
うっかり端を歩いていたら、車が跳ね上げた水をまともに被ってしまった。
グレイのスラックスの裾。
濡れて黒ずんでしまう。
靴の中まで水が入り込み気持ち悪い。
ソックスがつま先からじんわり冷たくなってゆく。

やはりこういう朝は苦手だ。





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