MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

MONO商店入口

WEBショップ「MONO商店」は小さなお店です
音楽が大好きなあなたへ
もっと音楽を楽しむための
ささやかなMONO(モノ)をお届けします
>>上の画像をクリックしてください<<

| - | - | - | posted by スポンサードリンク
さて、どっちに行こう? 08:00

おかげさまで「MONOmonologue」は、本日9月27日で開設4周年を迎えることが出来ました。
これもひとえにアクセスしてくださる方々、コメントをくださる方々に支えられてのこと。
心より感謝しております。

思い返せば4年前、何の志しも展望も無いままこのブログを始めました。
好きな音楽やコレクションについて興味の向くままに書き連ねてきました。
結果、あちらこちらを漂う記録となっております。
方向が定まるどころか、取り留めなく拡散していくようです。

さて、これからどっちに行こう?(笑)

それにしても、書く程に楽しくなり今では私の生活に無くてはならない大切なものになっています。
淡々と流れていく時間の中、日々の自分を確かめているように思います。
自分では「非日記」的な趣味の記事を書いているつもりでしたが、読み返すとその時々の自分を思い出すのです。
つまり、とても日記的であり不思議な感慨がわき起こったりします。
面白いものです。

このように、「MONOmonologue」は極めて個人的な散文ですが、これからもときどき覗いて頂ければ幸いです。

今後ともひとつよろしく、ということで(笑)


JUGEMテーマ:今日のこと
MONO商店入口

WEBショップ「MONO商店」は小さなお店です
音楽が大好きなあなたへ
もっと音楽を楽しむための
ささやかなMONO(モノ)をお届けします
>>上の画像をクリックしてください<<

| mono-mono | comments(14) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
なんじゃこりゃ! 08:43

BOB DYLANのJohn Wesley Hardingは地味なアルバムである。
そう、地味ながら素晴らしいアルバムなのである。
じっくり腰を据えて聴き込む価値のあるアルバムである。
しかしこのジャケットは何だろう?
写真をごく普通に配置したかに見える。
今回オリジナル盤の入手をきっかけに、じっくり鑑賞させてもらった。
そして思った。
この写真は一体なんだろう?

一見したところ、ごく普通のスナップ写真に見える。
こんなに普通の写真をなぜジャケットに使ったのか、と疑問に思う。
ディラン本人にとっては想い出深い写真なのかもしれない。
むしろそうであってほしいと思う。
つまり、ディラン本人の強い要望でこれに決まったというなら納得がいくというものだ。
私を納得させたところでどうなるものでもないのだが(笑)

真ん中に写るディランが笑っている。
リラックスした良い笑顔である。
しかしこの笑顔は発売当時(67年12月)話題になったのではないか?
なぜなら当時の彼は、硬派で真摯なアーティストというイメージではなかったか。
それまでのジャケットにも毎回厳しい表情で彼は写っている。
ところが今回のジャケットでは笑っているのだ。
このリラックスぶりにファンは驚いたのではないかと想像する。

次に笑顔のディランがどんな服装しいているのかと視線を落とすと、唐突にテンガロンハットが現れる。
ディランの股間にテンガロンハット?…これは何だ?
どうやらディランの前に誰かが座っているようなのだ。
「この写真は大きくトリミングされてるんだ」ということに気が付く。
ばっさり切り落とされているが、少なくともディランの前に1列、後ろも1列人がいる案外多人数の集合写真だったようなのだ。

続いてディランのまわりの人物を見る。
左右の2人はその顔立ちからおそらくインディアンであろう。
これはインディアン居留地で撮ったものではないか、と推察する。
バイク事故で隠遁生活を余儀なくされた時期に訪れたのだろうか。
しかし、ディランの後ろからひょいと顔を覗かせている眼鏡の人物は何者だろう。
私にはごく普通のおじさんに見える。
インディアン的大人物、あるいは大酋長だったとしてもこの写真からそれを伺い知る事は難しい。
眼鏡姿のインディアンというのにもちょっとした違和感がある。
随分昔のことだがダライ・ラマ14世を初めて見た際にも同様の違和感を感じたことを覚えている。
これは多分に私の偏見ゆえなのだが…。

ディランの左右の2人も顔立ちこそインディアンだが、よく見ると服装がまったくでたらめではないか。
向かって左は女性だろうか?
テーラードジャケットの首元にストールを巻いている。
そのストールはなんとオームマークが入ったインド風。
帽子だってこれがインディアンのものだろうか、と疑問は膨らむ。
右の人物(男性?)の帽子も一見テンガロンハットかと思うがよく見ればなんというか、海賊風?
羽織ったガウンの生地は別珍だろうか、腰に縛ったロープもなんだか微妙。
どこにもインディアン的要素はないように思えてくる。
見れば見る程おかしな写真に見えてくる。

そしてこのアルバムがリリースされたのは、サイケデリック一色だった67年ということを思い出して欲しい。
ビートルズが「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」、ストーンズが「Their Satanic Majesties Request」をリリースした、そんな時代だ。
この時代遅れともいえる地味なモノクロジャケットで新作をリリースしたディラン。
一体なんだ?(笑)
どんな狙いがあったのだろう?
ルーツ回帰?
バイク事故で隠遁していた時期、ウッドストックのスタジオに一緒にこもったミュージシャンたちが「THE BAND」としてデビューするのは、翌68年のことである。

「All Along the Watchtower」「I'll Be Your Baby Tonight」あたりを目当てに買った人はこのアルバムの地味さ加減に驚くかもしれない。
シンプルな楽曲にシンプルな演奏である。
簡素な、といっても良いだろう。
しかし、しみじみ良いレコードだと思う。
これまでの諸作にある彼の攻撃性が影を潜め、どこか内省的で抑えた表現が目立つ。
つまり秋にぴったりなアルバムではないだろうか。
ボブ・ディランはいつでも「声」を第一に聴かせるアーティストだと思うが、この録音がまた彼の声をとてもよく伝えてくれるのだ。
気持ちにすっと入ってくる。
彼の声、ギター、ハーモニカ、ピアノ。
それにドラムスとベースというこれ以上ないシンプルな形態も新鮮だ。

しかしこの地味さで全米2位、全英1位。
当時のディランって凄まじい人気だったんだなァってことに気付く1枚でもある。


JUGEMテーマ:No Music, No Life
MONO商店入口

WEBショップ「MONO商店」は小さなお店です
音楽が大好きなあなたへ
もっと音楽を楽しむための
ささやかなMONO(モノ)をお届けします
>>上の画像をクリックしてください<<

| BOB DYLAN | comments(2) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
ナツノキオク 08:23

気持ちのよい青い空を
見上げて背筋を伸ばす
ひんやりした空気が
頭の中を満たしてゆく
このまま浮き上がって
空の青いところまでいけないか
なんて、まだ十分に強い
日差しの中で夢想する

秋は秋らしくなくっちゃね


JUGEMテーマ:日々のくらし


MONO商店入口

WEBショップ「MONO商店」は小さなお店です
音楽が大好きなあなたへ
もっと音楽を楽しむための
ささやかなMONO(モノ)をお届けします
>>上の画像をクリックしてください<<

| ESSAY | comments(0) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
可愛らしい(笑) 08:57

レコードが好きだ。
音楽が入ってる「うつわ」としてだけも愛すべきモノだが、レコードの魅力はそれだけにとどまらない。
音の刻まれた黒いビニール盤は、一見無愛想で無味乾燥なようだが、真ん中に色とりどりのラベルが貼付けられている。
ラベルの色はさまざまだが、レコード会社名やそのトレードマーク、演奏家の名前、曲のタイトル、作者などが記された簡素なものが多い。
意匠を凝らしたラベルも時に見かけるが、この部分に凝る必要は必ずしもない、と思う。
他のレコードと区別がつけばそれで良いではないか、という潔さも悪くない。
手をかければ良いという訳ではないのだ。

傷のつきやすいビニール盤を保護するために生まれたボール紙の「ジャケット」。
多くの人の目に触れるように、そして手に取ってもらおうとあの手この手を尽くしたジャケットを見るのが好きだ。
音楽家やその意を汲んだ協力者が趣向を凝らす。
そんなジャケットが、ときに音楽そのものよりも素敵だ。
たまらなく愛おしくなる。

そんなことばかりいってる私もCDだってときどきは手に取る(笑)
新しいミュージシャンにも興味がある。
新しい人には新しいメディアがやはり似合う。

  SUFJAN STEVENS / Come on feel the ILLINOISE

スフィアン・スティーヴンス。
75年生まれというからもうぜんぜん新しくはない(笑)
アメリカの50州それぞれをテーマにしたコンセプトアルバムを作るという壮大な計画を実行中。
これは05年に発表した第2弾「イリノイ」(通算5枚目)。
計画完了まで、あと48作もあるのだ。
現代の「ディスカヴァー・アメリカ」、超拡大版といった所か(笑)

この「イリノイ」には、22トラック収録されている。
合計74分、CDの収録時間めいっぱいのめくるめくイリノイ絵巻。
彼の思考はどうやら少しトゥマッチ、過剰で誇大妄想的なところがあるらしい。
なにしろ50州のコンセプトアルバムを作るなんて言い出すくらいなのだ。
そこがたまらなく可愛らしい(笑)
きっと彼自身が、シャイでちょっぴり気が弱くてその反動でぶっきらぼうだったりするのではないか。

CDをセットしプレイボタンを押す。
カラフルで、メランコリック、壮大にして箱庭的風景が溢れ出す。
ポップス、ロック、フォークソング、クラシック、現代音楽…。
鉄琴、アコーディオン、リコーダー、バンジョー、トランペット、女性コーラス…。
クールなスフィアンの唄声。

泣きたいような、思わず微笑んでしまうような。
切ないような、勇気が湧いてくるような。
こんな素敵なシンガーソングライターが今でもアメリカにはいるんだなって。
最近のちょっとした発見。

古いレコードも良いけど、新しいCDも私は好きです(笑)





JUGEMテーマ:No Music, No Life
MONO商店入口

WEBショップ「MONO商店」は小さなお店です
音楽が大好きなあなたへ
もっと音楽を楽しむための
ささやかなMONO(モノ)をお届けします
>>上の画像をクリックしてください<<

| CD | comments(0) | trackbacks(10) | posted by mono-mono
リ:マスター 21:56

先日のタモリ倶楽部は、ビートルズのリマスター発売記念として新旧CDの聴き比べをしていた。
これが実にタモリ倶楽部らしくてよかった。
マランツの試聴室を借りて高級オーディオで新旧のCDを聴き比べているが、見ているこっちにはかなり想像の世界(笑)
確かに新旧で音が結構違う気もするが、試聴室のスピーカーから出た音をテレビで聴かされても、ねェ(笑)
とはいえタモリが本気で音に聴き入る姿、感心する様が良い。
「違うねェ」とか「ほんとだねェ」とか実に嬉しそうだった。
これぞ「タモリ倶楽部」ではないか。

で、ビートルズのリマスターCDがいよいよ発売である。
発売時には深夜都内のあちこちでCDを求める行列ができたとか、国内初回出荷100万枚超だとかニュースになっていた。
私の回覧しているブログにも次々リマスター関連の記事がアップされている。
ステレオボックス、モノボックス同時購入する猛者もけっこういる。

なんていう騒ぎを横目で見つつ、そもそも旧企画のCD持ってないからリマスターの有り難みもあまり無いか、とも思う。
手持ちはほとんど国内後期再発LP、つまりEAS盤なのである。
日常聴く音楽ソースも未だ7割がたレコードであることを考えると優先順位は、CDよりUKオリジナルだよな、なんて思う。

しかしこれはひがみである。
ボックスセットもUKオリジナルもポンと買えたら良いのだけどそうもいかないのだ。
凄い羨ましい(笑)

しかし、テレビをみながら「リマスターって何?」という大いなる疑問が改めて浮かんでくる。
タモリ倶楽部では萩原健太がリマスターを聴く際のポイントを解説していたが、曲によっては音のバランスも違ってないか?という疑念が湧いてくる。
ギターが大きくなったり、バックのオーケストラが前に出てきたりしているようなのだ。
だとするとリマスターだけでなく、「リミックス」もしていないか?
ウ〜ン。
ビートルズのオリジナル音源をさわるのは、そうとう怖い仕事だろうと推察する。
リマスター・エンジニアはつまり「神の手」を得て仕事に当たるのだから。
すると、技術はもちろん、極めて高度な倫理観を必要とするのではないか。
恐ろしい…。


実は、発売までリマスターにはほとんど興味がなかったのだが、ニュースや、幸運にもたまたま見ることができたNHKのビートルズドキュメンタリーの影響もあってここのところまとめてビートルズを聴き込む日々であった。
こんな赤いレコードもそういえば持ってた、なんて思い出したりして(笑)

それにしてもラバーソウル、スゲェ〜カッコいい!


JUGEMテーマ:The Beatles
MONO商店入口

WEBショップ「MONO商店」は小さなお店です
音楽が大好きなあなたへ
もっと音楽を楽しむための
ささやかなMONO(モノ)をお届けします
>>上の画像をクリックしてください<<

| RECORDS | comments(9) | trackbacks(8) | posted by mono-mono
| 1/2 | >>