先日発見した都立大駅近くの独立系立ち食いそば屋へ家族と。
あまりに薄汚い昭和な雰囲気に怖じ気づいた妻はちび達を連れてマックへ(笑)
一人で「冷やしとろろそば」。
意外と若いオヤジが注文後にとろろをすりだした。
彼は二代目だろうか。
つゆはまあまあ、そばは普通。
しかしなにしろチェーン店ではないんだ。
よく頑張っている。
マックで合流し八雲中央図書館へ。
久々に来たがここは実に気持ち良い空間だ。
ハリー・ベルトイヤのワイヤーチェアに座ってしばし読書。
高橋徹「古本屋月の輪書林」晶文社を借りる。
晶文社が無くなるとこんな素敵な本がもう生まれないのだ。
目の前にあるアンティークショップ「Found」を覗くも海外買い付けのため休み。
その2階の鈴木小児科クリニックが懐かしい。
以前この近くに住んでいたのでちび達を連れてよく来た。
しかし暑い。
サングラスを忘れてしまったので日差しがつらい。
学大のまちおかでおやつを買い帰宅。
シャワーを浴びて昼寝。
昨日買ったレコードを続けて聴く。
ジョン・セバスチャン「ターザン・キッド」がえらく気持ちいい。
エイモス・ギャレットのクレジットに微笑む。
夕方、三軒茶屋のカフェ「RAIN ON THE ROOF」へ。
はじめてのお店に一人ではいるのはちょっと緊張する。
大きな木製サッシを開けて2階へ。
高い天井、無垢フローリング、むき出しの梁、漆喰壁。
なんて素敵なカフェだろう。
渚十五さんの「echo mountain parlor」というイベントにずっときたかったのだ。
手のひらサイズの手作りパンフレットを頂く。
写真がとてもよい。
渚十五さんのおしゃべりと共にレコードを聴く至福の時間。
ケニー・ヴァンスという人が気になった。
トニ・コジネクに通じる雰囲気。
そうだ、トニ・コジネクといえば渚十五さんではないか。
なにしろ素敵なカフェなんで、今度はここに妻と食事に来よう。
永井宏氏がこのカフェの名付け親というのはほんとだろうか。
帰りに三宿の江口書店を覗く。
ここでは買うというよりいつも勉強というかんじで棚を眺める。
フムフム。
床に置かれた段ボールにエスクァイヤが一山。
写真の三冊をピックアップ。
右から「July, 1935」「July, 1965」「October, 1970」。
なお、真ん中はエド・サリバン、右のヘミングウェイは落書きでなく彼の書き文字。
とりわけ「July, 1935」に驚いた。
イラストがどれも額装したいくらいに素晴らしい。
ちょっと湿気でページが張り付いてたりもするがコンディションは上々。
1935年(昭和10年)の雑誌だなんて。
嬉しくてなんども頬をつまみたくなる。
それにしても、あなたには音楽と本とコーヒーがあればいいのよね、と妻。
まったくだ。