物置の奥からポータブルプレイヤーを引っぱり出してきた。
うちにはポータブルプレイヤーが2台あって、以前紹介したのは真空管の入ったモノラルの方だった。
これはステレオで聴くことができるのだ。
2台のポータブルプレイヤーは、製造年にして10年くらいの開きがあるのだろうか。
70年以降の製品だと推察するがどうだろう?
ポータブルプレイヤーには小さなターンテーブルがついている。
LPだってもちろん聴けるけど、ぴったり収まるシングル盤やEPがよく似合う。
ここはひとつ、僕が生まれた頃のヒット曲を聴いていこう。
仕舞い込んでしまっていたドーナツ盤をひとつかみ持ってきてみる。
ビートルズ、ストーンズ、CSN&Y…などなど。
メアリー・ホプキンなんてのもあった。
この頃の少年少女たちはきっと、おこずかいを貯めて買ったシングル盤やEPを、繰り返し何度も何度も聴いたことだろう。
ちょうど僕が少年だった頃、ミニコンポでおこずかいを貯めて買ったLPを、繰り返し何度も何度も聴いたように。
針を持ち上げる。
レコードが回りだす。
レコードの外周に慎重に針を置く。
イントロの途中に降ろしたならやり直しだ(笑)
片面3・4分の夢の時間。
未知の世界に出会う瞬間。
外国から届くラブレター(笑)
ぺらぺらの、紙1枚のジャケット。
洋楽なら裏にある解説を読む。
7インチ盤には片面せいぜい1曲2曲。
解説を終わりまで読む間もなく曲が終わってしまう。
針を最初に戻してもう一度聴きながら続きを読む。
そしてレコードを裏返す。
忙しい。
せわしないがしょうがない(笑)
これがポータブルプレイヤーの醍醐味なのだ。
次はどれかけようかなと考えながら。
穏やかな休日の午後にポータブルプレイヤーで昔のヒット曲を聴く。
贅沢なひとときだなァ(笑)
過去の記事はこちらからご覧下さい。
>
ポータブル・プレイヤで聴くドーナツ盤