MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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I LOVE MY DONUTS 21:57

これはレコードが高価だった時代の遺物である。
子供達はお小遣いを貯めてやっとの想いで買ったドーナツ盤をこのようなケースに入れて大切にしていたのだろう。
ぱちんと金具を跳ね上げて蓋を開ける。
宝物のレコードをキズつけないように細心の注意をもって取り出す。
そっとホコリを払ってからプレイヤに載せ慎重に針を下ろす。
何度も聴いたレコードからはプチプチというノイズがでる。
大好きなあの曲が流れ出す。

何百枚何千枚のレコードを持っていて何になるのか、と思う。
このケースにはいるだけのレコードくらいがちょうどいいのかもしれない、とも思う。
あの時代の子供のように1枚のレコードを、そして何より音楽を大事にすることが出来ているのだろうか。

大切な「レコード」を心にずっと持ち続けていますか?


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| RECORDS | comments(22) | trackbacks(2) | posted by mono-mono
レコードの楽しみ 18:36

ジャズのレコードは決して聴くだけのものではありません。
お気に入りのレコードを手にとってジャケットを眺め楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
「ジャケ買い」という言葉も、いまや一部の好事家だけのものではなく広く一般に知られる言葉となっています。
元来レコード盤の保護ケースだった「ジャケット」が、タイトルや曲名、解説などが印刷されるようになり、印刷技術の発達とともにミュージシャンの写真や演奏内容をイメージさせる美しい写真なども使われるようになっていきました。
つまりジャケットが、店頭で手にしてもらうための広告メディアとして活用されるようになったのです。
その結果、素晴らしいデザインのレコードがたくさん生まれ、私たちはジャケットを眺める楽しみを得ることが出来たのです。

ブルー・ノート・レコーズの諸作はホットな演奏とともにそのジャケットの素晴らしさにいおいても知られています。
ジャケット写真が鑑賞用にヴィジュアル本としてまとめられている程のクオリティなのです。
このブルー・ノート・レコーズが最も輝いていた50年代後半からのデザインを担当していたのがリード・マイルズです。
大胆な画面構成や写真のディレクションそしてタイポグラフィ(文字のデザイン)はジャズの枠を越えてグラフィックデザインにも多大な影響を及ぼしています。
時に文字と色だけで表現されるイメージのなんとカラフルなこと。
今日のデザイナーにもインスピレーションを与え続けている彼の作品はその革新性において凄まじいものがあります。

ブルー・ノートの他にも、西海岸のジャズシーンには、コンテンポラリーやパシフィック・ジャズといったレコードレーベルに優れたデザインを残しているウィリアム・クラクストンがいました。
彼は写真家としてのほうが有名ですが、自身の写真に文字を組み合わせた素敵なジャケットをデザインしています。
ソニー・ロリンズの「ウェイ・アウト・ウエスト」やチェット・ベイカーの「シングス・アンド・プレイズ」などがパっと浮かんできます。

ヴァーヴ・レコードの前身である、ノーグランやクレフといったレーベルでは、デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のイラストが印象的に使われています。
イラストレーター時代のアンディ・ウォーホルにも多大な影響を与えた繊細なタッチと大胆な色使い。
DSMジャケットというだけでそのレコードにプレミア価格がついてしまうほど人気があるのです。

このようにジャズのレコードにおいてはジャケットが演奏と同じくらい、時にそれ以上に重要なのです。
ジャズが華やかだった頃のオリジナル・レコードを手にすると、ジャケットそれ自体に「モノ」としての魅力を感じます。
しっかりしたブ厚い紙にプリントされたジャケットの美しさ。
つやつやのコーティングが施されたジャケットの美しさ。
これは手にしたことの無い人に伝えるのは難しいかもしれません。

ところで写真のジャケットはいかがでしょうか?
どうしてカンガルー?と思えば「オーストラリアン・ジャズ・カルテット」のタイトルを見て納得。
カルテットだから4匹いるのかとまた納得。
しかしその上で、いくらなんでもこのデザインは無いだろう、と思ってしまいますけれども皆さんはいかがでしょうか?

このレコード、ベツレヘムというレーベルから出ている10インチ盤です。
このレーベルといえばジャケットデザインはバート・ゴールドブラット。
この方のデザインしたジャケットもレコードコレクターに大人気です。
でもこのカンガルージャケットはどうでしょう?
彼を優れたデザイナーといってよいのか、自信がなくなります(笑)

バート・ゴールドブラットという人は、印象的な写真を使ってシンプルにタイトルを入れるデザイナーなので「腕」を感じさせる人ではないんで微妙だなァ(笑)
写真次第、なのかなァと思ったりして…。





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| RECORDS - JAZZ | comments(4) | trackbacks(54) | posted by mono-mono
息子 13:28

生まれて初めてのバス遠足の前夜。
翌日の天気予報は「雨」。
可愛そうなわが息子よ。
こんなに楽しみにしてるというのに。

「明日雨だってよ、残念だな」というと黙ってこれを指差した(写真参照)。

かわいいなァ。
無邪気だなァ。
願いが届くといいね。


翌日、残念ながら雨は降った。
たいした雨じゃなかったのはこのてるてる坊主のお陰か。
まあ、良かったじゃないか。

しかしお父さんの作ったおにぎりを落っことすとは何事だッ!!

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| etc | comments(0) | trackbacks(2) | posted by mono-mono
キンミヤでホッピー 20:14

今では晩酌が欠かせない私だが、20代の頃にはまったくというくらい飲んでいなかった。
酔って真っ赤になるのも羽目を外すのにも抵抗があった。
飲み会などでも乾杯のビールくらいで後はソフトドリンク、そして早々に引き上げてしまっていた。
まあ、今でも早々に引き上げてしまうのは変わらないが(笑)

30になる頃からナゼか飲んでみようかな?などと思い少しずついろいろ試してみるようになった。
もともとトニックウォーターが好きだったのでジンやウォッカから飲み始めたのだが、いまでは焼酎に落ち着いた。
芋、麦、黒糖、米、なんでも良いと言えばよいのだが、とりあえずフェイバリットは麦かな。
まさか焼酎で晩酌するようになるとは思わなかったな(笑)
焼酎ってオヤジの飲み物だと思っていたし、自分がまさかオヤジなんて年になることを全く想像していなかった。

普段は本格焼酎を水割りで飲むのを定番としているがたまにはこんなのもよい。
甲類の焼酎ってのがかなりハードボイルドなオヤジ感があってたまらない。
こいつでホッピーとは私も立派なオヤジになったもんだ(笑)

しかしキンミヤってえのは素敵なラベルだね。



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A FAIRY TALE FOR THE SPACE AGE 22:04
しかしこの盤ほんとうに状態が良いのです!まさにミントコンディションっす!!
この音楽を作ったマーティン・デニーは2005年3月2日にハワイで亡くなった。
つまり彼はもうこの世にいない。
享年94歳。
そのときおとぎ話は最終回を迎えてしまった。

それは世界が無限の広がりをもっていた時代のおとぎ話。
人類には知らないことがたくさんあり、皆ははち切れんばかりの好奇心で一杯だった。
辺境をゆく特派員達からのレポートは虚実が入り交じった最上級のエンターテイメントだった。
地球の裏側には聞き慣れない言葉を話す人々の暮らす土地が広がり、未だ見知らぬ文化が限りなく存在していた。
常夏の島々では極彩色の鳥が奇妙な鳴き声を響かせているのだ。
あなたが未開の土地を訪れるなら、美しい娘達がやさしく迎えてくれるはずだった。

そんなことが信じられた時代のおとぎ話がこのレコードには詰っている。
空想の世界旅行。
その旅は、軽々と時空を越え、時に宇宙にまで達する。
皆はこのレコードを聴きながら未だ見ぬ驚異の世界を夢見ていた。

われわれが暮らすこの21世紀の地球には、もはや見知らぬ土地なんて無くなってしまった。
テレビをつければ地球のあらゆるところの映像を見ることが出来る。
南の島で私達をやさしく迎えてくれる無垢な美しい娘などもういないことを知ってしまった。
無限だったはずの宇宙でさえ、この50年でずいぶんと狭い空間に変わってしまったようだ。
今や月の裏側ですら未知の空間ではないのだから。
パソコンを立ち上げれば月から火星から送られてきた画像を見ることができてしまう。
火星にも金星にも奇妙な形をした生き物はいないことを知識で知っている。
残念ながら、宇宙空間は空想の入り込む余地すらない無味乾燥な無限の闇に変わってしまった。
僕らはこの宇宙についてたくさんの情報を得たことと引き換えに想像力の入り込む余地を失ってしまった。

でも私はおとぎ話を、つまりこのレコードを発見することができた。
この空想旅行のオリジナルサウンドトラック盤を聴きながら、南の島のうっそうとしたジャングルに分け入り、海底深くに潜り、月の裏側を飛び回る。
秘密の地図を手に入れた子供のように、いつか旅に出る日を夢見続けるのだ。
いつの日か宝物を見つけることはできるのだろうか?







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