今年ももう終わりです。
皆さんにとって2007年はどんな年でしたでしょうか?
なんだか一言で一年を総括しなければいけないような気になったりもしますが、そう簡単にまとめられるものでもありません。
そんなのマスコミの悪しき影響です(笑)
良い事、悪い事、残念な事、素晴らしかった事。
上手くいかなかった事や人に迷惑かけた事だってありました。
困難を乗り越えて何とかやりきった事やさらりと目覚ましい結果を出した事もありました。
その上で今年はどうだったかといえば、写真のレコードを入手した年として記憶されるべき2007年かな?
なんて(笑)
47WEST 63rdアドレスのRナシ。
RVG刻印入り。
いわゆるひとつの「完オリ」つまり完全なオリジナル盤です(よね?)。
こんなこと興味のない方にはまったく意味のないことでしょう。
「ミゾ」なんて言葉になんとも思わないような方には単なる古くてボロいレコードに見えることでしょう。
まあ、実際裏ジャケットなど相当ボロいんですが。
でも盤はそう悪くないんですよ。
これはかなり贅沢をしてしまったな。
なんせ、今まで聴いたことなかったのにいきなりオリジナルに手を出してしまったし。
廉価で買って聴き込んで、その上で盤を遡っていくのが私の基本なのにそれを破ってしまった。
「なんだ、NEWK'S TIMEを聴いてなかったの!?」とお思いの方、スイマセン。
私はその程度、生半可なジャズ好きなんです。
音楽なんてCDで聴けるのに、とつぶやくあなた。
正しい意見です。
あるいはCDなどのメディアも必要ないのかもしれません。
iTunes&iPodで合理的な音楽ライフを送ることができるでしょう。
きっとそのままで十分幸せな音楽生活を送れる事でしょう。
決して皮肉でもなんでもありません。
妻を見ていてもそのほうが音楽との自然な接し方なんだと思います。
音楽に必要以上のこだわりなんて持つものじゃないのかもしれません。
けれど、私は日々レコード屋を巡ってはこんなことにうつつを抜かしているのです。
でも、闇雲に音楽を聴いていた頃に比べて、音楽に対してよりまじめに真摯に向き合っているようにも思うのです。
一期一会といったら大げさですが、同じレコードを聴いてもその瞬間は一度しかないのです。
大事に聴かなければ、と。
まあ、「ながら」で聴くことももちろんありますが(笑)
どこへ行くにもヘッドフォンステレオが手放せなかった頃がありました。
それがきちんとしたオーディオで古いレコードをガッツリ聴くようになり、まったく必要なくなりました。
その分私は解放されたような、自由になれたような気がしています。
スピーカーから出る「濃い」サウンドで栄養をきちんととることができるようになったからでしょうか。
それにより、音楽がより私の血となり肉となったからだと思っています。
なんて言いながら店頭にあるiPod touch触ってみたりはしちゃうのですが(笑)
ちょっと欲しいかも、なんて。
nanoもブスカワイイかんじが良い、なんて。