MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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雨に日には 18:09

昨晩から風雨ともに強く、子供が風音に怯えて寝付けないでいた。
つい、いろいろ恐い話をしてからかっていたら妻に叱られた(笑)
それから、寝かしつけるつもりで子供と横になっていたら、うっかり一緒に寝てしまった。
なんとももったいない話だ。
週末の夜の貴重な時間を失ってしまったのだ。
昼間、フットサルもあったからなァ。

そして今日は雨だ。
この天気だし何を聴こうか考えて真っ先に浮かんだのがこのジャケット。
「マーゴ・ガーヤン/テイク・ア・ピクチャー」である。
雨の降りしきる窓の外を見ているのはマーゴ・ガーヤン本人なんだろうね。
うっすら笑っているように見えるが何かを見ているのか。
それとも、何かを思い出して微笑んでいるのだろうか。

CDの帯には「ソフト・サイケファン幻の名盤」とあるが、この表現はいかがなものか?
かえって購入者層を狭めてしまってないかな?
なにせ「ソフト・サイケファン」向けなんだもん。
そんな人どこにいるんだ?
少なくとも私の周りにはいないぞ。
68年発表という時代性もあり、確かにサイケな部分はあるにせよ、単に女性SSWの流れで紹介してあげれば良いと思う。
全曲自作自演な訳だし。
マーゴ・ガーヤン自身、ソフト・サイケなんて言われ方、思いもよらないだろう。

マーゴ・ガーヤンをご存じない方には、クロディーヌ・ロンジェあたりを思い浮かべて頂きたい。
いわゆる「ソフト・ロック」系ですな。
囁き系ボーカルな訳なんです。
が、音楽的にはけっこう本格派で、大学のピアノ科でジャズを中心に学んでいたそう。
そんな彼女の人生を変えたのがビーチ・ボーイズの「God Only Knows」だった。
ウ〜ン、なるほど。
カラフルにしてポップなのはそういうことなのですね。
「サンデイ・モーニング」に始まる珠玉のポップナンバー15曲は、雨の日曜日にはまさにぴったりです。
聴いた後、どこか物悲しさが残るんですね。
ロジャー・ニコルズのアレが好きなあなたには特にお薦めです。
もっとも、ロジャー・ニコルズにはあまり「物悲しさ」はありませんが。

2007年の今となってはロジャー・ニコルズ好きの方ってのもあまりいないか…。

ロジャー・ニコルズ好きの方、失礼いたしました。
私は大好きです、念のため(笑)

☆おまけ☆

youTubeでマーゴ・ガーヤンの「サンデイ・モーニング」を発見!!
なんていったらファンのかたは超ビックリでしょうけれど、映像自体は全く関係ありません。
音だけです。
まあ、試しに聴いてみてくださいませ。
ビデオの終わり方がどこか「キャロライン・ノー」っぽい?
…意識しているわけないか(笑)



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| CD | comments(0) | trackbacks(136) | posted by mono-mono
「THE PAUL SIMON SONG BOOK」というタイトルからして素晴らしい 18:18

このポール・サイモンの1st(?)ソロアルバムはいわく因縁のある一枚だ。
その辺の経緯を萩原健太氏がまとめていたので引用させていただく。

  64年のファースト・アルバム『水曜の朝、午前3時』が売れなかったことでガーファンクルが
  大学に復学。
  仕方なくサイモンが渡英し、単身ギター1本で録音した盤だ。
  イギリスでは65年に発売されたが、サイモンに無許可だったため即刻回収。
  なのに、なぜか69年に日本発売。
  その後、74年にサイモンがソロで来日して日本盤の存在を知り、これもまた発売中止に。
  本国アメリカでは81年に5枚組LPボックス・セット“Paul Simon: Collected Works”の1枚と
  してリリースされたのみ。
  以降、収録曲中「リーヴズ・ザット・アー・グリーン」1曲がサイモンの3枚組ベストに収められ
  た以外CD化されることもなく幻となっていた曰く付きの盤だ。

とのこと。
2004年になってCD化されるまではコレクターズアイテムとなっていた訳ですね。
国内でもリリースされていたので激レアってほどではないのでしょうけれど。

私はCDリリース時にこの盤のことを知り、聴いてびっくり!
それまで聞き流していた「The Sound Of Silence」や「I Am The Rock」といったサイモン&ガーファンクル(S&G)のおとなしめな曲が、ここでは実にイキイキとポール・サイモン自身のギターと唄で奏でられているのだ。
商品としてよくできたS&Gヴァージョンに対して、ここでは彼の曲の本質を見ることができる。
さまざまな思いを抱えた、怒れる青年としてのポール・サイモン(といったら言い過ぎかな?)が垣間見れる名盤ではないでしょうか。
ポール・サイモン自身は失敗作と考えていたのかもしれませんが、とんでもない、素晴らしいですよ。
なにせ全編荒削りな弾き語りです。
彼の唄もギターもヨ〜ク聴こえます。

萩原健太氏によると、65年に発売されたイギリス盤は即刻回収、となっていますが、このイギリス盤には2種類のジャケットが存在しているんです。
写真はイギリス盤1stジャケットですが、写真は同じで文字の入り方が違うという2ndジャケがあります。
ひょっとすると2ndジャケのほうがレアだったりするかもしれませんね。
そして、日本盤はまた違うジャケットと、なんだかトッ散らかっているレコードです。
まあ、なにせ本人に内緒でリリースされていたってくらいの怪しい(?)モノですからね(笑)
個人的には、イギリス盤の2ndジャケのデザインが一番好きかな。


☆↓おまけヴィデオ↓☆

こりゃ、けっこう凄いことになってるので↓↓↓是非ご覧下さいね。
STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS かぁ(笑)
しかしポールのアートへのコメントは洒落になってるんですかね?
全然なってないよね(笑)
このへんに二人の力関係が見えるようで…。



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| RECORDS | comments(12) | trackbacks(1) | posted by mono-mono
アフロ・キューバンって? 14:35

アフロ・キューバン・ジャズという言葉を聞いただけでときめいてしまうような私です。
このジャンルを体系立てて聴き込んではいないものの、何枚かのレコードを繰り返し愛聴してきました。
アフロ・キューバン・ジャズの疾走感や流麗なメロディがすごくキモチイイ訳です。
一糸乱れぬブラス・アンサンブルとパーカッション隊が基本ということ。

今回、写真のマチート(MACHITO)の「KENYA」を取り上げようと思い、改めて「アフロ・キューバン・ジャズってナンダロウ?」と思い、ググって見るとウィキペディアにこんな記述が。

  アフロ・キューバン・ジャズ(Afro-Cuban jazz)は、ビバップ(ハード・バップ)とキューバを
  中心に発展した中米のリズムを基調としたラテンジャズの一種で、しばしラテンジャズと同義に
  みられる事もある。

そしてさらに、

  1941年に、キューバ人でコンガ奏者のマチートがマンボのバンドを始めた時、義理の兄弟であり、
  ビ・バップのトランペット奏者で編曲家のマリオ・バウサがマンボをジャズを取り入れた。これが
  現在の形態のアフロ・キューバン・ジャズの始まりとされる。

とあった。
なんだ、つまりはマチートがアフロ・キューバン・ジャズのオリジネーターではないですか。

でもってこの盤は、マチート楽団がキャノンボール(as)、ジョー・ニューマン(tp)をゲストに迎えた1957年の録音。
しょっぱなの「WILD JUNGLE」、躍動感あふれるブラスセクションをマチート他のパーカッション隊が、これでもカッと煽りまくります。
これぞッ、アフロ・キューバン!!
ヒュー、と思わず声が出そう。

マチートとといえばデヴィッド・ストーン・マーチンのイラスト・カヴァーによるレコードのイメージが(勝手に)強いのですが、ルーレットからもこんなレコードをリリースしていたのですね。
しかし、この時代のミュージシャンっていろいろなレーベルからレコードをだしていますが、単発とか数枚単位の契約でリリースしてたのですかね?

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| RECORDS - JAZZ | comments(2) | trackbacks(45) | posted by mono-mono
レイモン・サヴィニャックの原画を (g) で見た 18:55

ギャラリー (g) にはじめて行ってきた。
代官山駅にほど近いということで、大まかにしか場所を調べていかなかったので若干迷った。
妻が覗いた「COCCA」というテキタイルのショップの隣に (g) があったのでホっとした。
偶然にもほどがある(笑)

この (g) は、売れっ子アートディレクター水野学氏のグッド・デザイン・カンパニーが運営しているギャラリー。
今までにも本城直季展など気になるモノがあったのだけれど残念ながら見逃していた。
今回は、レイモン・サヴィニャックの、しかも「原画」展とあっては見逃せない!
という訳で一家でいってきました。
しかし、この企画展は明日まで。
興味のある方はダッシュで最終日に駆けつけるように(笑)

レイモン・サヴィニャック(1907−2002)は、フランスを代表するイラストレーター。
エール・フランスやミシュラン、日本でも森永製菓やサントリーなど、多くの広告やポスターを手掛けたので知っている方も多いでしょう。
写真のポスターは彼の代表作といってもよい作品だと思いますが、実はチョコレートメーカー用に描いたもののボツになりお蔵入りしていたモノなんだそう。

ヘ〜〜(笑)

今回10数点飾られていた原画の多くは値段がついていて、つまりは購入可能だったのですが、100〜200万円もしてはとても買える値段ではありません。
まあ、近くで見るとガッシュで描いてあるし、結構塗りムラもあり、案外適当なタッチにも見えてしまう。
これを「味」と見るか否かで、原画の評価は分かれるのではないでしょうか。
誤解ないように断っておくと、当然ですが抜群に素敵な絵であることには違いありませんよ。
ちなみに妻は「あの値段は、ちょっとねェ」とのこと(笑)
その点私は安易なので、お金があったならば喜んで買ってますね。
だって、激レアじゃないですか(爆笑)

写真はポストカードですが、同じデザインでポスターとして販売していました。
きちんとシルクで刷ってあって3,000円は適価といえるのでしょうけれど張る場所もないし購入は見送りました。
入れる額もないしね。
ウ〜ん、でも買っとけば良かったかな?(笑)
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モンブランのモンブラン 07:54

正しいモンブランなるものがあるとすれば、これほど正しいモンブランはないでしょう。
なぜなら、これが元祖モンブランだからです。
自由が丘駅前にある洋菓子店「モンブラン」の初代店主がフランスを旅した際に見たモンブラン山に魅せられ、それをケーキで表現したのだそう。
これは昭和初期のお話。

で、このモンブランのモンブランは、最近のポスト・モダン・ケーキ(?)の、ある意味対極にあると言うか由緒正しい洋菓子的というか、非常に明快なモンブランであります。
スポンジをベースに生クリームマロンクリームがたっぷりで、中心の栗一粒が嬉しい。
普通のモンブランは単に白い粉砂糖で雪を表現していますが、ここの雪は違います。
レモン風味の素敵なメレンゲがのっているんです。
モンブランではドカっと雪がつもってるぜ的リアリズムとでもいいましょうか。
モンブランはふんわり雪景色なんて甘いもんじゃないぜ、とばかりにハードボイルド(笑)
さすがはオリジネーター。
そして、このモンブランは見た目以上にボリュームもあるし1つ食べたらけっこうお腹いっぱいです。
自由が丘に行った際はお試しあれ。
大人気のモンサンクレールもいいけどモンブランもね!

そして、左の写真はケーキの箱を閉じているシール。
なんとも味のある手書き文字にぐっときました。
そういえばこういう雰囲気って最近見ないなァ。
きっちりデザインされた世界も悪くないけど、このくらい「いい加減」なモノにハっとさせられました。

「いい加減」は、「良い加減」でもありますからね(笑)

話は飛びますが、モンサンクレールの辻口さんが深夜のコンビニでミツヤサイダーとポテチ買ってるの見たことあります(笑)
いいエピソードでしょ。
けっこう庶民的だね(爆笑)

あと、自由が丘にほど近い同じ沿線の学芸大駅前には「マッターホーン」ていうこれも老舗の洋菓子店があるのですが、どっちかがどちらかにあやかったのかな?
のれん分けしたとか兄弟店だったりして。

なお、モンブランの元祖は、パリの老舗カフェ「アンジェリーナ」であるとする説もあるそうです。
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