前回の記事を書いていたらなんとなくポータブル・プレイヤのことを思い出したのです。
物置の奥に放り込んだまますっかり忘れてしまっていました。
まあ以前も、雰囲気ものとしてときどき使うくらいでした(笑)
7インチを次々聴く際に多少便利だったりはしますけれど、そんなに7インチ聴かないし(笑)
ちょうど10年くらい前だろうか、日本人アーティストがこぞってレコードを出したことがあった。
LPはもちろん、7インチや10インチを出すようなこともあったように記憶している。
スマップまでもがビーチボーイズのペットサウンズっぽいジャケットのアナログ出したのには驚いた。
そんなこともあってその頃、コロンビアのポータブルプレイヤが復活。
けっこうどこででも売っているようになって、さながらアナログブームってカンジでしたね。
あっという間に終わりましたが(笑)
まあ、そんな頃フリマでこいつを入手したのでした。
写真の通りのボロですが、けっこう聴けるものですよ。
昭和30年代製くらいなのかなァ。
今回ずいぶん久しぶりに使ったけど全く問題く動作するもんだなァ。
大したもんだ。
中音中心のローファイな音ではありますが、ノーグラン時代のホッジズやパーカーのアルトなんて驚くほどヴィヴィッドで色彩豊かだったりします。
トランペットあたりもけっこうよく鳴ります。
とはいえ、年代物だし手入れも行き届いていないので、スイッチいれるとハムノイズがでてきます。
真空管式なのでスイッチ入れてからしばらく経ってブ〜ンと始まる(笑)
でも、針降ろして曲が始まればそんなもの聴こえなくなりますから大丈夫。
終わるとまたブ〜ンと鳴ってますけど(爆笑)
なんとかならないものかと裏蓋開けてみても、機械のことなど分からない私にはできることもなく、ホコリ払って閉めました(泣)
こいつのいいとこは33、45、78と3つの回転数が選べるところ。
つまりSPが聴けるんですね。
針がロータリー式になっていて、LP・SPでくるっと交換できる優れもの。
どういうわけか手元にある数枚のSPがなんとかこれで聴ける訳です。
いいでしょ。
それに回転速度が微調整できる見かけによらぬ高機能なやつなんですよ。
駆動はアイドラードライブって、トーレンス124みたい!!
モノラル時代のEP用としてこれからも楽しんでいこうっと!
これの他にも、ステレオ用のポータブル・プレイヤもしまい込んであるんです、実は。
それもそのうちご紹介しましょう。
ウシシ。