MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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「ひとつ、村上さんでやってみるか」問題 00:42
これってサッカーチーム!
村上春樹氏の新刊「ひとつ、村上さんでやってみるか」というのが出ている。
これは、期間限定のウェブサイトを窓口にした、読者とのメールのやり取りをまとめたシリーズ第3弾。

村上春樹ファンからすれば、ウェブサイトから直接本人とやり取りできるチャンスだし、幸運なファンは自分のメールが本になってしまうという幸運が待っている(かも?)。
村上春樹嫌いからすれば、なんだよこんなテキトーな内容で稼ぎやがってチェッ、というべき薄っぺらな本(かな?)。

かくいう私からしても、正直、村上サンは上手いことやるなァ、と思いながらも買ってるし(笑)
活字中毒気味な人間には暇つぶし(?)にはもってこいな1冊、ということにしておきましょう。
いや、ほんとどうでも良い内容で、決して人には薦めませんよ。
実際私、第2弾は買わなかったのですが、今回は時間をつぶさなければいけないようなしょうもない仕事があったものでつい買ってしまいました。
値段も1,400円と実に微妙な(巧妙な?)設定。

ウ〜ン、どこまでも上手いゾ!

読者メールとそれに対する村上氏のコメントから出来ている本なので、短いスパンで区切りが入りそれゆえ時間つぶすにはもってこい、週刊誌感覚でパラパラと読めるのがいいですね。
はじめからでも、見出しが気になったところからでも、読み方もご自由にどうぞ。

私が村上氏の軽い読み物で気になる話題といえば、オーディオか音楽の話。
ささっと拾い読みしても、いくつか出てきたのがレコードハントの話。
このウェブサイトが開設されていた2006年3〜6月のあいだ、彼はアメリカのケンブリッジに滞在していたということで、
  チャーリー・マリアーノの「A Portrait of Charlie Mariano」を
  25ドルで入手した
とか
  ベヴァリー・ケニーの「Sings for Playboys」のオリジナルのきれいな盤が
  5ドルだった
なんてどこまでほんと? なんて羨ましい話題がちらほら出てきます。

村上氏はこういいます。

  僕はお金さえだせば好きなものが買えるという風潮があまり好きではありま
  せん。どんなに珍しいものでも5,000円以上だすことはほとんどありません
  (年に2回くらい)。
      〜中略〜
  お金よりは身体をこまめに動かしてレコードを集めたいと思っています。

ほんとか? と突っ込みたい気持ちは取り敢えず置いといて、なかなかこんな台詞いえるものではないですよね。
いまだに暇さえあればレコード屋を巡る彼らしい発言ではないでしょうか。
お金もなければ、レコード屋を巡る時間もどんどん無くなりつつある私にはかなり羨ましい。
まあ、大金持ちの余裕の発言ともとれますが(むしろそっちか? だいたい、欲しいのは買い尽くしてるんだろ、なんて)。
最後に、こんなエピソードで。

  このあいだ「デイブ・ブルーベック・アット・ストーリーヴィル(Fantasy 
  10inch)」のオリジナル盤をたったの5ドルでみつけまして、
  盤質は汚かったんだけど、あまりに安いので「まあいいか」と買ってきて、
  ためしに毎日ごしごしと心を込めて磨いていたら、思いがけずきれいになって、
  ほとんどスクラッチなしできけるようになりました。

いい話ではないですか?

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| 村上春樹 | comments(1) | trackbacks(2) | posted by mono-mono
これだからやめられない 12:14

知らない街の知らないレコード屋。
足を踏み入れるときに覚える期待感はいくつになっても変わらないもの。
先日も仕事でいった街で、チョイおしゃれな中古レコード屋を発見。
休憩時間にそそくさと覗いてみました。

この手のレコ屋はDJ対応な品揃えが基本なのでダンス系のものが中心なのは仕方がない。
でもジャズ系も必ずどこかにあるはずと棚を漁ってゆく。
全体に値段も良心的で、¥1,000でお釣りのくる盤も多い。
意外にロックやクラシックの棚もありその辺も一通りチェックしていくと…

おや?

リズミカルにサクっていた手が止まった。
それがこのレコード「THE BAND/MOONDOG MATINEE」。
アメリカ盤でジャケットの紙質がざらっとしている。

気になる。

検盤は店員さんに断らないといけないのかなァ? と思いながらも面倒くさいので(スイマセン)そそくさと中身を点検する。
この紫キャピトルのセンターレーベルはいよいよ怪しいぞ。
怪しいって、もちろん、オリジナル盤くさいということ。
で、値段は?
格安でゲット−!

このレコードにはジャケットをくるむイラストカヴァーがついているのだが、無くなってるのはまあこの際しょうがない。
なにせ¥420なんだから。
ジャケも盤もまあまあきれいな状態。
いやこういうことがあるから楽しいんですよね!

でもってうちに帰って調べてみるとオリジナル盤で間違いないでしょう。
内溝に「sterling」という刻印があり、これはマスタリングを行ったスタジオの名前。
録音もミックスもベアズヴィルスタジオ。

リラックスした雰囲気の古いリズム&ブルースのカヴァー集ではあるが、その裏のメンバーの人間関係はかなりヤバいことになっていたらしい。
長期のツアーや急激な成功に伴うプレッシャー、ドラッグ、音楽的行き詰まり。
その後は解散に向けて緩やかな下降線というか…。
もちろんラストワルツなどありますが。

まあ、ここではそんなこと忘れて素直にこのレイドバックしたグルーヴを楽しみましょう。
理屈や批評や分析なんて関係ないぜ、というこのレコードをね!
でもA面ラストの「第3の男」のホンキートンクなカヴァーはエビスビールにしか聴こえないという悲しい時代ですね(笑)
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| RECORDS | comments(0) | trackbacks(0) | posted by mono-mono
PLAYBOYのレコード、溝アリ 17:24

このLPは、「PLAYBOY」が1957年に行ったジャズミュージシャン人気投票をもとにまとめられた2枚組レコード。

 The Playboy Jazz All-Stars

なんたってレーナード・フェザーが企画し、コロンビア・レコードのジョージ・アヴァキアンとヴァーヴのノーマン・グランツが製作協力、マスタリング・スーパーヴァイザーはコンテンポラリーのレスター・ケーニッヒとくれば…
 マジで!?
と身を乗り出したジャズファンのかた大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

マジです。

収録内容が素晴らしく濃い!
見開きジャケットを開くと詳細なブックレットが実に丁寧に作られていてサービス満点。
トランペット、トロンボーン、テナーにアルト、バリトン、クラリネット、ギター・・・男性&女性ボーカルなどの各部門のトップテンが載っていてこれが面白いし、部門によっては3位までレコードに入っているのですが、そのミュージシャンの収録曲の解説はもちろん、ディスコグラフィも読めてしまうというお得なつくり。

音源はそれぞれのミュージシャンのレコードから持ってきているのですが、選曲の妙というか、豪華なメンバー集めて代表曲並べただけ、なんていう芸のないことはしていません。
例えば、A面を紹介すると、サッチモ「Do You Know What It Means to Miss New Orleans?」、ジャック・ティーガーデン「Rockin' Chair」、ベニー・グッドマン「When Buddha Smiles」(この曲は素晴らしいですよォ。アンサンブルといい録音といい完璧)、ライオネル・ハンプトン「Date With Oscar」と続くのです。
どうです、この選曲。
つまり、私はこのレコードで初めて知るような渋い曲ばかりということです(笑)
このタイトルだけで分かっちゃう人がいたら超ビックリですけれど。

「PLAYBOY」を単なるエロ雑誌と決めつけている方、認識を改めて下さい。
大人のための「総合男性誌」というようものなんですから、お色気も必要でしょう。
日本で読めるのは「週刊プレイボーイ」と「月刊PLAYBOY」なのですが、月刊PLAYBOYをたどっていけば、1953年にヒュー・ヘフナーによって創刊されたアメリカの「PLAYBOY」にたどり着きます。
その提携誌である月刊PLAYBOYは毎号読み応えのある特集が売りです。
いまでも音楽がらみの特集も多いですしね。
それに対して、週刊プレイボーイは、元祖と無関係な日本オンリーの雑誌なのでかの有名なウサギちゃんマークは使えないらしい。
ヘェ〜、ヘェ〜〜って古いか(笑)
でも週刊プレイボーイだって読み物や連載企画もがんばっていますよね(なんて言い方偉そうですね、すいません)。

このレコードはアメリカの「PLAYBOY」が企画した、大人の男性のためのファン感謝レコードといってよいのでしょうかね。
58年、59年にも同様企画のレコードがリリースされており、私が唯一もっていない59年は豪華な3枚組ボックスセットなので、これもいずれは欲しいです。

これ、決して高いレコードではないと思いますが、案外でてこないかもしれません。
見つけた際には是非とも聴いてみていただきたい1枚です。
ただ、「PLAYBOY」を読むような(たぶん)白人層の人気投票だからなのか、ブルーノート系黒いジャズは一切収録されていません。

 マイルスもなし。
 ロリンズもなしです。

その辺物足りないというジャズ原理主義の方も多いかもしれませんが、私には素晴らしく楽しいレコードです。
前回アップのポール・ウィナーズは3人とも揃ってますし、ジェリー・マリガン、チェット・ベイカーなどウェストコースター多数収録。

雑誌「PLAYBOY」本体でも、レコード発売にあわせてジャズ特集号がでているのでそちらもかなり欲しいんですゥ。
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| RECORDS - JAZZ | comments(5) | trackbacks(7) | posted by mono-mono
凄いぜ、国内盤!! 23:12

私のフェイバリット・ギタリスト、バーニー・ケッセルはこのブログでも何度か登場していますね。
彼の「ポール・ウィナーズ」となれば泣く子も黙る超名盤。
そして、名録音高音質としても名高い1枚ではないでしょうか。
ヒョットしてこれをお読みの方の中にも、リファレンス盤としてお使いの方もいるかもしれません。

この「ポール・ウィナーズ」は、バーニー・ケッセルをリーダーに、レイ・ブラウン(b)とシェリー・マン(ds)によるトリオ。
ダウンビート誌の人気投票でトップを獲得した(ポール・ウィナー)3人でのレコーディンだから「ポール・ウィナーズ」。

先日このオリジナルモノラル盤を入手して、「さすがに良い音だなァ」なんて思いながら聴いていたのですが、ふと思い立って、それまで聴き込んできた国内盤との聴き比べをしてみたところ…

ビックリ!!

だって、国内盤のほうが音が良い!!!!
この国内盤はステレオ盤ですが、モノカートリッジで聴いてみるとオリジナルモノラル盤よりも素晴らしいのです。
シンバルのシャリシャリ感にしても、ベースのブンブン感にしても、ギターの音色やスタジオ空間のリアリティにしろ、断然リアルなんです。
まいりました。

オリジナルモノ盤はマトリクスがD1&2なんです。
当然、2色印刷の1stジャケットだし。
なのに国内盤のほうが音がよいだなんて(泣)

オリジナル盤という年代物では、個体差はかなりあると思われるので、これがすなわち、「ポール・ウィナーズのオリジナル盤なんて音悪いじゃん」とは決してなりませんが、悔しい気がするのを理解頂けますでしょうか。
きっと前のオーナーがそうとう聴き込んですり減ってしまってるんだよ。
それほど良いレコードなんだよ…。
愛されていたんだよ…。
トホホ(苦笑)

国内盤についてももう少し説明していくと、これは、ワーナーパオイニアが「オリジナルジャケット、オリジナルレーベル使用、オリジナル解説完全翻訳付」でリリースしたもののサンプル盤です。
定価は2,200円。
残念ながら発売年は不明ですが、このとき<SPOTLIGHTシリーズ>として、コンテンポラリーレコードがずらっとリリースされています。
この<SPOTLIGHTシリーズ>でコンテンポラリーを集めてみるとお買い得かもしれませんね。
とりあえず「キング・サイズ」あたりどうかな?
ヒョットして人にあげちゃったアレはコレだったかも!?

こうなると今後どちらの盤で聞くかというと・・・オリジナルモノラル盤になるのかなァ(笑)
音より、モノかァ?!

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凄いぜッ、ディラン! 23:00

ボブ・ディランが75年に行った伝説のライブツアー「ローリング・サンダー・レビュー」から、11月と12月に行われた4回の公演から選ばれたベストトラック20曲を収録したCD2枚組。
これにボーナスDVDが付いた初回盤をこのたびゲット!!

そもそも発売時に買っとけって話ですよね。
でも「どうせそのうち中古でね」なんて思っていたのですが、入手までに結構かかりましたねェ(笑)
リリースから3年ですか。

ヤフオクで時々チェックしてみても案外でてこないし高いしで半分あきらめてましたが、とある中野ブロードウェイの中古屋さんの棚に格安で発見。
DVDに薄いキズ多数ありABCのC判定。
店員さんに一応確認すると、かからないものは売りません!との力強いお言葉。
それでは、といただいてまいりました。

OKでしたよ。
実際問題なくDVD観れました。
この映像はすでに YouTube で観ていましたが、高画質高音質ではまた迫力が違いますね!

このときのディランは、ヤバいですねェ。
これって、しらふなんでしょうか?
この鬼気迫る姿を見るといろいろと想像してしまいますが、どうなんだろ?
私の印象だと、ディランとドラッグってあまり結びつかないのですが。
バンドメンバーも目がギラギラしてるしなァ(笑)

みなさんも凄まじくパワフルなディランをご確認下さいね。




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