Cornelius 待望の新作『Sensuous』登場! |
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Cornelius の約5年ぶりとなるオリジナル・アルバム『Sensuous』が発売になった。
先行のシングル “Music” が前作「point」をより研ぎすませたような素晴らしい出来だったので大いに楽しみにしていた。
発売当日、渋谷HMVに駆けつけて購入。
前作もHMVではおまけのミニCD付きだったので期待していたら、やはり今回もおまけがついていた。
ラッキー(写真参照)。
でもタワーレコードではタワーレコードバージョンのおまけ付きらしい。
ただし、内容(音)まで違うのかは未確認。
その他、新星堂などでもおまけはついているのだろうか?
しかし、どうでもよいおまけCDである。
「時間のない人用に全曲同時にお届け」ヴァージョンと「さすがに聴きにくいので断片をお届け」ヴァージョンという2トラックがはいってる。
なんだかなァ(笑)
どっちも聴けたモノではないじゃん!(笑)
笑えるけど。
とはいえ、本編はいたってシリアス。
真のオルタナティブなロック(ポップ?)とは何か、みたいなことを考えさせてくれる。
ただ今作では、楽曲よりも、音の質感や定位、実験性が優先されているようだ。
まさにミニマルな音世界。
これぞコンテンポラリーミュージック。
ここまでいくと、良くレコード会社もこれでOKだしたなァ、と人ごとながら気になってしまう。
このあたり、かつての相棒、小沢健二の最新盤にも通じるわがままっぷり。
これぞ、元フリッパーズ・ギターといったところか?
なにしろ、24ビット録音というだけあって音が素晴らしい。
残響音や定位、音圧、レンジの広さ。
特に1曲目などは非常に繊細な生ギターのニュアンスがデジタルならではの処理を施されて、いろいろな方向から耳に飛び込んでくる。
カラフルな1つひとつの音がまるで目の前を流れていくようでとても美しい。
キラキラした風鈴の音が上のほうで煌めき、ズーンと低音弦の震えが床を這う。
このCDはオーディオ次第でも楽しみ方が全然違ってくる。
うちのような真空管&フルレンジなどではなく、最新のデジタルオーディオかなんかで再生したらとんでもなくヴィヴィッドな世界を楽しめるのではないか。
あと、良いヘッドフォンが欲しくなることウケあい。
そしてマークレヴィンソンをマルチで使って、ウィルソンのスピーカーなんかだとどんなことになってしまうのだろ?
これを読んでるオーディフリークの方っているのかなァ。
特に現代オーディオでバリバリに聴いてる方に試してみてもらいたいCDです。
この手の音楽(iTunes Store 的には「オルタナティブ&パンク」)になじみのない方の感想も是非お聞きしたいものです。
逆にミニコンなんかだとどんな印象になるのかも気になるところ。
どっちも試してみたいけど、どっちもないんだよね(笑)
それでは最後にこのアルバムからの2曲のPVをご覧下さい。