ニューアルバムのリリースを(確か)10月にひかえているコーネリアスの、いまさらながらと思いの方も多いでろう12インチ盤を仕入れてきました。
「STAR FRUITS」「SURF RIDER」の2枚ですが、ご存知のない方にこいつらの説明を少々しておきます。
ジャケットからも察しがつくでしょうけれど、この2枚はいわば兄弟(?)のようなレコードになっているんです。
つまり、この2曲があわさってはじめて「STAR FRUITS SURF RIDER」として完成するという趣向なのです。
それぞれのレコードをそれぞれのプレイヤーで同時にかけなさい、という無茶な指示なんですよ。
ただでさえレコードプレイヤ持ってる人もそう多くないし、ほとんどは2枚同時がけなんてこと出来ないでしょう。
仮にできてもやるか?
とはいえ、私はこの「STAR FRUITS SURF RIDER」が大好きで、この12インチ機会があれば入手したいものと思っていました。
ちなみに下にちっこくおいてあるのはCDシングルです。
これは元々持っていたもので、こちらも8cmCDの2枚組。
こっちも「同時にかけて曲を完成させてみよう!」って趣向なんです。
この曲なんと'97年にリリースなので、もう10年か!!
ウ〜ン、時の経つのは早いものですね(笑)
改めて聴いてみても実によい曲ですよ。
どこかブラジルっぽいパーカッションや12弦のアコギの響きが気持ち良いスペーシーな曲です。
当時流行っていたリズム、ドラムンベース(!)のコーネリアス解釈といえるのでしょうけれど、いいぐあいにハマってるのでそう古いカンジもしません。
この曲の入っているアルバム「ファンタズマ」は歴史に残る名盤といえるのではないかと思いますが、いかがでしょう?
ジャケットデザインもそれにふさわしいものだと思いますし、専用のイヤフォンがついているという特殊仕様でしたね。
この頃、フリッパーズの盟友、小沢健二クンも「LIFE」という傑作をつくっていますし、なかなか楽しい時代でしたね。
10年だもんなァ。
この頃の小山田クンは、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンにかなり入れ込んでいて、このジャケット写真にしてもモトネタは
これだったり、アルバムの歌詞カードのところでも「ペット・サウンズ」のマネしてたりして。
そういえば、分かりにくいですが、この水玉シャツのカラフルな水玉は自分で塗ったらしいです。
ホントかな?
それでは久しぶりに「ペット・サウンズ」聴いてみようかな。