これ何かお分かりになりますか?
タイマーです。
キッチンタイマーでございます。
お分かりになりましたか?
電卓のようでもあり、どことなくauあたりのケータイを彷彿とさせる、シンプル&美しいデザインではありませんか。
我が家では(というか、私がなのですけれど)キッチンタイマー問題が長年の懸案事項となっておりました。
探し始めたのが一体いつのことだったのか今となっては思いだせませんが、軽く10年くらい経っているのではないか。
こう見えても(どう見える?)料理は一人暮らしの頃からケッコウ好きなのです。
料理をしていると案外時間を計る場面って多いではないですか。
麺類をゆでたり、野菜や魚を煮付けたりといろいろな場面で「タイマーがあったら便利だな」って思いますよね。
そんな訳でタイマーを買おうと思ったものの、これはというデザインのものがナッカナか見つからない。
それから私の苦難のタイマー探し時代が訪れ、つい昨日までのかれこれ10年ほど続いたのです(笑)
キッチン用品屋さんやハンズなどキッチンタイマーを扱っていそうなところは折に触れて覗きました。
調理道具などの専門店が集まる合羽橋に足を伸ばしてみたこともあります。
料理本・雑誌、雑貨本など書籍類の小物として登場するなかにいいものはないか、ぱらぱら立ち読みすることもしょっちゅうでした。
もちろん、キッチンタイマーばかりムキになって探してたなんてことはありませんが、それなりにアンテナの感度を上げていたつもりなのです。
なのに「これは!」というものがなかなかどうして見つかりませんでした。
その間、全くいいものに出会えなかった訳ではありません。
それなりに「おッ!」ってものがあったからこそナガ〜く探し続けられたのでしょう(というか探すはめになったのか?)。
例えば、アンティーク品なんかにはいいのがあります。
ファイアキング扱ってるようなお店にはアメリカあたりの古いポップなベークライトでできたようなキッチンタイマーがあったりします。
もともとは真っ白だったであろうオフホワイトなボディに赤いダイヤルとかカワイイかんじだったり、見た目はかなり素敵なのですが、いいお値段付けてるし動作の保証もないのでインテリア向きというか、実用性が欠けてしまいます。
ということで残念ながらこの辺は却下。
実用性といえば、ブラウン社の80年代製くらいのキッチンタイマーはよかった。
いまでも見つけたら欲しいくらいですが、さすがのブラウン、シンプル&機能美で秀逸なデザイン。
これ雑誌「PEN」で見かけたのですが、現行品ではないため気長に自分で探すしかないという。
でもやっぱりこれ見つけたら欲しいかも(笑)
それにしても間に合わせのものを決して買わないのは我ながら凄い。
もっとも、なくても何とかなってしまうからこそ買わない訳で、今回折角見つけたのに買ったことに満足して使わなかったりして…(爆笑)
このキッチンタイマーとの出会いはそもそも行きつけのうどん屋さんにて先月くらいのことでした。
ここはカウンターだけの小さなお店で、そのカウンター越しの厨房の壁にペタっとこれが着いていることを発見。
オヤっ??
そのときの私の目はキラっと輝いたことでしょう。
もう、「見つけた!!」ってカンジです。
行きつけとはいえ、お店の人ともしゃべったことなどありませんし、ましてやいきなり「あのキッチンタイマー、どこで買ったんですか?」なんて私は聞けません。
どうしよう?
とりあえず、周辺のこれを扱っていそうなお店の徹底捜索の開始です(笑)
かるく考えてましたが探して見ると全然見つかりません。
そもそも、この辺で買ったとは限らないし、そう簡単にはいきませんでしたね。
もちろん最終的にはこうやって入手できたのですが、ある量販店の棚に偶然発見しその場で一瞬固まってしまいました。
「あ、あったァ」というカンジに。
さすがに膝からわなわな崩れたりはしませんでしたが。
という訳でひとまず我が家のキッチンタイマー問題は解決したのでした。
こういうのって秒単位で計れるのですね、そこまで細かく計ることもないとは思いますが。
とりあえずこれからゆで卵でもゆでよっかなァ。
スパゲッティもゆでちゃおっかなァ。