□□パーカッショニストのレイ・バレットさん死去□□
レイ・バレットさん(パーカッショニスト)は、AP通信によると17日、
米ニュージャージー州ハッケンサックの病院で死去、76歳。
ラテンジャズのコンガ奏者で「ミスター・ハード・ハンズ」と呼ばれ、
50年代以降のニューヨークのジャズシーンをリードしてきた。
日曜日の朝刊を開けるとこんな死亡記事がでていて驚いた。
レイ・バレットって生きてたんだ!というのと、亡くなったんだ!という気持ちが同時におこりました。
好きなミュージシャンは? と聞かれても、レイ・バレットの名前は決して出てこないと思います。正直言って。
でも、この記事を読んでから、レコード棚を探してみたら改めて、彼が参加してるレコードの多さに驚いた次第です。
へェこんなに持ってるんだ、ってかんじ。
なかでも印象深い4枚を選んでみました。
右上 RED GARLAND TRIOの "Manteca" は、ジャズを本格的に聞き始めた20代中頃に闇雲に買ったなかに混ざってた1枚です。
しょっぱなの「マンテーーーカッ」からやられてしまいました。
ラテンジャズなんて言葉も知らなかったけど、カッコイイなぁと。
右下はジャケ買いした KENNY BARRELL の大名盤 "Midnight Blue" 。
このレコードのレイ・バレットのコンガはホントかっこいい。
ケニー・バレルの「真夜中&マッサオ」なギターを、乾いたコンガがクールに盛り上げます。
大人なジャズの世界を垣間見れますよ。
これは深夜に一人、シングルモルトなどなめながらどうぞ、ってかんじです。
しかもこれはブルーノートのオリジナル盤。
いいでしょ。
東芝盤で聴き込みましたが、念願かなってオリジナルモノ盤を去年入手しました。ウシシッ。
左上は私が持ってる唯一のレイ・バレットのリーダーアルバム。
レアグルーブなんてのが流行った頃、DJに再発見されたグルーヴィな1枚。
その下は彼の本領発揮のライブ盤。
最強のサルサレーベル「ファニア・レコード」のオールスターバンド、ファニアオールスターズ。
気心の知れた仲間とともにおおいに盛り上がってます。
ユルいけどかっこいいジャケがまた最高。
ほかにもたくさんあるのですが、きりがないのでこの辺にしておきます。
いやァ。ロックジョーの「アフロ・ジョーズ」なんてのも素晴らしいんだよね、なんて。
ご冥福を祈っております。
いままでご苦労様。
これからも楽しませてもらいます!!