「10inch仲間」としてのJUNE CHRISTY "Something Cool" |
23:19 |
前回のフランク・シナトラの10inch盤に続いては、私のNo2女性シンガーのご紹介。
ヴォーカルものの名盤特集なんてあれば必ず取り上げられるような超名盤。
ジューン・クリスティ「サムシング・クール」
これもシナトラの場合と同じく最初は国内盤LP(左)で聴き込んでいて、たどり着いたのがオリジナル10inch盤(右)。
ただ、LPだと11曲入ってるんですが、10inchだと7曲しか入ってないんですよね。
という訳なのでオリジナルLPゲットが次なる目標です。
このレコードにはオリジナルステレオ盤ってのもあるんです。
ただこれが評判よくないんですよね。
なぜかというと、オリジナル録音から数年後に改めて再収録されていて、しかも体調でも悪かったのかジューンさん、あまり唄えてないらしい。
でもジャケットが良いんですよ。
このモノラル盤のはモノクロな色合いですが、ステレオ盤のはカラーのイラストになっているんです。
それにオリジナルのジャケでは閉じているジューン・クリスティの目が開いていたりするので、モノ盤と並ぶと楽しいので是非欲しいです。
もっとも、ジューン・クリスティは私の「アイドル」なんでとりあえず何でも集めてしまいたいんですが。
ジューン・クリスティのレコードをなんでも欲しい理由はほかにもあって、彼女の全盛期のレコードはキャピトルに集中しているのですが、バックのミュージシャンがそれはもう魅力的なんです。
シェリー・マン、バーニー・ケッセル、ボブ・クーパー(彼女のダンナ)なんていうコンテンポラリ一派がサポートしています。
ピート・ルゴロのアレンジもポイント高いですし。
ようするにウェスト・コースト・ジャズのおいしいところ満載なんです。
知的でクールでスタイリッシュにして「ホット!」とでもいいましょうか。
聴いたことがないかたは是非どうぞ!!
このLPなんかはジャズの入門編としてもちょうど良いのではないかと思います。
ところで最初にジューン・クリスティを「私のNo2女性シンガー」といいましたが、1番はブロッサム・ディアリーです。
ご存知ですか? ブロッサム・ディアリー。
ジューン・クリスティもそうなんですが、名前からして素敵すぎます。
最近は彼女のレコードはなぜか(なぜだろう?)高騰してしまい、かなり手に入りにくくなってしまいました。
ちなみにブロッサム・ディアリーをどのくらい好きかっていいますと、娘の名前は彼女からいただいたほど。
まあ、名前のいわれはほかの人にもあるんですが。
機会があればいつかブロッサム・ディアリーも紹介しようと思ってます。
それでは今回はこのへんで。
チャオ!
上はお買い得盤。
下はモノ&ステレオが両方はいってる限定盤。お好みでどうぞ。