これまた青春の1枚。
いっときほんとこればかり聴いていた。
JOHNNY THUNDERS & THE HEARTBREAKERS / L.A.M.F
これとハノイ・ロックスの「燃えるロンドンナイト」(すごいタイトルだ:笑)は私の高校時代後半を象徴するアルバムだ。
その頃好きだったモノの大半は処分してしまったので、こうして買い直しているのだ。
こんなピンク盤ではなかったが。
当時「L.A.M.F」はカセットテープで所有していた!
カセットテープといっても誰かに落としてもらったのではなく、輸入盤カセット。
ハンズの裏にあった頃の渋谷タワーレコードで買った。
「D.T.K」ってライブアルバムとの2in1でね。
テープが伸びるほど聴いたな。
彼は生きている間に何度死亡説が流れたのか?
なにしろジャンキーにして、そのどうしようもない生き様が売りでもあったから。
スウェーデンで死んだとか、ロンドンで死んだとか、そんな情報がどこからともなく聞こえてくる。
今ならありえないかもしれないが、20年前にはそんな噂がまことしやかに流れ、ファンはやきもきしたのだ。
でも「そう簡単に死なないよね」なんて思わせといて、91年に薬物とアルコールの過剰摂取によりあっけなく行ってしまった。
ジョニー、死んだなんて信じられないよ。
しかし、ロッカーとして生きる事の困難さを、彼の亡くなった年齢になってみて想像する。
友人だったシド・ヴィシャスのように、若く美しいまま伝説になれなかったジョニー。
若気の至りでやりたいようにやるなんて時代は、気が付けばズッと昔のことになった。
この先どんな風に行きていけば良いのかを見失ってしまったのかもしれない。
パティ・パラディンとの「COPY CATS」なんていうR&Bやオールディーズナンバーを集めた素敵なカヴァーアルバムもリリースしてたのに…!
ジョニー、あんたこそがマザファカッだッッッ(笑)