MONOmonologueモノ(物→コレクション)とMONO(モノラルサウンド→レコード)をこよなく愛するオヤジの徒然日記。

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ビックロ de マランツ 10:40

ビックロへ行ってマランツTシャツを買ってきた。
ビックロ開店のニュース映像の片隅に写り込んだこのTシャツを見て一目ボレしたのだ。
モデル7とモデル9がプリントされた素敵なデザインだけど、そのことが分かる人はどのくらいいるのだろう。

このTシャツをデザインした人はオーディオ好きなんだろうか?
あるいは資料を漁ってモデル7とモデル9を発見したのだろうか?
あるいはマランツ担当者の思い入れかもしれない。
いかにしてこのデザインになったのか。
気になる。


【 マランツ MARANTZ 】(ウィキペディアより抜粋)

インダストリアルデザイナーで電気技術者のソウル・バーナード・マランツが、1951年に友人のスタジオエンジニアからの依頼でプリアンプを製作。評判が良かったため妻と共に自宅で生産を開始。しかし400台もの受注を抱えたため1953年「マランツ・カンパニー」を設立し事業化する。

特に1950年代末期に発売されたプリアンプの「model 7(7C)」、パワーアンプ「model 9」の2機種は日本でも特に有名で、その先進的な設計と美しいデザインは、真空管全盛時代のオーディオアンプを語る上で欠かすことの出来ない存在となっている。


モデル9はモノラルアンプなので2台無いとステレオで聴けないのだけど…。
そんなことが気になってしまうのであった。
だから私はTシャツを2枚買った(ウソ:笑)。



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世界にひとつだけのイヤホン 12:23

家で音楽を聴くことで私は十分に満足していた。
携帯プレイヤを必要としていなかった、ということだ。
音楽を外に連れ出そうとは思っていなかったのだ。
私にとって「家で音楽を聴くこと」とは、「レコードを聴くこと」を意味していた。
家でレコードを聴くこと、はスピーカーから音楽を聴くこと、なのであった。
古いレコードを、古いアンプを通して、古いスピーカーから聴くこと、だった。
それが音楽を大事にする、私なりの方法だった。

3年くらい前だろうか、妻がiPodを買ってきた。
Shuffleという機種で、手のひらにすっぽりおさまるとても小さな黄緑色の装置だった。
ためしにお気に入りのCDをiPodに入れて聴いてみた。
思ったよりずっと音の良いことにまず驚いた。
付属のイヤホンで聴いても、それまで部屋でスピーカーから聴くのとはまるで違う世界が広がった。
妻はiPod Shuffleを買ったにもかかわらず、ほとんど使っていないようだった。
私が使って良いかと尋ねると、どうぞ、といわれた。
私は毎日、音楽を外で聴くようになった。

iPod Shuffleで音楽を聴くこととは、イヤホンで音楽を聴くことだ。
ピカピカ光るCDから取り込んだデータを、ピカピカのiPodでイヤホンから聴くことだ。
iPod Shuffleによって、お気に入りの音楽を家の外へ持ち出すことができるようになった。
いつも見慣れた風景に、お気に入りの音楽がオーバーラップする。
また、初めて見る風景に聴き馴染んだ音楽を添える。
音楽に新たな意味が加わるようになった。

ほどなく付属のイヤホンをやめて、少し良いイヤホンを使うようになった。
iPod Shuffleは外出に欠かせない道具となった。
私はずっと、iPod Shuffleにとくだん不満なく使ってきた。
最近になってふと、もう少し良い音で聴くことが出来たら、なんてことが頭をよぎった。
iPod Shuffleでの音質向上とはまず、イヤホンのグレードアップであろう。
いまイヤホンやヘッドフォンは百花繚乱の状態で、各社がしのぎを削っている。
もちろん私の使ってきたイヤホンは、ごく普通の機種で固定式のケーブルがついた廉価品である。

オーディオの世界でケーブル交換はいまや常識だ。
では、手持ちのイヤホンのケーブルを交換したら音はどうなるのだろう?
遊び心に火がついた。
さてモノは試しだやってみよう。
ささっと秋葉原のTOMOCAに行ってパーツを買い揃え作ってみた。

構想&制作およそ半日のカスタムイヤホンの完成である。
ステレオジャックに内部配線用のカナレの2芯シールドケーブルをハンダ付け。
それを外装チューブで束ねただけ、という世界にひとつだけのイヤホンである。

早速、試聴。
音質は良くなったか。
ウ〜ン、まあまあかな(笑)。

明らかに低音は増した。
ドラムのキックなど明らかにスピード感も量感も増している。
しかし中高音には少し力が足りないようだ。
どうしよう。
どうするもなにも、とりあえずエイジングしかないだろう。
プレイ状態でiPod Shuffleを放置して、ケーブルに電気を流し続けるのだ。
使う時間を増やして、それによって音がこなれて中高音も量感が増してくれれば良いのだが。

しかしまあ久しぶりのオーディオ工作であった。
パーツを選んで組み立てるわくわく感。
ちゃんと出来ているか、どきどきしながらの音出し。
プレイボタンを押して音楽が流れ出した時の嬉しさ。
それらすべてが楽しい!
これがなにより必要なのだ。
音が良くなればなお良いではないか(笑)。


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平日の昼間にレコードをみがく 07:48

平日の昼間にひとり、家でレコードを聴く。
休日出勤の代休を取ったのだ。
ちび達は学校で、妻はさきほど、髪の毛を切るといって出掛けた。
私はいつもよりボリュームを上げてレコードを聴く。

レコードを聴きながら、次に聴きたいレコードを選ぶ。
いま聴いているレコードから自然に連想されるレコードもある。
あれこれ考えて決まるレコードもある。
そして、次に聴くにふさわしいレコードが決まったら棚から抜く。
ジャケットからレコード盤を取り出し、磨く。
レコードを聴きながら、次に聴くレコードを磨くのだ。

レコード磨きには、シルコットとキムワイプという二種類のワイパーを使っている。
シルコットはスキンケア用のカットコットンである。
コットンシートが不織布にくるまれているため拭いたあとに繊維が残らない。
保水性にすぐれ、クリーナーで汚れを落とす際に使っている。
キムワイプは業務用のワイピングクロスである。
実験室でも使用されるという極めてケバ立ちや紙粉の少ないパルプ製のワイパーである。
吸水性にすぐれ、拭き取りと仕上げに使っている。
(※キムワイプは、アマゾンで送料無料で注文できます!)

まずは、盤にモノクリーナーをたっぷりつけ、シルコットで磨く。
表も裏も、外周から内溝までしっかりとクリーナーをつけて磨く。
ただし、レコードレーベルに水分が付くとブルーノートなどの古いレコードの場合、印刷が悪いのかインクが落ちるので注意が必要だ。
磨いた後のコットンを見たらインクで青くなってて真っ青になったことがある(笑)。
確か、コロンビアの2つ目でも落ちやすいレーベルがあると記憶している。
ご注意あれ。

モノクリーナーを使ってシルコットで磨いたあとは、精製水でのすすぎ作業となる。
盤に精製水をたっぷりたらしてキムワイプで丁寧に拭き取り、更に新しいキムワイプで仕上げとなる。
シルコットもキムワイプもとてもリーズナブルで手に入りやすいので気兼ねなく使えるのが良い。
いっとき、レイカ&ビスコを使っていたが、私にはお高いのでどうも使い方が遠慮がちになっていけない。
この方法が私向きなのだ。

さて、写真はディジー・ガレスピーとダブル・シックス・オブ・パリの共演盤。
フランスのランバート・ヘンドリックス&ロスというべきダブル・シックス・オブ・パリ。
ディジー・ガレスピーのトランペットとフランス語のヴォーカリーズで見事に共演している。
「フランス語」というところ私にはぐっと来るのだが、評価の分かれるところかもしれない。
このレコードのセンターレーベルは、湿式クリーニングにはもってこいのツルツルした状態である。
すべてのレコードがこんなセンターレーベルだとよいのだけれど。
おかげで心置きなく磨くことが出来る最高の1枚。
そしてジャケットもピッカピカのコーティング仕様なのでジャケットもクリーナーで磨くことが出来る。
これでお手入れは終了。
レコード全体がシャキっとするのである。

さて、それじゃ聴くべ!









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ベイシーの音 10:23

少し前に出た「ku:nel」を紹介しようと思って忘れていた。
アートディレクターの平林奈緒美さんのお宅拝見&コレクション開陳に見とれたり、酒の肴特集のところでWILCO好きのご夫婦がいらっしゃったりして楽しく読み進めていったら、後半の記事にビックリ。
なんといきなり、「ベイシー」が出てきたのだ。

「ベイシー」とは、岩手県一関市にあるジャズ喫茶である。
ジャズとオーディオを愛するすべての人々に、数々の「伝説」に彩られた「聖地」として知られるジャズ喫茶である。
私は未だ訪れたことが無い。
アンプからスピーカーに至るすべてをJBLでまとめたオーディオから放たれる「サウンド」は、「ジャズそのもの」と評される。
そこで使用されているJBLは、すべて30年以上前の製品でありながら、超ド級のヴォリュームで、あたかも楽器がそこで演奏されているかの様にジャズを鳴らすという。
音の良さが評判に評判を呼び、カウント・ベイシー本人が訪れ、エルヴィン・ジョーンズが来日の度に手弁当でライヴを行っていた。
創設60周年記念の新スピーカー発表のために来日したJBL本社首脳陣が一関を訪れ、「ベイシー」の音を聴いて腰を抜かしたという。

では、なにゆえ「ベイシー」の音が凄いのか?
オーディオに関心の無い方は思われることだろう。
高価な装置を使っているから、と思うかもしれない。
高価な装置を使っていることには違いないが、それだけで良い音が出せるならJBL首脳陣が腰を抜かしたりはしない。
良い音を出すための「調整」と「工夫」を常に行っているのだ。
例えば、あなたのお宅のコンポのコンセントの左右を入れ替えて音を聴き比べてみると良い。
スピーカーの向きを少しずつ変えて音の違いを聴き比べてみると良い。
どちらが好みの音なのか。
そのような「調整」と「工夫」の先に、あなた固有の「サウンド」が聴こえて来るかもしれない。

「ベイシー」では、機器のコンディションを保つため開店以来電源が落とされたことはほぼ無いという。
スピーカーの箱の中は何か秘密があるらしい。
オーディオ機器のアースが大変なことになっているらしい。
それらすべての行為は「音」のためにあるのだ。
「ベイシー」のファンは、店で使用されているオーディオ機器の型番まですべて知っていることだろう。
というのも、店主の菅原正二氏がそれらのオーディオと格闘する日々を著書に記しているからだ。
執筆はすべて万年筆。
音源はすべてレコード。
それでいて、アナログの素晴らしさを説くのでなく、俺はこれが好きだから、とサラリと受け流す。
「ベイシー」はまさに、私のようなモノズキにとって、憧れの場所なのである。

私が菅原さんの娘のことを知ったのは昨年末のことだった。
何気なくネット検索したらこんな結果が表示されたのだ。

  そう、実はwatoさんのお父様は、ジャズファン、オーディオファンにはお馴染みの、
  岩手県一関のジャズ喫茶『ベイシー』のマスター、菅原正二さんなのである。
   JBL SAS100 インタビュー | JBL by HARMAN

オオ!とそのページを見てみると、JBLの国内販売元のハーマンのサイトで菅原さんの娘「watoさん」が新商品の紹介していたのだった!
タイアップだな(笑)と思いつつも、娘さんがこんな風にご活躍とは知らず驚いた。
今回の「ku:nel」は、そのwatoさんを中心にしながら、菅原一家のファミリーアルバムを紐解くような素敵な記事になっている。
よろしければ、書店にてどうぞ。
菅原さんの「パパ」ぶりが垣間見ることができます。

妻に言わせれば、娘を甘やかしすぎ、だそうです(笑)






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ILLUMINATION! 23:39

この間は凄かった。
あんな経験は初めてだった。
その瞬間、レコードを聴いているという意識は無くなって、そこにあるはずのスピーカーも無くなってしまった。
目の前の空間で「ジャズ」がなっていた。
いや、なっていたのではなく、そこで人間が演奏している感覚があった。

人がそこでドラムを叩いている存在感。
エルヴィン・ジョーンズがそこで、目の前でドラムを叩いているという感覚。
ひっぱたかれたシンバルがウワンワンと揺れて、タムがゴトゴトゴトと地響きのようになっている。
レコードもオーディオもそこにはなかった。

一年に一度、年末に私はそのお宅を訪れる。
そのお宅の主は、父の友人であり、私のジャズとオーディオの先輩である。
バックロードに収まったジムランのユニットを、マッキントッシュでドライブしている。
大晦日の午後を大音量のジャズとともに過ごすのだ。

あの日聴いたのは、インパルスの「Elvin Jones/ILLUMINATION!」だった。
それ以来、そのレコードを探している。
あんな風に聴こえるはずのないことは分かっているが…。

そのお宅でも、エルヴィン・ジョーンズが現れたのはあのときだけだという。


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